【娘一家との離別①】娘婿との離別

　フェラーリねたは、いったん中断です。



　精神的に、だいぶ落ち着いてきたので、

　家族の記録として、残します。



　娘婿は、山形出身でした。


　仕事は、娘と同じ地元・静岡であったが、

　仕事の関係で、山形に、一家で引っ越すことになってしまった．．．．



　彼は長男なので、

　ゆくゆくは実家に戻るものとは覚悟はしていたものの、


　来るべき時が来た．．．．




　当然、


　娘と孫も同時に行ってしまうことになる．．．．




　が、

　皆さんの想像には反して、


　いや、ぼく自身としても意外なことに、


　娘婿との離別が一番悲しい．．．．





　娘は、


　母親になった今でも、目に入れても痛くないほど愛しい。



　その娘を嫁にやるほどの婿なのである！




　どれほどまでに、彼に惚れ込んだかというと、




　彼らが学生のとき、

　すでに娘から、「彼氏がいる」とは告げられていた。




　ぼくと娘は、仲がいいから（笑）、

　ちょこちょこ喧嘩するのだが、



　彼らが学生のころにも喧嘩して、



　その後、娘が言うには、

　彼は、こう言ったと．．．．




　「○○○ちゃんのお父さんは、こういう風に考えて、○○○ちゃんに言ったんだよ」




　．．．．．．．．なんで、俺の考えていることがわかるの？．．．．．！！！


　娘にも、わからないことを！？



　実は、その後も数回、同じようなことがありました。




　娘がオギャーと生まれて以来、

　娘がどういう男と結婚するのか？

　２０数年、気がかりであったが、


　もう、会う前からオッケーです！！！（笑）




　そして、２人して（違う会社だけど）、地元に就職してきて、


　ぼくは２人に言いました。



　どうせ結婚するんでしょ、さっさと結婚しなさい！




　それほどまでの娘婿なんです！




　もっとあります！



　これまで、全くブログでは触れてませんが、


　ぼくは、クラシックの交響曲を聴くのが大好きで、


　彼は、吹奏楽に所属していて、

　特にぼくが好きなティンパニ奏者なのです。


　これはぼくが、とてもお気に入りの演奏で、（ディープな内容ですみません）



　その演奏したオーケストラに、ザードロというティンパニ奏者がいて、

　下記記事のごとく、すごい演奏をしているのですが、



　彼に、


　ザードロっていう、すごいティンパニ奏者がいるんだよ！


　と伝えると、



　「そのＣＤは、ぼくも持ってます。　ザードロ、ぼくも大好きなんですよ～」



　えええええ～！！！！



　普通、ソロ奏者ではない限り、

　オーケストラ団員の個人名が表に出るのは稀な事で、


　こんなピンポイントで好みが一致するとは、

　これを奇跡と言わずして、なんと言う？！！！



　クラシック好きな人間は、今の世の中、超レアな存在で、


　さらにピンポイントな一致！！！



　これほどまでの娘婿との離別．．．．．





　娘が生まれて以来、

　ぼくは、ずーっとシミュレーションを繰り返してきました。




　彼氏が、「お嬢さんをください」


　と言ってきたら、




　帰れ！



　と言うことに決めていました。




　その次に来たら、



　娘と結婚したら、あとは、娘を煮るなり焼くなり、好きにすればいい！


　ただし、君には、そのぼくの覚悟と、同じ覚悟はあるのか！！！



　と言うシナリオでしたが、


　全く不要でした．．．．



　それほどまでの彼が行ってしまう．．．．



　今でも、ステレオを聴いては、時々泣いています．．．．