
朝9時半ごろ家を出るとフロントガラスに小さな雨粒が…
空港のミーティングは雨に降られることが少ないのですが
日曜日の空模様は「ご機嫌斜め」といった感じでした
そんな怪しい空模様でしたが多くの旧車が集まりました
このクルマは同じ会社のMさんのR31型スカイラインで限定800台のGTS-R
同じ会社だが話をしたのは今回が初めて。同世代ということで話も弾みました
1987年8月、R31型のマイナーチェンジと同時に発売されたGTS-R
グループAのホモロゲーションモデルとして800台が限定発売された
固定化されたオートスポイラーや標準装備のBBSホイールが特徴的だった
このスポイラーは地上高が低く結構ヒットして角が欠けたりするんですよね
写真ではわからないがボディカラーは、GTS-R専用のブルーブラック
リアスポイラーもGTS-R専用のオリジナルのタイプが装着されている
GTS-Rのエンジンはチューニングされ210ps/25.0kgmまで強化されたRB20DET-R
この数値は今のスポーツカーと比較すれば大したことのない数値に見えるだろう
当時私は友人の後期型RB20DETのR31をよく運転したが強烈なパワーを覚えている
専用チューンされたGTS-Rは数値からは想像できないパワーを発揮すると思われる
左下に見える「RB20DTE-R」の「R」はGTS-Rの証し
GTS-Rはチューニングの影響で低速が犠牲になり扱いにくいエンジンのようだが
回転を上げて過給圧をかければ一気に炸裂するターボパワーはとても刺激的であり
80年代のターボ車を象徴する「ドッカン・ターボ」がピッタリ当てはまるクルマだ
金色のカバーの下に収まる専用ステンレス製の等長エキゾーストマニフォールド
GTS-R専用のストラットタワーバーは見た目にも剛性感の高そうな雰囲気だ
外観同様エンジンルームもオリジナルがきれいに維持された見事なクルマです
オーナーのMさんはこのクルマを5年前に購入したということでしたが
気に入った理由の1つとしてインテリアの綺麗な状態を挙げている
オリジナルのモノフォルムバケットシ-トも汚れ一つないきれいな状態
特徴的な絶壁型インパネも色褪せた部分が無く本当にきれいな状態でした
この角ばったデザインはR31まで。R32以降はラウンドした形状に変化する
センターコンソールに納まるカセットデッキの「Nakamichi」のロゴが懐かしい
ちなみに私は、並んだ緑色のボタンが特徴的な「アルパイン」派でした
カセットデッキの右側にはアンテナを上下させるスイッチも懐かしいですね
オリジナルのイタルボランテはモモに変更されていたがスポーティでいい感じだ
インパネの奥のスピードメータの距離を見ると走行距離は何と3万キロ!
「えっ!これだけしか走っていないの?」と聞くと
「前のオーナーがメータを交換した時にリセットされた」ということでした
マフラーはオリジナルではなく「柿本・改」の「Kakimoto・R」を装着
見た目もカッコよく、排気音も重低音のいい音をしていました
現存する800台限定のGTS-Rは、既に400台以下になっていると言われている
その中でも、ここまでオリジナルを維持したきれいな個体は少ないだろう
R31談議に花を咲かせた後、Mさんとトヨタ2000GTを見たけど
R31のインパクトが強くて2000GTを見ても心ときめくものがなかったですね
Mさんは先に帰るということでしたので帰り際、走っている姿をパチリ!
この流し撮りした写真をMさんに渡すととても喜んでくれました
私にとってR31は21歳~24歳の時に販売されていたスカイライン
友人2人が前期・後期のR31に乗っていたのでR31を見ると青春の思い出も蘇る
さて、Mさんが帰った後、常に人だかりが出来ているクルマがありました
車高を目一杯落としたこのクルマは、観音開きで有名な初代クラウンです
最低地上高は何ミリ…? この状態で走れるのかな? 凄いクルマだ
ボンネットが開けられていたのでエンジンルームを見てみると
ピカピカのでっかいV型エンジンが納まっていました
後ろ姿を見れば、クラウンというより50年代の小さなアメ車という雰囲気
R31とは違う強烈なインパクトのある初代クラウンでした
Posted at 2019/01/23 21:24:57 | |
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