黒瀧山 幕岩東稜(*'▽')

夜明け前に出発し、幕岩末端付近に駐車場を探すと～
少し上に黒瀧山九十九谷登山口の駐車場が有りました。

九十九谷は黒瀧山の反対側なのに・・
この表記は酷い( ﾟДﾟ)

幕岩東稜下部末端は、植林帯ですがかなり急斜面・・
やはり、昨日Google航空写真で確認した林道から尾根に上がるのが良さそうです。

駐車場を出発8時40分。
林道入口は、黒瀧山1.5kmの看板の有るバス停です。
林道が尾根の手前でヘアピンカーブとなる所から、尾根に向けて登り始めました。
尾根までほんの少しの標高差です。

植林の中に、段々畑の痕跡と思われる石垣があります。
落ち葉に覆われていますが、昔は道が有ったと思われる痕跡が有り、簡単に尾根に乗れました。
但し、目印や最近登った痕跡は皆無です。

尾根上は・・
密藪では無かった～!(^^)!

尾根は歩き易いです(*'▽')
左右に巻き気味に下っていく踏み跡が有りますが、鹿道だと思われます。

ちょっとした岩場が出てくると、巻き気味に下っていく踏み跡がありますが、これも鹿道でしょう。
稜線を外さず登っていきます。


この岩場も左右に巻く鹿の踏み跡が有りましたが、直上しました。

登って上から(*'▽')
高さは10m位かな・・


岩場を登ると、最初のピークが見えます。


藪は付いていますが、ナイフリッジです。
岩場を巻かなくて良かったです。


航空写真で予想した通り、岩稜です。


最初のピークの登りは緩やかでした。


ピークは明るく開け、幕岩が見えます。尖がって立派に見えるのは、ここからだけかも・・・

幕岩南壁末端は、ここから見る限り北側に回り込めそうです。

鹿岳が良く見えます。


最初のピークから暫く行くと、ちょっとした岩場の下りが有りますが、ギャップという程の物は無く、容易に下れます。


次のピークの手前の岩場です。
登るとナイフリッジで左右切れており、側壁から登り返すのは大変です( ﾟДﾟ)
巻かなくで良かったです。


明るくて展望も有り、楽しい岩稜が続きます。


幕岩東稜下部と上部との鞍部への下りも容易でした。

鞍部までは、目印は一切なく、踏み跡は有る物の明らかに獣道だと思われ、人跡は薄かったです。

鞍部から南に踏み跡が有りました。
ここからの尾根も、今までより顕著に踏み跡・・
鹿道、獣道かもしれません。
尾根を詰めていくと、幕岩から南の谷に落ちていく尾根との接続点に到着です。
登ってきた尾根の方が急で、南の谷に落ちていく支尾根の方に顕著な踏み跡が有りました。
下ってきて間違えないようにケルンを積んで、枝でとうせんぼ(*'▽')

余計なお世話かな～

穏やかな尾根を登っていくと、幕岩末端が見えて来ました。


南壁側に巻き込む踏み跡が有りましたが、当然南壁側に容易に登れそうなルートは見いだせません。
こちら側を登るなら、支点工作しながらのクライミングになっちゃいます。

北側は・・・
あれれ～
南壁から東稜を乗越し・・
北に落ちる支稜まで岩壁が繋がっています～


北に落ちる支稜側壁は下に行く程、高くなっていきます。


トラバース気味に支稜に上がるか、直上するか・・
取り付いてみて、結局、直上する事にしました。

ザイル出していないので、アバウトですが高さは15m～20mだと思います。
結構、傾斜が有り大まかなホールドに掴まるのですが、西上州の脆岩なのでスッポ抜けないか・・
ドキドキ物でしたが、意外とシッカリしていました(*'▽')
グラグラ動いたのは一か所だけ( ﾟДﾟ)
ブッシュはポキポキと折れたので、あてになりません。

東稜下部のピークから見た幕岩末端の写真にトレースしてみました。


幕岩東稜末端壁を登りきると、踏み跡があります。
何となく北側に下っている踏み跡がある様に見えましたが、獣道/鹿道かもしれません。

2月3日に登り付いた幕岩ピークまではブッシュの多い岩稜で問題有りません。


登り付いた松の木の場所より観音岩よりにトラバースするルートを今一度確認したところ、やはり下のバンドから歩いて登れそうでした。


黒瀧寺が見下ろせます。


観音岩到着は11時でした。

登山道の有る観音岩まで、目印は一つも有りませんでした。
鞍部までの下部は、特に人跡薄かったです。
鞍部から幕岩南壁の基部まで、踏み跡らしき物はあります。
ポイントとなる岩場は登った形跡、見当たりませんでした。

↓探検の詳細です(*'▽')


下山に続く・・(*'▽')