
腐れマスコミによる、無理のある民主党政権擁護が続きますが、同じことを自民党政権のときにも言えや、って話ですね。ありのままを書きゃあええのに、あねえなちばけた記事を量産するから、マスコミの言うことを信用する人が少なくなりつつあるのです。
社説にしても、天声人語にしても、「大学入試問題に非常に多くつかわれる(原文ママ)」らしいんですが、こねえなモン、「筆者が何を訴えたいのか答えなさい」という設問じゃったら、私は「何が言いたいのかわかりませーん」とか、似たことを書くじゃろうの。
今回紹介するのは(否、今回も)それくらい酷い記事です。
(※読み辛い為、私の方で改行しています)
まずは天声人語から。
2012年10月30日(火)付
2年前の夏、参院選で自民党が勝って与野党の勢力が逆転したとき、小欄でこんな言葉を引用した。「もっともよい復讐(ふくしゅう)の方法は自分まで同じような行為をしないことだ」。古代ローマの哲人皇帝マルクス・アウレリウスの金言である
▼その3年前の参院選では、自公が大敗して過半数を割った。民主党はここぞとばかり、参院で首相の問責決議を連打して政権を揺さぶった。ついに自民は下野の涙をのむ。恨みつらみは分からなくもない
▼しかし立場が変わり、やられたらやりかえせと意趣返しに走るなら、幼いけんかと変わらない。ここは器の大きさを見せてほしい。そんな意味合いの引用だった。ところが首相や閣僚の問責は繰り返され、きのう参院は野田首相に所信表明すらさせなかった
▼史上初のことといい、演説に対する本会議での代表質問もない。なのに委員会の審議には応じるそうだ。玄関は閉めて勝手口から入れる――首相のメンツをつぶしたつもりで、参院の存在を自ら貶(おとし)めていないか
▼これが前例になれば、参院には玄関など不要ということになる。その先は参院不要論だろう。当選後は6年間保証される身分が「良識」につながらず、解散のない安全地帯で政争にかまけては、世間の風は冷ややかになる
▼もっとも今は政権に吹く風の方がよほど冷たい。野田首相もそろそろ通知表を国民からもらう覚悟がいる。潔さは、政治家の器を測る大事な物差しだ。政権に恋々とした目では、国の針路もよくは見えまい。
そして社説。これも2012年10月30日(火)付です。
臨時国会開幕―報復の連鎖を断ち切れ
異常な幕開けである。
きのう、臨時国会が召集され、衆院本会議で野田首相の所信表明演説があった。 ところが、参院はこれを拒否し、各党の代表質問も行わないという。憲政史上、例のない事態である。 参院は先の通常国会で首相の問責決議を可決した。だから首相の発言は聞くに値しない。自民党など野党側が、そう唱えたためだ。 政権にどんな問題があろうとも、あくまで審議を通じてただしていく。それが国会の役割ではないのか。怠慢というほかはない。
自民党としては、野党が多数を握る参院で野田政権を揺さぶり、衆院の早期解散を迫るのがねらいだろう。 だが、予算執行に不可欠な赤字国債発行法案や、衆院の一票の格差是正の「0増5減」法案などの処理は喫緊の課題だ。
参院自民党には、ただちに審議に応じるよう強く求める。でなければ、参院不要論に火をつけ、結局は自分たちの首をしめることになる。 そもそも「ねじれ国会」が続くなか、参院が政権の命運を左右するほどの力をふるうことが、今回の異常事態を招いたともいえる。 問責決議を理由に審議を拒んだり、重要法案を人質にとったりするのでは、政治の混迷は深まるばかりだ。
首相は、所信表明演説で赤字国債法案を駆け引きに使う悪弊を「ここで断ち切ろう」と訴えた。私たちも同感だ。 赤字国債発行法案は予算と一体で成立させる。問責を決議しても審議には応じる。
そんな慣例やルールをつくり、政治を前に進める。臨時国会では、そのことに与野党あげて取り組むべきだ。
一方、首相も野党に求めるだけでなく、譲るべきは譲らねばならない。 足元の民主党の惨状は目を覆うばかりだ。
28日の衆院鹿児島3区補選では、民主党推薦の候補が自民党前職に敗れた。離党者も止まらず、きのう新たに2人の衆院議員が離党届を提出し、単独過半数割れまで3議席となる。 政権に、難局を打開する力が残っていないことは明らかだ。 自民、公明に再度の党首会談を呼びかけ、解散時期についてより踏み込むなどして、協力を求める。そして互いに報復し合う連鎖を断ち切り、政治を動かす道筋をつける。
それこそが、野田政権の仕事ではないか。
「もっともよい復讐(ふくしゅう)の方法は自分まで同じような行為をしないことだ」…似た意味の言葉では「己の欲せざるところ、人に施すなかれ」でしょう。しかしながら、民主党政権・党員の言動を見てきたが、どう考えても非常識・前代未聞の出来事が多すぎるんですよ。そもそも現政権(=民主党)との話し合いなど、マトモに成立する筈がありません。だってマトモな人間がそもそも党内に居ないんですから。大人の対応とやらで解決できるんなら、とうの昔に解決できています。
そねえな連中に対して「ここは器の大きさを見せて欲しい」…?(´・ω・`) バカは休み休み言え、と。ましてや、お前ら腐れマスコミが推薦した政権だろ?
近年、民主党が実際にやった審議拒否一覧
安倍内閣時代
・大臣が子供を産む機械などと発言をしたから辞任しろと審議拒否
・憲法改正のために必要な国民投票法で民主案を飲んだら審議拒否
・民主党が出した教育基本法改正案を自民党が丸呑みしたら審議拒否
・参院選で勝った民主党の要求どおりに解散しないから審議拒否
福田内閣時代
・参院選で負けたのに首のすげ替えで福田に変わった
民意を問わないで首をすげ替えたのは民意に反しているから審議拒否
・日銀総裁人事が気に入らないと審議拒否
・イージス艦と漁船の衝突事故の真相究明がされるまで認めないと審議拒否
・後期高齢者医療制度を廃止しない事、
ガソリンの暫定税率を復活させた事を理由に問責可決
→問責したのだからと以降審議拒否
麻生内閣時代
・民意を問わずに首相が替わることは許されない。解散しないから審議拒否
・定額給付金を撤回しないから審議拒否
・麻生が補正予算案を臨時国会に出してこないから審議拒否
■中川昭一酩酊会見
中川が謝罪するまで審議拒否
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中川謝罪
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中川が辞任しないから審議拒否
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中川「来年度予算が成立したら辞任する」
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今すぐに辞任しないから審議拒否
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中川昭一辞任
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中川の辞任について首相が謝罪するまで審議拒否
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麻生謝罪
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麻生内閣が予算案を撤回するまで審議拒
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予算案撤回
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民主「このとおり麻生内閣は無責任だ。政権担当能力はない。だから審議拒否」
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民主「麻生が衆院を解散しない」事を理由として麻生太郎問責決議可決
・麻生首相が衆院解散を決めたので審議拒否
鳩山内閣時代
野党が臨時国会の時間が足りないと会期延長による審議時間確保を要求
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民主党これを拒否。
自民「子ども手当は審議時間が足りないからちゃんと審議すべき」
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民主、参院選前にお金を配るために審議拒否、強行採決
自民「公務員制度改革法案に1回だけたった数時間で採決はおかしい。ちゃんと審議すべき」
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民主、審議拒否して強行採決
菅内閣時代
・国会会期中にも関わらず民主党議員の多くが選挙運動で地元へ
与党少数とみて自民が問責決議案提出。
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民主「問責可決が回避できないので国会開催拒否」
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野党「閉会手続きすら無いのはおかしい、理事懇談会で調整しよう」
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民主、理事懇も理事会の開催も拒否。
こねえな事をやってきた民主党並びに、それを自民党のせいにしてきた腐れマスコミが何を言おうと、聞く必要性を感じません。自民党の審議拒否はそれなりに理由を見出せますが、民主党のそれはどう考えても見出せません。「なんでもかんでも、自民党のせいにすれば自分達は免責される」…バカだろ?何のための与党なんですか?何のための責任者なんですか?
少なくとも自民党政権時には、不祥事が起きた際は(本人としては不本意じゃったかもしれんが)一度職を辞し、禊を済ませてから再び登場する議員が圧倒的に多かったと記憶しています。かたや民主党政権になって「率直に反省し、職責を果たしていきたい」とか意味不明な理由をつけて居座り、辞任しやがらん連中の多いこと。全く話になりません。
強大な権力の代わりに負うべき義務・責任が大きいから、責任者が成立する筈です。
むしろ、解散総選挙を先延ばしにして自分の地位にしがみつこうとする連中を野放しにしておく事ほど、日本の国益を損ねる愚策はありません。
「解散総選挙こそ最大の景気対策」コレを言わん時点でマスコミはおかしいんですよ。どう考えても民主党政権のせいで、日本の国力・国益が損なわれているんですから。
「絶対できる」とまで言い切ったマニフェストすらロクにできん(よく考えるまでも無く、現実性・根拠に乏しい時点で、できるワケが無いんですよ)連中が、他のこともマトモにやりきるとは到底思えません。その癖やるべきことをやらずにどうでもええ事ばかりやろうとする。こねえな政権など居るだけ無駄、百害有って一利無しです。
Posted at 2012/10/30 17:14:08 | |
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