エンジンオーバーホール（1）

去年の11月に我が家に仲間入りしたJB23W。
ただ、エンジンがかかりません。
原因は究明済み。
タイミングチェーンのテンショナーが破損しているため、カムシャフトが回っていません。
クランクとカムの動きがバラバラなので、おそらくバルブ周りが残念な状況と思われますので、とりあえずエンジンをおろします。

以前にアルトワークスのエンジンをおろしたときは、エンジンを直接下におろせたのですが、構造上、ジムニーは無理のようです。
上方へ吊り上げるしかないのですが、どのように吊って、車外におろすか。
普通のガレージなので、クレーンなどはありません。
ただエンジンを上に吊ってから、車を後ろにずらせば、とりあえずエンジンはおろせそうですが、逆にその方法ではエンジンを載せるときに、エンジンの位置合わせが難しそう。
やはり、エンジンをつり上げて水平に移動する方法を考えなくてはなりません。
そこで、単管は多少所有していたので、単管を数本買い足しただけであまりお金をかけずにできるモノレール式のクレーン（クレーンの用語ではテルハ）を構築してみました。

水平移動部（トロリ）は、ホームセンターを物色して見つけてきた「戸車」を利用し、フラットバーで簡易的な単管トロリーを作りました。
単管トロリーも買うと4000～5000円くらいしますが、この戸車なら2000円でお釣りが出ます。

うまく行きました。

が、しかし、ひとつ大きなミス。
トルコンがくっついてました。
ATF大量流出です。

今までＭＴ車のエンジンは5台くらいおろしたことがあったのですが、AT車は初めてでした。

エンジンとミッションの縁を切ればいつものようにおろせると思っていたのですが、まさか、見慣れないカタマリがエンジンにくっついてくるとは。

勉強不足でした・・・。

セルモータの穴から長く延長したインパクトを差し込み、リングギヤとトルコンを分離します。

車載状態で済ましておくべきでした。

脚立をヤグラにしてエンジンスタンドの高さまでつり上げて、

エンジンスタンドに固定。

次回から、バラしていきます。