アサヲのブログ一覧

前回の長期連休以来の日記となってしまいましたスイマセン。

さて、先日通勤車(フレアクロスオーバー MS52S)を車検半年前の点検に出しました。ほいでその時の代車がなんとV60であった事もお話したかと思いますが、これまで私が乗ったことがない仕様じゃった事もあり、意外なほどの差違に驚いています。


なお、この代車ですが総走行距離21.5万kmということで私が今まで乗った車両ではダントツに距離が伸びた車です。単に普段乗っちょる車との差違のみならずFB/FD系V60及びS60、あるいは他のボルボの車達(特に同世代)を長期にわたって維持するにあたり、いろいろと参考になる部分がありまして、後日担当氏によぅ言うちょこうと思います。

まずは代車の仕様ですが2015年式「T5 SE」と思われますが、2017年以前のボルボについてはそねえに詳しくないんであしからずご了承下さい。そもそも、同世代のV60に乗った経験は、写真の2台以外だとモデルライフ最終期にD4 クラシックに試乗しただけです。
私の愛車･D4 R-DESIGNとの違いは…パッと見のわかりやすい部分の外見(バンパーとかホイールあたり)に関しては割愛しますが、細かいところでは通常の仕様(少なくとも後期R-DESIGN以外の全ての仕様向けと思われる)では欧州車によくあるタイプのアルミモールです。あとはルーフレールっぽい物が今回のSEには付いていました。


あとはFrグリルのアイアンマークとその周辺は、よく見るタイプのクローム仕上げです。


これがR-DESIGNだとアルミモールはマット仕上げでルーフレールっぽいのは無し(※前期だとあったようですが、正直うろ覚えです)。実はこのマット仕上げのおかげで、欧州車あるあるのモールの白サビとは無縁なのが嬉しいポイントです。


Frグリル周りも基本造形こそ変わりませんが、マット仕上げで光り物の類はありません。



内装絡みでは、スカッフプレートはVOLVOの文字入り。
さすがに21.5万kmも走ると、乗降時にサイドサポートが擦れたり汚れが蓄積されたりします。内装がベージュの為余計に目立ちますが、シートクリーニングなりリペアで何とか格好はつきそうです。




パーキングブレーキスイッチは、この辺の年式(MY2016まで?)は「PUSH LOCK PULL RELEASE」とあります。私の車(恐らくMY2017)にはありません。
ペダルがR-DESIGN同等の物が付いていますが、恐らく新車発注時のオーナーの意向でしょう。


シフト周りはブーツは黒ステッチ･革巻き部分は普通のタイプです。
新車発注時のオーナーの意向か、この個体についてはアーバンウッドパネル一式が装着されています。


あとはこの世代のボルボ共通の弱点と思われますが、シフトレバーの樹脂部分(シフトパターン)が経年でクラックが入っています。
他には写真にはうまく写ってませんが、よく使うスイッチの表面の黒塗装が剥がれます。特にエンジンスタートボタンあたりは複数台見かけました。まぁこの点に関してはボルボだけの問題ではなく、だいたい同世代の他メーカー輸入車でも見聞きする話ではあります。国産でもあるっちゃありますし。



R-DESIGNだと、スカッフプレートは専用品となります。
蛇足ですが、他にもR-DESIGNのロゴがステアリングにも入り、恐らくMY2016まではFrグリルのエンブレムと前席シートバックにも刺繍があります。

あとは…スポーツシートの場合、サポート性は非常にいいんですが乗降時にちょっと気を使います。


スポーツシートの車両では(ポールスター･R-DESIGN･ダイナミックED･あんまり居らんと思うが、その他スポーツシートのOP選択車)、パーキングブレーキスイッチ近辺に「発煙筒は(以下略)」のシールが付きます。



シフト周りはブーツは白ステッチ･革巻き部分はパンチングレザーです。
またしても蛇足ですが、カタログでは「R-DESIGN専用」くらいしか謳ってなかったセンターパネルは「R-DESIGN V decor inlay」なる正式名称があります。興味のある方は正規ディーラーの素材見本を参照下さい。


その他、ヘッドライトはレンズ面の劣化は避けて通れなさそう･やはりブレーキは後ろ側の減りが顕著である(※その分、ブレーキング時のノーズダイブはそれ程ではない)･どうしても気になるならステアリングは換えるなりリフレッシュした方がいいね…と思いました。エンジン周りは時間がなかったんで確認できてません。


乗ってみてどうなんか?の話ですが、当初は245PSということで些か構えましたが、想像以上に全てにおいてクセが無く大変乗りやすいと感じました。D4とは最大出力及びトルクの数値･そして出力特性が異なるうえにトリムレベルの違いによるシャシー設定の違い、さらには走行距離の違いもありますが、ヨーロッパフォードの車達から乗り換えるならこっちの方が良かったかもしれん…と一瞬良からぬ事を考えてしまったほどですね。
この調子なら走行距離が少々伸びようが、故障箇所が立て続けに出てから乗り続ける気を失う事さえなければ、気になる箇所を換える(部品さえあれば)&リフレッシュしちょきゃあ全然問題なく長期にわたって戦えるな…と思いました。パワートレインは細かい部分の差はあるがだいたい共通、内装の一部も恐らく共通部品がある(※パッと見が同じで見えん部分がまるで違う罠もありえますが)、さらに社外品もそう多くはないもののある となると、万が一壊れても新品･中古部品で何とかなりそうな希望があります。
現にYoutube等の動画サイトでも見た限りでは欧州では10万kmオーバーなんて当たり前ですし、過去にMPVに乗ってた際も最終的には14万km手前で降りましたが、あのまま無事に乗り続けたなら20万kmはいけたと思いますね。



その他の違いはステアリングの切れ角ですが、フォード開発期の車両ではタイヤサイズによる最小回転半径の違いが顕著に出る仕様じゃったようで、ステアリングフルロックでこんな差があります。

【T5 SE（≒17インチ以下）】


【D4 R-DESIGN（≒18&19インチ）】


この切れ角の差は想像以上に大きく、どねえかしちゃろうかと悩んでます。
あとはR-DESIGNでは、だいたい左右半回転以上から先は若干ステアリングの手応えが重くなる傾向にあります。意外とクセがすごいんですよ…。


とりあえずV60に乗り始めてからほぼ1年になりますが、幸いにして私が感知している限りではノートラブルです。長期にわたって所有するにあたり、今回の代車は大変勉強になりました。