先日からコペンの車高の関係で極低頭ボルトなるものを取り付けたものの、30Nm手前(正確にはKTCのデジラチェが示した数値は27.9Nm)のところでふにゃりとボルト穴をなめた感触…。一番出っ張っている前側クロスビーム後ろの2本を交換するつもりだったのですが、見事2本ともに同じくらいのトルクでふにゃり…😿
信頼の日本製でしたので安心して注文、取り付けしたのですがこの有様…。
販売元には現状を伝え、高トルクが必要な個所への使用には十分な注意が必要の旨、記述してもらうようお願いしました。注文時に返品・返金には応じないという事も承知しておりましたので、返金など望んではいなかったのですが、「貴重な意見ありがとうございました。製造元にもしっかり伝え善処させていただきます。今回は返金処理をさせていただきます。」という丁寧な返信も頂きました。

(写真は舐めたボルトを何とか摘出したもの)
ところで、Ⅼ880Kクロスビーム対応と謳った超極低頭ボルトの10本セットなるものがネットショップで販売されております。
その商品は30Nm~50Nmで締め付けて下さいという記述があったので、実際にそのトルクで締め付け実証はあるのかを尋ねておりました。
そして、その返答が…😲
「過去お買い上げいただいたお客様からは、不具合があった報告は受けておりません。
しかしながら実証は行っておりませんので、工具によって不具合の可否等、明確な回答が出来かねます。」…だと。
(因みに私が使用した工具はS-Onの5㎜HEXソケット,KTCの3/8デジラチェ)
何ともお粗末な商品管理にびっくりするばかり…。このような特殊ボルトの製作はそう何個所もないでしょうから、前述のボルトと出どころはたぶん同じ⁉…。どちらも日本製となっております。
さてさて、車の剛性アップのためにクロスビームが取り付けられているのですが、それは確実に締めこむ事によりボディーと一体化させるようになっています。
コペンの場合、メーカー指定トルクが61Nm±12Nmだったかな?
という事は最低でも49Nmで締めなければいけません。30Nm程度で締めこんでもクロスビームの役割を果たすはずがありませんし、それよりもかなり危険な状態にあると言えます。
まぁ、今回は販売元の責任のあり方についてその考え方の差をまざまざと見せつけられたのですが、今から低頭ボルトの装着をご検討の方はご注意願えればとブログに書き記すことにしました。
ただ、車高の問題がクリアーさえすれば何も問題ないという方は無視して頂いても構いません…です。…ハイ。
Posted at 2025/04/01 15:34:28 | |
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