阪神タイガースは、連敗街道暴走中ですね。
ヤダヤダ。
愚痴はここまでにして、本題に入ります。
夏休みにツインリンクもてぎに出かけたことは、以前紹介しました。
で、ホテルの部屋には、この本が置いてあり、夜はヒマだったこともあり一気読み。
面白かったので、ホテルの売店で購入しました。
本田宗一郎は東京の自動車修理工場「アート商会」に丁稚奉公に出たのは有名な話ですね。
で、この本には彼がアート商会を代表して、盛岡の消防車の修理に一人で出かけたエピソードが記載されています。
無事修理が終わり、宴会が催されている時、彼はこんな台詞を言っています。
話は変わりますが、今から30年近く前、B12サニーに乗っていた時、私は初めてオイル+フィルター交換を行いました。
作業に入る前に、数冊の本や雑誌を読み、サニーのボンネットを開けて、ドレンプラグやフィルターの位置を確認。
そして、工具の確認や、作業手順のイメージトレーニングを十分に行いました。
我が家に1台、しかも(名義は)親父のクルマでしたので、「失敗したら、偉いことだな」と思ったことを今でもよく覚えております。
作業に取り掛かると、フィルター外しに少々手こずっただけで、交換作業は終了しました。
その後、エンジンを掛け、オイル漏れが無いか、油圧警告灯は消えたか・・も確認。
問題が無かったので、調子の良くなったB12サニーの試運転をしていると「おれの手がやったんだ」という嬉しさが、フツフツとこみ上げてきました。
作業難易度の差はありますが、この嬉しさは、本田宗一郎のそれと同じだ、と私は思っています。
今ではオイル交換なんて、鼻歌混じりで行えますが、当時は本当に緊張したものです。
「おれの手がやったんだ」という喜びが、ブレーキパッド交換、LLC交換、冷却系装置交換等の難易度が少々高い作業を、手掛ける原動力にもなりました。
話は変わりますが、ホンダがマン島TTレースで優勝した時、エンジンを設計した久米是志氏(3代目本田技研工業社長)に、本田宗一郎はこんな言葉を掛けています。
「この喜び、忘れちゃいかんぞ」
この言葉はNHKのプロジェクトXでも紹介されていました。
自分が難しい事に取組み、失敗を繰り返しながら成功させた時は、この言葉を自分に言い聞かせています。
また、子供達が失敗を繰り返して、最後に「完成」させた時も、この言葉を掛けています。
「おれの手がやったんだ」
「この喜び、忘れちゃいかんぞ」
私は一生、大切にしたい「言葉」です。
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Posted at
2016/09/02 23:51:47