栗芋は石川県の加賀市で作られているサツマイモ
かなり昔の事だけど、イオンがまだジャスコの頃、5月の特売の時に園芸屋で栗芋の苗を売っているのを見た。
植えた後だったし高かったのでその時はふぅ~~んって感じで見てた。
なぜか気になって次の年に10本購入した。
購入するまでかなり迷ったと思う。
だけど「栗」の名前が気になって気になって仕方がなく…
どんな芋だろうと買った覚えがある。
石川県には五郎島金時と言うサツマイモがあり、こちらを植えていたからだ。
これ以上の芋があるのか?と不思議だったし、美味しいなら話題になっているだろうとも思うが話題にもなっていないし…
植えてみた結果はかなり美味しかった。
茹でたら芋が真っ白の切り口になる。
コボコボしてすごくおいしい。
確かに栗の味もする。
いろんな人の食べさせて来手皆美味しいと言うが、普及する事は無かった。
あー1人この芋が美味しいとくれくれ!と言う人がいたなぁ。
自分が開業した時に一緒に仕事をしてくれた人で今もお世話になる事が多い。
ボランティアをしていた時にイベントに参加し、ガスを使う事があったので栗芋を持ち込んでお疲れ様で芋を茹でてみんなで食べたらおいしいと言われた事もあった。
数年前の6月、隣の畑のお母さんがサツマイモの苗が3本ほど枯れたと言うので、生えていた枝を切って差し上げた所、とても美味しいと言われて彼女はそれ以降、自分で苗を作って育てている。
他の芋は食べれなくなったと言う。
事件が起きたのは昨年の事だった。
ボランティアを一緒に行っていた人の畑が近くだった。
Dさんと呼ぼう
ジャガイモが一緒で仲良くしてもらっていた。
ジャガイモをたくさん作っており、ジャガイモの後の植え付けに栗芋の苗をあげたのだ。
作るのが上手な人だから6月末に植えた栗芋がどれだけ大きくなるのかにすごい興味があり秋に堀上を手伝った。
横には何も植えてなくてサツマイモのツルがはびこり、草も生えにくい状況になってた。
ツルは切った方が良いと言ったのだけどかたくなに切らず、どうなるのか?にすごい興味もあった。
この時の芋のサイズは大きく、ツルが2畝分はびこった結果だと思う。
遅く植えたのにこんなに大きくなったことに驚いた。
掘った後にその人の自宅へ持って行きふかし方を教えてくれと言うので圧力鍋で5分で作ったら、こんなうまい芋!と言うのだ…
ボランティアのイベントの時に食べているはずだし、その後も持って行っていたはずだけど…
本人が言うにはもらっても食べた事はしていなかったと!
今はじめて食べたという事実に驚いた。
Dさんは前の年にサツマイモが美味しい事がわかったので、今年は場所を広げて栗芋を植えだした。
米作りをしているので春は忙しく5月は何も出来ない。
田植えが終わり、押し植えが終わった6月終わりにやっと畑が出来る様子だ。
Dさんの新しい畑は山の土が入れてあるからコボコボだ。
掘った栗芋を少しもらってふかしてみた。
写真が無いのが残念なのだが…
皮のキワから芋の色が黄色だった!
ここまで芋が黄色い事はめったにない。
山の土と言うけれど、土で同じ品種を植えてもこれだけ味が違う事が良くわかった。
自分の畑は前、中、後ろと3つの区切ってある。
スイカを作る為だが、スイカを植えた後、土の上の牛糞を敷く事にしている。
牛糞を敷くと草が生えないからだ(日光が当たらないので草が生えない)
スイカの収穫が終われば耕耘機で牛糞を土にすき込み畝を作る事にしている。
稲葉山放牧場では牛糞は無料で欲しい人が取ってくる。
もっと取ってくれば良いのだが面倒でスイカの時のみだったと思う。
手前と中の場所に栗芋が植えてあった。
中の場所は5月に植えた物だが、粘土質でスコップにくっつくし、スコップが入りにくいし大変だった。
手前は7月に植えてあてにしていなかったが、土が全く違っていた。
コボコボでスコップがサクッと刺さる。土がスコップにつかない。
コボコボなので芋のサイズが大きい。
この芋をふかしてみた。
中が白いのがよくわかる。
しかし、Dさんの山の土で育った栗芋は皮のすぐ下から真っ白だったのだ。
写真が無いのが残念なのだけど…
サツマイモは7月に植えても肥料がしっかりとやってあれば収穫できるサイズまで大きくなる。
①肥料を入れてから畝を作る。
②畝の高さは高くする。
③畝の幅は広くする。
④5月より6月。6月より7月に植えた方が美味しくなる(白くなる)
⑤ネズミが来るので(美味しいから)畝の上の葉は日陰にならない様刈った方が良い。
⑥11月に入ってから収穫を行う。
サツマイモの苗を作るサツマイモは今回は小さいのを選んだ。
大きいとポットに入らないからだ。
①発泡スチロールに新聞を敷き、サツマイモを入れる。
②新聞で蓋をし、暖かい部屋に保存する
③1月頃蓋を開けて中を見る。新聞が湿っていないと芽が出ないので水を掛けて新聞を濡らす。
④2月に芋の下部を水平に切り入れ物に暖かい水とサツマイモを立てて入れコタツに保存する。
⑤芽が出る。根が出たらポットに土を入れて苗作りをする。農業用大型プラスチックにポットを入れてプチプチシートで被いをしハウスを作る。暑い日は空気が入るようにする。
⑥5月頃、10センチくらいになったらケーキにロウソクが1本立っているように芋を切り畑に植える。
⑦畑に植えた苗が伸びて根が出たら切り取り、畑に植え付けする。
この時期が6月以降となる。この苗は大きいし根が出ているので伸びも早い。