ミラー型ドラレコの入れ替え(AKKEYO→WOLFBOX)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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ミラー型ドラレコを3年前のAKEEYOのX2GRから、WOLFBOX G900に入れ替えました。
上が以前からのAKEEYOのX2GR
下が今回のWOLFBOXのG900
長方形から台形になりました。
左右が28.75cm→30cmに、
上下幅が7cm→7.5cmと少し大きくなってます。
これまでのX2GRは、何機種か試した後に納得して長く使ってたもので、過不足無くバランスの取れたいい製品でした。
ただ、購入時から反射防止フィルムが貼ってあり、映り込みは無いものの、映像に鮮明感が不足し、斜めから見たり、斜めから光りが差し込むと、見え辛くなるのが気になり出してました。
WOLFBOXのG900はフロントが4Kで、リアが2.5Kの高画質で、特に以下の動画で見て、その美しい撮影映像に魅せらました。
https://youtu.be/4oY7EuC4tFI?si=Bqsfjgy7rCqsPsTM
この動画で指摘された「リアカメラを鏡像設定にすると、録画映像も鏡像になる」というのは改善されており、録画映像は正像です。
このG900については「関連パーツレビュー」にも書いてます。
今回の整備手帳では、こうしたミラー型ドラレコの「入れ替え」に少しでも参考になればと思います。
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WOLFBOXのG900を選んだもう一つの理由が、これまで使ってきたAKEEYOのX2GRの車内配線をそのまま使って、最小限の手間で入れ替えが可能ではないかと思ったからです。
今後は本体への接続ケーブルがType-Cの1本化が進むかもしれません。そうなったら、これまでの配線をそのままに「入れ替え」は出来なくなるはずとの焦りもありました。
画像のとおり、配線は電源を除いて、同じだと思われます。リアカメラ側も一般的な4ピンです。
「コネクタの穴の形状、サイズが同じだから」と言っても、メーカーが違えば、リアカメラもGPSも違うのでは?
でも、中国製は共通パーツを多く使って、コストを下げてます。
とりあえず卓上で、シガーソケットからの電源を使い、WOLFBOXのG900に、AKEEYOのX3GRの車内用リアカメラと、2.5mmの4極ミニプラグ→ミニUSBのカメラケーブルで接続してみました。
X3GRのリアカメラは暗視性能が非常に高いのですが、その分、防眩性が悪く、後続車のヘッドライトが広がる傾向にあります。それで使ってなかったのですが、最悪、そのカメラが壊れてもいいという覚悟で接続しました。
本体側が同じ4極のミニプラグでも、もし配線の割り当てが違っていたら、映像出力端子に、駆動電流を送り込むような事になれば、カメラが感電死する危険性もあるからです。
結果は、綺麗に映りました。
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念の為、それぞれのリアカメラの駆動電圧も測定してみると、
画像の左側の
WOLFBOXのG900が5.65V
画像の右側の
AKEEYOのX2GRが4.97でした。
本体の駆動は5Vなので、WOLFBOXはなぜか少し高めです。
これで、リアカメラケーブルは既存の配線済みのものが、そのまま使えると思いました。
ところが、これが後に問題となり、チラチラとした横縞ノイズに悩まされる事になります。
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次にGPSアンテナですが、
これまで使ってきたAKEEYOのX2GRのダッシュボード上のアンテナと、車内に配線済みのケーブルを、そのままWOLFBOX G900に接続したのが画像の上側です。
次に、WOLFBOXのGPSアンテナをダッシュボード上に置いて、G900に接続してみたのが、画像の下側です。
GPSの受信状態を表示させると、感度の違いはありますが、個体差と言える程度のもので、アンテナ性能に優劣は無いと思います。
いずれも、カーポート内での測定です。
以上のことから、GPSアンテナも、車内に設置済みのものがそのまま使えると思いました。
今回のようなダッシュボードに設置する大きめのGPSアンテナよりも、本体に内蔵された製品のほうがいいと思えるかもしれません。
しかし、そんなGPSアンテナを分解した事もありますが、下側に鉄板が敷かれていて、それがアースプレートになってるようで、大きめのアンテナはそれなりに受信感度の安定に効果があるのです。
https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/068/698/902/aa2981fb8e.jpg
実際、専用ビュアーであるWolfBoxPlayerでgoogleマップと同時表示させると、カーナビかと思えるほど走行ルートの軌跡が正確で驚かされます。
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問題は電源です。
これまでのAKEEYOのX2GRはミニUSBです。
新しいWOLFBOXのG900はUSB Type-Cです。
最近のミラー型ドラレコはみな、このType-Cになってます。
挿入する向きを問わないとか、大きな電力を送れるとか。
でも、ミラー型ドラレコではどちらでもいいのです。頻繁に抜き差しするわけでもないし。むしろ、変更された事が大変迷惑です。
当初はミニUSB→Type-Cの変換ケーブルを使うつもりでいました。レビューでも「使えた」という記述が多いのです。
でもダメでした。AKEEYOの駐車監視電源からのミニUSBに、この変換ケーブルを介してWOLFBOXのG900につなぐと、電源が入りっぱなしで、車のACCをOFFにしてもG900はOFFにならないのです。
おそらく使えたというレビューは、シガーソケットからの電源の場合でしょう。
この変換ケーブルを切断して調べると、ミニUSBは5ピンなのに芯線は4本しかなくて、常時電源の5Vは来てますが、ACCのON/OFFに対応する配線が来て無いのです。
シガーソケットからの電源ケーブルと、常時電源線を取る駐車監視用の電源ケーブルの違いは何なのか?
USB端子側では、駆動用の5V出力のピンは同じなのです。それにACCのON/OFF線が別のピンに出力されるのが駐車監視電源ケーブルなのです。
常時電源線が追加されるのでは無いのです。
実際、駐車監視用の電源として、ハッチバック内にサブバッテリーを積んでいて、黄色の常時電源線でつないでるのですが、
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/7158398/note.aspx
ドラレコは駐車監視録画だけで無く、走行中もACC線では無くて、常時電源線から駆動電流を得ており、サブバッテリーが消耗して行きます。
それで、走行中はサブバッテリーも充電されるようにアイソレーターが必要になったのです。(関連パーツレビューを参照)
駐車監視電源からのACC線は、ON/OFFの為の「スイッチ」でしかないのです。
事実、駐車監視電源にドラレコをつなぐと、即、起動します。
車のACCをONにして、次にOFFにすると、やっとドラレコもOFFになります。
間にケーブルが無い、ミニUSB→Type-Cの変換プラグも試しましたが、結果は同じでした。
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ミニUSBの延長ケーブルでも確認しました。片側がメスで、他方がオス端子のケーブルです。
これを切断してみると、さすがに5ピンに対応した5芯線でした。
これをAKEEYOの駐車監視電源からのミニUSBと繋いでみると、画像のとおり、常時電源とACCとGND(-)の3つが来てました。
なぜか、常時電源とACCで電圧が違ってました。
さらに、Type-Cの充電用のケーブルでは無くて、データ転送に使う全線がつながったType-Cの延長ケーブルを切断し、それをWOLFBOX G900に付属の駐車監視電源のType-C端子と接続して測定しました。
https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/066/857/103/e43bee2929.jpg
↑充電専用のケーブルで無くても、メインの電力供給のピンと芯線は決まっていて、その被覆が赤で、芯線も太いものになってます。やはりACC線はON/OFFのスイッチでしかないのです。
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ミニUSB→Type-Cの変換ケーブルを自作する事も考えました。
前のミニUSBの延長ケーブルのメスコネクタ側を使い、これにWOLFBOXに付属の駐車監視電源ケーブルのType-Cのオスコネクタ側を接続する事を考えました。
Type-Cコネクタに直接配線するのは困難でも、途中の必要な配線は3本だけなので、なんとかハンダ付け出来るのではないかと。
試しに、先に切断したミニUSB→Type-Cの変換ケーブルでハンダ付けしてみました。その上から熱収縮チューブを被せるわけです。
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でも、この画像の上側のWOLFBOXの駐車監視電源のType-Cケーブルと、
下側のミニUSBの延長ケーブルでは、そこに表記されてる芯線の太さが違ってました。
WOLFBOXのは20AWG(0.5sq)なのに、
ミニUSBは28AWG(0.08sq)なのです。
電源線が0.5sqなのに、途中で0.08sqを挟むのはどうかと。
それで、仕方なく、WOLFBOXの駐車監視電源ケーブルを新たに引く事にしました。
が、後にわかった事ですが、このWOLFBOXの駐車監視電源ケーブルの途中にある箱型の装置は、降圧と一定電圧以下になると遮断する機能がありますが、その前後でケーブルの太さが違い、USB Type-C側が細くて、そこに20AWGと表記されたのですが、反対側のより太いケーブルには何も表記されておらず、その先に車のヒューズと差し替える為のヒューズが付けられています。
愛車は後述のドラレコ専用のヒューズボックスに接続するので、駐車監視電源ケーブルの先のヒューズは切り落として丸端子を取り付けます。その黄色の常時電源線、赤のACC線、黒のGND線の3本とも、芯線はとても0.5sqはあると思えません。つまり、大元の電源線が0.2sq位しかない細いものです。
これはどのメーカーの駐車監視電源ケーブルでも同じでした。大元の車両につなぐ側の芯線がすごく細いのです。
これだったら、途中にミニUSBの延長ケーブルを挟んで変換してもよかったかもしれません。
あと、消費電力の問題があります。
WOLFBOX G900に付属のシガーソケット電源には3A、駐車監視電源にも3Aと表記されてます。
AKEEYOの駐車監視電源は2.5Aなんですね。
市販のType-Cの駐車監視電源もたいてい2.5Aです。多少は余裕を持って作られてるとは思うのですが。
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なぜ、こうまでして、既存の配線を利用しようとするのか。
その理由の一つは愛車のピラーカバーが偏屈で、脱着が厄介だからです。
Aピラーのカバーだけを外せる車が羨ましくなります。愛車のは前席のドアの上まで一体で、Bピラーまで届いて、その後ろの内張りの下に入り込んでるのです。
本来ならば、後部座席の窓の周囲の内張りまで先に外さなければなりません。
このピラーカバーの全長がなんと135cmもあって、刀どころか、ナギナタかいなと思える長さなのです。これを脱着するのは、本当に嫌な作業なんです。
実際には、後部座席の窓周囲のパネルまでは外さず、ピラーカバーの先が細くなってるので、これを何とか、たわませて抜きます。
そして、この長いのがダッシュボードの側面に突き刺さってるのを抜きます。
何とか外せても、今度、取り付けるのも厄介で、金具のクリップがなかなか入らないし、ピラーに通したケーブルを、そのクリップで痛めてしまう危険性もあります。
それで、取り付ける時は、先に金属クリップを車体側に付けておいて、そこにピラーカバーを押し込むようにします。
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さらに、私のこだわりで、ほとんど見る事も無い地デジのアンテナへの影響を避けようと、フロントガラス周囲の配線全てに「銅箔テープ」を貼り付けてしました。(アルミテープでもいいとは思いますが)
この画像は2019年の丸一年間、ほとんど愛車をカーポートから出さず、全ての内張りと座席を取り外して、いろんなものを取り付けていた時に撮影しました。
もう、二度と同じ事はしたく無かったのですが。
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元のAKEEYOの駐車監視電源からのミニUSBは、端子にクッションテープを巻いてから、このルームランプ際に置いておきます。
いずれ何かで使うかもしれません。
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ようやく、ここでリアカメラを取り付けるわけですが、なんと映りません!
ここまでWOLFBOXの本体に、3年前に車内に配線済みAKEEYOのカメラケーブル(2.5mmの4極ピンプラグ→4ピン)を接続して、AKEEYOのX2GRのリアカメラで映っていたのです。
それがWOLFBOX本来のリアカメラに付け変えると映らなくなったのです。
カメラが壊れたか? WOLFBOXのカメラケーブルで直接接続すると映りました。
調べると、WOLFBOXのカメラケーブルのピンアサインは画像のとおりです。
ところが、車内に配線済みのAKEEYOのカメラケーブルは②映像と③12Vがカメラ側で入れ替わっていたのです。
年代によるのか、メーカーによるのか、最近の4ピンのカメラケーブルはみな、この画像のピンアサインになってるようです。
外したX2GRを売却するのにamazonで4銘柄のカメラケーブルを購入してみましたが、いずれも画像のピンアサインで、AKEEYOでは使えません。
③の12Vとは、カメラ側のコネクタの脇から出てる赤線をバックランプなどに接続した場合、そこから12Vが流れて、バックギアに入れた事を検出するための線です。
エンジンをかけずにACC ONだけでテストしましたが、もしバックギアに入れて、12Vの電流が映像出力端子に流れていたら、リアカメラを壊していたかもしれません。
試しにリアカメラを接続してみて、映らなかったら、そしてカメラからの映像信号をバック信号と誤認識してガイド線が表示されたりしたら、すぐに取り外すべきです。
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これで、車内のカメラケーブルを引き直すか、配線を付け替えるしか無くなったわけですが、
これまでのAKEEYOのX2GRでは、リアカメラを車内と車外の2つ付けて、リレーとリモコンで切り替えて使用してました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/253927/car/906723/6271426/note.aspx
WOLFBOXに入れ替えても、同様に2つのリアカメラを切り替え使用するつもりです。
それで、WOLFBOX本来のリアカメラは車外用にします。
画像のように、カメラケーブルを切断して、中の芯線をギボシでつないでいたのです。芯線が0.2sq位に細いので、ギボシにハンダ付けしてます。
左上のほうにある2つの切り替えリレーへ行く配線のうち、赤の5Vはそのままにして、
白と黄色を付け替えます。ギボシを外して接続し直すだけです。
AKEEYOは白が映像だったのが、
WOLFBOXは黄色が映像になります。
なお、このバラした配線は既存のAKEEYOのカメラケーブルでは無くて、それに接続したVORCOOLの4ピン延長ケーブルです。
https://amzn.asia/d/fm6iULO
本来のカメラケーブルは、ちょうどバックランプの当たりで止めてます。そこで、コネクタの脇から出てる赤線をバックランプのプラスに接続してあるのです。
そこからは、4ピンの2.5m延長ケーブルです。VORCOOLのはオスコネクタが細いのです。この細いコネクタをハッチバック側から通して行きます。
難所の蛇腹チューブを通すのに、本体と接続する付属のカメラケーブルの両端は、L字のピンコネクタと太い4ピンメスコネクタなので、どちらも通しにくいのです。
それで、VORCOOLの細いオスコネクタから通すのです。配線イメージは以下です。
https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/065/801/778/f57cbc1002.jpg
ただ、VORCOOLの4ピン延長ケーブルは6回注文したのですが、最後に届いたのはこれまでとは別物の太いオスコネクタでした。
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カメラの切り替えには5極リレーのエーモン3234を使ってます。
以前にも掲載しましたが、この製品の解説図をアレンジして、カメラの切り替えを説明すると画像のとおりです。
これを映像用と5V用の2つ使います。
ワイヤレスリモコン
https://store.shopping.yahoo.co.jp/partstec/28-141.html?sc_i=shp_pc_search_itemlist_shsrg_img
でカメラを切り替えると、
AKEEYOのX2GRではピピと警告音が鳴り「リアカメラが接続されてません」と出てフロントカメラに切り替わり、1秒ほどで認識し直したリアカメラの映像に戻ります。
WOLFBOXのG900では警告音も表示も無くて、一瞬画面が乱れますが、フロントカメラ映像に切り替わり、リアカメラを認識すると、フロントとリアの分割表示になってしまいます。
それで、画面を横にフリックして、リアカメラ映像に変えなければなりません。
しかし、AKEEYOの場合は、リアカメラを切り替えると、表示の上下位置が変わってしまい(リセットされて)、フリックして調整し直す必要がありましたが、
WOLFBOXでは変わりません。ただ、車内カメラ→車外カメラ→車内カメラに戻しても、調整不要なのです。が、車内と車外ではカメラの高さも違うので、調節が必要になる事もあります。カメラの向きを調節しておけば、ほとんど修正は不要です。
ともかく、WOLFBOXではリアカメラが変わった事を認識していない、AKEEYOはリアカメラが取り外されたと認識してるという事です。
ただ、WOLFBOXでは、リアカメラを切り替えると、1秒ほどのフロントだけの映像ファイルが出来てしまいます。一旦、録画を停止して、設定メニューに入ってる間に切り替えても、余分な1秒ファイルが出来てしまいます。
専用ビュアーのWolfBoxPlayerで前後カメラの同時表示をすると、リア映像が早く進んで、1分ファイルでリアが10~20秒も先に終了してしまうのです。
これはリアカメラを切り替えることが原因かとショックを受けましたが、
WOLFBOX側のメニューで録画コーディックをH.264にすると、前後カメラのズレは無く、同期するので一安心でした。
でも、H.265がデフォルトなんですね。これはもうてっきりバグかと思い、販売元やWOLFBOXに何度も問い合わせたりしてたのですが、どうもH.265映像の再生には多くのCPUパワーが必要なようで、私のちょっと古いWindow10のPCではCPUが100%に張り付いていて、それが原因かもしれません。
私のPCはCore i7-3770 3.40GHz 32.0 GBメモリーなので決して性能的には劣るとは思ってなかったので、これもショックです。
こうまでして、リアカメラの車外と車内を切り替えるのは、天候や時間帯によって、どうしょうもない一長一短あるからです。
私としては、いずれか一方だけのリアカメラはあり得なくて、なんとしても両方を切り替えて使いたいのです。3年程、この使い方をして来たので、もう戻れません。
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WOLFBOXのリアカメラの取り付けは画像のようになります。
ナンバープレートを避けて、左寄りです。
このため、結構「内向き」にしてます。
今は、少しでもナンバープレートにかかると車検に通りません。オートバックスなんかの役人面した検査官がやたらうるさいのです。
陸運局へユーザー車検で持ち込んで、車検に通ってる動画もありますから、まさに検査官次第です。
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今回のWOLFBOXの車外のリアカメラが左のほうに寄っていても、少し「内向き」に取り付ける事で、リア映像も違和感がありません。
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そして、車内カメラとして、切り替えて使うのが、画像の右側のAKEEYOの360°ミラー型ドラレコのAKY-V360Sのリアカメラです。
左側のはリア用の360°ドラレコのユピテルQ-02です。
V360Sのリアカメラは暗視性能と防眩性のバランスがとてもいいカメラなのです。
もう3年前ですが、以下の動画の18分以降を見て、
https://youtu.be/48qM3_uor7o?si=KFrYcv80BtS_aiWS&t=1079
すぐに、amazonで1950円でリアカメラ単品を買ったのです。その後、4千円台に値上がりし、今は以下のAKEEYOの公式サイトでしか買えません。
カメラケーブルとセットで5,888円です。
https://www.akeeyo.co.jp/products/back-camera
→コレを予備にと取り寄せてみたのですが
(2023.06.24着)外見は同じでも、カメラは違ってました。これまで使ってた画像のリアカメラには「AKY-V360S」と側面にあるのに、取り寄せたものは「AKEEYO」だけ。
https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/065/649/355/680d9cc582.jpg
一緒に送られて来たケーブル(カメラ側がミニUSB)にも互換がありません。4ピンケーブルと同様に仕様が変更されたようです。
本体側のL字の4極ミニプラグは共通ですが、カメラ側でピンアサインが変わってるのです。
取り寄せたカメラとケーブルのセットなら映るのですが、カメラだけ付け替えても映りません。これでは予備のカメラにはならないのです。
そして、何より防眩性が悪いというか、LED懐中電灯を向けると、取り寄せたカメラは光りの筋が多く伸びて広がります。
https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/065/649/358/c6f3658277.jpg
このカメラは取り寄せる価値がありませんでした。昔のカメラのほうが良かったんですね。
画像の側面にAKY-V360Sと表記されたカメラはWOLFBOXのG900でも、しっかり綺麗に映ります。
当初はWOLFBOXの2.5Kのリアカメラをもう一台購入して、車内に付ける事も考えてました。しかし、その必要性は全く感じません。
WOLFBOXのリアカメラは輪郭と青が強調されて、不自然な感じがします。私にはV360Sのリアカメラの方が綺麗に思えます。
これまでのAKEEYOのX2GRに接続したV360Sのリアカメラは1920×1080でmicroSDカードに記録されてましたが、
WOLFBOXのG900にV360Sのリアカメラを接続すると、同じカメラなのに
2560×1440の2.5Kで記録されます。
元のカメラは200万画素のはずなので、画質的には変わらず、画像ファイルが大きくなっただけなのです。
リアカメラは0.2sqほどの極細の線1本で、映像をアナログ信号で送ってます。高画質のAHDのPAL方式です。(日本や米国がNTSCで、中国やヨーロッパがPAL)
現在のリアカメラはみなAHD2.0の規格で、1920×1080なのです。カメラのデジタル映像をアナログに変換して、細い線1本で遠くまで送ることが可能なのです。
そのアナログ映像を本体側でまたデジタルに戻して処理するので、その変換過程で画質は劣化します。色のにじみが出て、輪郭が不鮮明になります。
フロントカメラが分離式のも、リアカメラと同じAHD2.0なのでフルHD画質になります。
ですから、4Kの高画質が可能なのは、カメラが一体型で、デジタルのまま内部配線されたものに限るのです。
VANBARのDC209がフロントカメラ別体で4Kを謳ってますが、Youtubeの映像で見てもリアカメラと同じ画質で、4Kはウソです。記録ファイルだけ4Kサイズなのかもしれません。
前後とも同じフルHDなら「こんなものか」と気にならないのですが、一旦、フロントの4K映像を見てしまうと、リアカメラのデジアナ変換されたフルHDの映像に耐えられなくなります。それほど差があります。
PCの大きな画面だけで無く、ミラー型のディスプレイに表示される映像でも、ハッキリと違いがわかります。
ミラー型で無いドラレコで、フロントカメラが分離式というのはあり得ないわけで、ミラー型だけの特殊事情です。
そのミラー型では無い4Kドラレコの
70mai A810の映像が高画質だとYotubeでよく取り上げられてますが、その前後カメラの映像の差がそのまま4Kミラー型ドラレコにも当てはまります。
AHD3.0の規格が4K対応らしいですが、現状のようなアナログ映像で配線を長くすると、高画質化するほどノイズの影響を受けやすくなるので、それなりの対策が必要になるでしょう。まだ製品化されてません。
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