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2016年12月12日 イイね!

【2輪遍歴】2輪遍歴 第10弾 MV Agusta F4S ev03(MY2004)

【2輪遍歴】2輪遍歴 第10弾 MV Agusta F4S ev03(MY2004)2008年12月13日から
2014年7月5日までの5年半を
共に過ごしたマシンです。

初めてF4Sに接したのは
知人が乗るF4S ev03と一緒に
いつもの峠にお散歩に出たとき。

このマシンの発表から市販までの時期に
海外に住んでいたこともあり
マシンに関する予備知識が何もないままに
試乗をさせてもらったのですが、
低速トルクが細く、アクセルのドン付きが鬱陶しい
躾の悪いバイク… というのが偽らざる印象(爆)

ところが、
ある程度速度を上げていくと
路面を直に触っているかのような
接地感を与えてくれる
Fフォークの動きに甚く感動を覚えました。

この時の試乗が決定打となり、
「F4S欲しい病」に罹患した― という次第(苦笑)

当時はまだ
1000ccの新車が売られていましたが、
ボクが拘ったのはF4の原型でもある
セリエ・オロと同じ排気量の750cc、
赤銀カラー、星型ホイール、黄色いタコメーター、
触媒レスという仕様。

ただし、オロと同様にラジエターを1枚しか持たない
初期型のモデルでは熱的に苦しいという話を
聞いていたので、ラジエターは2枚を希望♪

で、
なるべく新しいモデルがいいな、、、
ってな条件で探したら、
ev03の前期型に落ち着いたという次第。

  2004年年央以降の生産モデルには
  マフラーに触媒が装着されるため
  後期型と呼ばれています。

探し出してから半年。
某量販店が1オーナーの上玉を見つけてくれました。

名古屋で売られた正規輸入車両で、
走行距離は2,691km。

左側のミラーに立ちゴケ痕があるものの、
その他は総じて問題なし。


リアタイヤのアマリングは指2.5本分(爆)。

前オーナーは購入後からの4年間、
街乗りしかしていなかったのではなかろうか― と
推測されます。

このev03は、購入して最初の2年間で
8,300km強を走ったものの、
オドメーターが11,000kmを越えて以降は
出番が劇的に減って、
最後の3年半での走行距離は僅かに1,100km弱。

結局、所有していた5年半での総走行距離は
9,500kmにも満たないものでした。



走行距離が伸びなかった理由は、
このマシンがボクに取って難しすぎたから…


ルックスだけでも
所有する喜びを与えてくれるマシンとは言え、
走らせる度に運転手に
反省を求めてくるようなマシンでは
関係が破綻するのも当たり前(爆)

足回りのセッティングに悩むたびに
標準セットに戻しはするものの、
標準仕様の設定荷重域が高すぎるのか
峠を走るには硬すぎてアウト。

思い余って、
以前乗せてもらった知人の
セッティングを真似してみても、
前後の減衰を大きく抜いた仕様では
動き過ぎて落ち着きがなく、
全く以ってダメダメ太郎。

他人のマシンを
ちょろっと試乗させて貰っただけで
自分との相性が分かる筈はない―
っつうことですな(苦笑)

どうにか落としどころを見つけても、
運転手がマシンに馴れて走行ペースが上がると、
それまでは気にならなかった挙動が出てくる等、
いつまで経っても終わらないイタチごっこ…

最後まで、全域で気持ちよく走れる
脚のセットを見つけることはできませんでした。

当初は、
タンブリーニ氏@F4の開発者が拘ったと言う
F65偏平のハンドリングをなんとかして
理解しようとしたけれど、
65偏平のFタイヤが淘汰されていく中で
これも敢え無く玉砕。

その後は
Fに70偏平のタイヤを履けるよう
フェンダーの取り付け方法を加工して
Rタイヤを55から60偏平にすると同時に
Rサスリンクロッドの調整で
数mm程度車高を上げて、
1000ccモデルと同じ前下げ・後上がりの
車勢となるようにもしてみたけれど、
ボクの腕ではこのマシンを
気持ちよく走らせることは叶わず・・・

ってか、
900Rや748で出来ていたことが
F4Sでは出来なくて
自信を喪失していたところ、
増車した2XTでは簡単に出来た― 
という現実に直面し、
自分が如何にF4Sに乗れていないかを
実感させられたらマジで萎えました。

本当の意味で気持ちよく走れたのは
後にも先にも夢で見た一瞬だけ。

  初めて走る高速道路で
  追越車線を走行中にふやわ弱で
  緩い右コーナーに飛び込んだトコロ、
  (前方がクリーンにも拘らず)
  走行車線を走るクルマが
  追越車線に進路変更をしてきたので、
  接触を避ける為に
  マシンを左の路肩まで振ってから
  再度追越車線に戻ると言う一連の作業を
  マシンがバンクした状態のまま
  アクセルワークと荷重移動だけで
  こなせた時―

  マシンをコントロール下に置いて
  運転手の意思を忠実にトレースさせることが
  できたという点で、
  非常に気持ちがよい夢でした。
 

あんな走りがいつでもできたら楽しいのに…

現実世界でふゆわ巡航なんてしたらダメだし、
サーキットに持ち込んだところで
高速コーナーばかりを走れる訳でもない、と。

ボクには
F4Sを手懐けることは無理だった―
と考えるしかなさそうです(苦笑)

お世話になっているショップの社長は
『そんなに難しく考える必要ないよ』と
言ってくれるけれど。。。

手放した後でも未練は尽きないけれど、
手許にあっても満足に走らせることが
できないのであれば、
F4Sを所有する意味がないもんね― と
悶々としながら、
思考は無限ループに墜ち込むパターン。

もっと上手に走らせることができたのなら
手放さなくても済んだのに… と
思わずにはいられませんです。
Posted at 2016/12/12 23:15:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2輪遍歴 | 日記

プロフィール

「【URBAN_G/S】初乗り http://cvw.jp/b/2594760/48477846/
何シテル?   06/09 19:31
心情的には『バイク乗り』。 所有マシンは R nineT URBAN G/S(MY2017)と クロスカブ110(MY2019)、 セロー250F....
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