西上州と言われる山域には、
小さな岩山が沢山あります。
群馬県の西、下仁田の奥の南牧村や、神流川の流域の山々です。
南牧村では、ハイキングの案内を
「なんもくトレッキングガイド」として制作し、南牧道の駅などで配布しています。
なかなか良く出来た案内図で、位置関係が把握出来る全体図と、詳細な地図入りハイキングコースガイドとなっています。
南牧村のHPからダウンロードする事も出来ます。
先週、このトレッキングガイドで、ママを連れていける簡単なハイキングコースをいろいろ探していました。(
結局、群馬方面の天気が不安定で、栃木の石裂山に行ったのですが・・)
ガイドの中で
三ッ岩岳の頁の地図にに・・
大津と書かれでいます。
大津山でも、大津岳でも無く、ただ大津・・???
大津ってなんじゃ( ゚Д゚)
本文にも何もなく、ハイキングコースでも有りません。
国土地理院の地図にも大津となっていましたが、道の記載は三岩岳も含めてありません。
他のハイキングガイドやハイキング地図には、三ッ岩岳へは道が記載されていますが、大津への道の記載は無い・・
という事で、天気が良いので行ってみました~(#^.^#)
早朝出発し、秩父、志賀坂峠、塩沢峠を経て南牧村大仁田ダム下の登山口へ~(#^.^#)
登山口には、
竜王の里宮があります。

朝食のカップ麺をいただき、
9時半ごろ出発です。
竜王の里宮の御神体は・・
烏天狗の顔にも見える
石( ゚Д゚)
落ち葉の斜面を登っていくと、岩に突き当たり左に巻きあがっていくと、
竜王大権現の社が見えてきました~(#^.^#)
竜王大権現の社です( ゚Д゚)
竜王大権現から左に巻きあがると気持ちの良い稜線に出ます。
稜線を辿ると、程なく
三ツ岩岳山頂到着です。
登山口から一時間かからずに登れます。
三ッ岩岳の標識の後方は、
一月に登った碧岩/大岩です。
沢登りシーズンが終わって10月から、
星穴新道、相場岳北稜、金洞山、御岳東稜と、立て続けに通った
妙義山も良く見えます。
ピーナッツを立てた様な特徴的な
鹿岳、後方は
榛名山です。
山頂から少し戻って立派な道標の有る分岐点から、大津に繋がる稜線を降りていきます。
程なく鞍部に到着し、道標は左が登山口となっています。
ここで、地図も確認せず
大ミステイク・・・

か細い踏み跡の有る正面のピークを目指し登りきると、
標高点石の有るピークに到着。

踏み跡に従い、真っすぐ下っていくと急降下~
大津のピークも左に見るようだし、クライムダウンの必要な岩場まで(+_+)
これは
支稜に迷い込んだか・・??
という事で、左にトラバースは・・・岩壁で不可能です。
仕方が無いので、標高点石の有るピークまで戻り~
ここで、しっかり地形図を確認すれば良いのに・・
左、大津のピークを真正面に見る岩稜を下り始めると、だんだん急になって~
しかし、大津のピークは真正面なので、
躊躇なくクライムダウンです。
「大津、結構やるジャッん!」と思いながら下っていくと、左側の落ち葉の緩斜面。
そちらに下降すると道が・・・

鞍部に到着すると、
立派な道標・・・( ゚Д゚)
ここで、地形図をしっかり確認すると・・・

道標 a の鞍部を道標 b の鞍部の勘違いして直進し、標高点のあるピークから西に直進、戻って正規の道は巻いて降りるはずの主稜岩尾根を強引に下ってしまった様です・・(+_+)
さて、ここからがハイキングガイドでは
道の記載が無いルート・・・
ですが、結構しっかりした踏み跡があります。
3~4つ位見えた大津最初のピークが間近になると、岩稜になっています。

左の岩壁の基部に
しっかりした踏み跡が有ったので、巻いてみましたが少し行くと
不明瞭に、そして頭上は藪岩壁でスッキリしていません。
稜線に戻り岩稜を登る事にしました。
岩稜を登ると藪岩稜になり踏み跡有り。
頂上直下5m位の岩登りになります。
登りついた
大津最初のピークには南牧村の道標がありました。

でも、どう見ても地形図上の1053mのピークではありませんね~( ゚Д゚)
ここからも、
三ッ岩岳と背後の妙義山が綺麗です。
南東には
烏帽子岩が(#^.^#)
ここから稜線は藪岩ナイフリッヂ・・という程のものではありませんが・・
索道のワイヤーが放置されています。
下りの急なところには、フィックスもあり迷うことはありません。
程なく次のピークは稜線の北西に少し外れた所です。
ここから
標識の有ったピークを振り返ると、結構立派なものです。
2053mのピークは藪の中。
北西のピークへは結構下るのでパスしました。
そのまま直進しすると穏やかな尾根になり、南側に植林帯のある鞍部に出ました。
ここから大仁田沢に下降するのですが、踏み跡は間伐用の物の様です。
一番顕著な踏み跡に従い東にトラバース気味に支尾根まで行きましたが、植林帯から出て藪っぽかったので、植林帯を倒木を避けて適当に下降しました。
大仁田沢に出ると左岸に顕著な道が有り、のんびり下山出来ました。
大仁田沢の渓相です。
落ち葉が日差しを受けて金色に輝き綺麗でした。
でも、道が分かり難い・・

下仁田ダム下登山口
到着 1時半、4時間程度の楽しいハイキングでした~(#^.^#)
関連情報↓ヤマレコ
Posted at 2016/11/30 20:31:27 | |
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