
2008年式ポルシェ911(Type997)GT3 Club Sports。
我が家に取っては5台目のポルシェ、
4台目となる911シリーズにして、初めての『役付』。
ついに憧れの『GT3』を手に入れました~♪
このクルマに搭載されるEngは
水冷Engでありながら、
空冷Engと同じボア×ストロークに
空冷Engと同じクランクケースを使う
レーシングEngの系譜を色濃く継いでいます。
カタログによると、
最高出力415ps、最高速度は310km。
憧れの300kmカーっつう訳なのさ~♪
本を正せば、2014年の5月に大型バイク2台を
衝動的に購入してしまったのが終わりの始まり。
最終的には2台あった普通車を
1台に纏めざるを得なくなった― という
出たとこ勝負の行き当たりばったり的な
ドタバタ劇。
当時の我が家のラインナップは
1997年式のポルシェ911(Type993)カレラ4Sと
2005年式のポルシェケイマンS(Type987)。
普通に考えれば、
ボクの993C4Sを手放して、
オーナー様のケイマンSを手許に残すというのが
妥当なところ― というのは百も承知。
空冷Eng搭載車故に、夏場は巣篭もりに入る
「箱入りクルマ」の993C4Sに対して、
水冷Engを搭載するケイマンSは
夏場でもお構いナシに出動可能な万能選手。
クルマのキャラで言えば、
趣味性が高いのは993C4Sだけど、
汎用性が高いのはケイマンS。
乗り心地がいいのも、
燃費がいいのもケイマンS。
993C4Sが胸を張れるのは
趣味性の高さくらいなもの…
そんな訳で
最初はボクも自分のクルマを手放す
覚悟をしていました。。。
とは言え、
911シリーズは
ボクが子供のころから憧れ続けた
特別なクルマ。
しかも993C4Sは空冷Engを搭載する
911シリーズの最終年式モデルでもあり、
人生最後のクルマとするつもりでいた
お気に入り。
その一方で
オーナー様がご自身のケイマンSを
いたくお気に召していらしたことも
十分に存じ上げておりましたので、
穀潰し(!)であるところの993C4Sを
手放したくないと駄々をこねることなぞ
ワタクシにできる筈もない訳で。。。
そんな時、
オーナー様が救いの手を
差し伸べて下さいました。
『いっそのこと
2台纏めて手放しちゃおうか?』
『今なら憧れのGT3を手に入れることが
できるかもしれないよ!』
友人の997前期GT3RSを
運転させて貰ってからと言うもの、
あれだけ欲しがっていた
フェラーリ様への熱は
ぱったりと止み、
ワタクシに取っての夢のクルマは
997前期GT3RSに変わっていました。
これに追い討ちを掛けたのが主治医。
この方も997GT3をベタ褒め。
曰く、
『997のGT3は絶対に買い!』
『クルマの価値に
市場が気付いていない今が
チャンス!!』
『前期・後期に拘らなくてもいいから、
買える機会があるなら
絶対に買うべき!!!』
ってな感じで、日頃から洗脳を受けていたのだから
ボクが997 GT3に惹かれるのも
仕方のない話です(苦笑)
とか言いながら、
ウチのクルマを車検に持ち込んだ際には
997後期GT3の優位性を得々と
説かれた次第(爆)
なにやら、先日改めて997後期GT3を
運転する機会があったらしく、
997前期GT3からの進化の度合いを
再認識したらしいっす(苦笑)
しかしながら、
997前期GT3と言えども
新車価格で1,600万円もしたクルマだけに
いくら中古とは言え、
実際に購入を検討することなんて
想像さえしていなかった小市民のワタクシ。
ところが!
流石はオーナー様です。
「2台の売却価格では
RSには届かないものの、
997前期GT3なら選び放題…」
という現実に
いち早くお気付きになられたご慧眼!!!
普段からカーセンサーを
チェックしているだけのことは
ありますね(爆)(爆)
「GT3に乗れるかも知れない!」
オーナー様からの啓示を受けた瞬間から
ボクの頭の中はGT3一色に染まります。
狙うはカレラGTと同じ
カーボンシェルのバケットシートを装着し、
リアセクションにロールケージを組んだ
クラブスポーツ仕様。
走行距離は少なければ少ないほど吉!
ボディカラーよりは車体の程度優先。
オプションのカーボンブレーキは
付いていたら嬉しいけど、拘らなくてもいいや♪
という条件で、数台あった
全国の中古車の中から選んだのが今のクルマ。
2008年式、
走行距離1.5万kmのノーマル車で、色はホワイト。
カーボンブレーキsysのオプション付!
GT3ロゴをあしらった赤デカールをサイドに貼って、
ホイールもデカールと同一色に揃えた
キュートなエクステリアと、
フルカーボンPKGのインテリアに一目惚れ~♪
新車をベースにこの仕様にすると
乗り出し価格は
2,000万円を超える計算になるけれど、、
6年落ちの中古ともなると
数割程度は安く買える…
数束単位で安いクルマもあったけれど
不動産と同じような価格レベルの
買い物をするのだから
変な妥協はしたくない―
けれど、おカネは大事。。。
と、尤もらしく悩んだものの、
最後には追い金数束を突っ込んで、
身請け決定!
クルマを持っていたのが
東京のショップということもあり、
現車確認をしないままでのお買い上げ♪
ショップの営業担当とは
メールと電話でやり取りをしたのみ。
同様にショップ側も
ウチが下取に出すクルマ2台の
実車確認・買取査定をしないままに
買取価格を決定。
当方からは
他店の買取査定で提示を受けた金額を伝えた上で、
若干の上乗せをお願いしたのだけれど、
一連の交渉も全て電話で決まったこと。
2台のクルマの写真を送ることも
しなかったんじゃないかな…
今後、
二度とこんな買い方は
できないだろうなぁ(苦笑)
ってか、
不動産みたいな価格のクルマを
こんな風に買うこと自体
世の中を舐めてると思う(爆)
車両保険の引き受けに際して、
保管場所の写真やカメラの有無等、
セキュリティ状況について
書類の提出を求められた上に、
保険会社の本社部長決裁が必要―
とか言われて、
あまりの煩雑さに嫌気が差したけれど
最終的には
購入価格の満額を引き受けて貰えたので
ワガママは言いません。。。
そうそう、
購入が決まった後で
前オーナーについて調べてみたら
あっけなく発見できたので
失礼と承知しながらも
メールを送らせていただいた次第。
驚くべきことに前オーナーは
関西圏にお住まいの方でした(爆)
関西の寺に出されたクルマが
東京のショップに引き取られて、
京都に住むボクに買い取られた…
という経緯を考えると、数奇な縁を感じます。
クルマを引き取りに東京に向かったのは
2014年7月26日。
購入してから2年3ヶ月での走行距離は
6,600km弱。
月平均で240km余りを走破している計算です。
初めての911を迎え入れた2006年の2月以降
我が家は常に2台の普通車を保有してきました。
それがGT3を迎え入れたときには
ミニバイクを運ぶための軽バンがあるのみ。
そうなると、
高速に乗って出かけるような時は
すべからくGT3の出番となる訳で
走行距離が伸びるのは必定。。。
この事実に気が付いてからと言うもの
足クルマになる普通車の必要性をヒシヒシと感じて、
増車を決めたのがGT3購入後7ヶ月めのこと。
結局、993C4Sと987Cayman Sを手放して
997GT3CSとポロGTIに変わっただけ―
というヲチ?
でも、いいんです。
全てはGT3を守るため― ですから♪
Posted at 2016/11/05 20:40:32 | |
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