先日お邪魔したいすゞプラザには、ディーゼルエンジンの展示もあります。
というか、ガソリンエンジンの展示がありません。
アッシもディーゼルエンジンはあまり詳しくないんですが「ここはガソリンとちがうな」と思う部分を紹介します。
まずはカムチェーン。

自動車のガソリンエンジンだと1番シリンダー側(クランクプーリー側)にあります
空冷4気筒のバイクのエンジンでは、空冷フィンを見せる為2番、3番シリンダーの間にもあります。
が、このエンジンでは4番シリンダーの後ろ(フライホイール側)にあります。
ここにチェーンを持ってきた理由が知りたいですね。
カムスプロケット。

DOHCエンジンなんですが、カムスプロケットが1個しかありません。
スプロケットが無いカムシャフトは、懐かしいトヨタの「ハイメカツインカム」と同じように、ギア駆動になっています。
バルブ挟み角を小さくする為(=燃焼室を小さくする)、片方はギア駆動になっていると思いますが、合ってますかね。いすゞさん。
コモンレールとEGR回り。

赤い〇で囲んであるのがコモンレール( Common Rail)。
アッシが自動車工学って雑誌を読みふけっていた25年程前に市販化され、大騒ぎしてました。
簡単に言えば「燃料蓄圧装置」。
この中では、1500~2000気圧で燃料が一時貯められます。
燃料にかかる圧力を一定にしておけば、あとは噴射時間を調整することで、シリンダー内に吹付ける燃料の量を調整=エンジン回転数が調整できる仕組みになっています。
噴射装置は電磁式やピエゾ素子が使われ、コンピュータにより精密な燃料噴射が出来るようになっています。
これ以前のディーゼルは・・・言わずもがなでしょう。
ガソリンエンジンのようなO2フィードバック制御も何もなく、機械的にパーパー燃料を噴射していたので、黒煤とNOxが出放題でした。
黄色の〇で囲んであるのが多分EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置。
中にラジエターフィンみたいなのがあるので、これは冷却装置かな?
EGRについて説明すると、夜が明けちまいますので、ここでは省略。
興味のある方は自分で調べてみてください。
あ、ピストントップがどういう形状しているか、見るの忘れた・・・
今度暇なときに、じっくり観察してこよう。
Posted at 2018/07/20 21:24:24 | |
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