だいGC8 EJ20ロングブロック完成
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
腰下をスタンドにセットしました。
まだ腰下だけなら、クソがぁ!とかいいながら持ち上げてセットできますが・・・
ヘッドまで取り付けしてロングになってしまうと、もう腕力で動かすのは厳しくなってくるので、スタンドにセットしたまま部屋から出し、クルマまで押して行ける導線が引けるかどうかを確認。
ぎりぎり部屋から外には出せそうです。
2
まず今のうちにオイルポンプのプリロードアップをしておきます。
一番奥にM6用ワッシャみたいなのが入っていますが、コイツを増やしたりしてポンプの吐出圧を調整できます。
1ミリ程度のワッシャーを増やすだけでアイドリング時の油圧が0.5キロ程上がる感じだったと思います。
3
フリクションも増えるので、いたずらに増やすのも問題ですが、温間時アイドリングで2キロ以上掛かるようにしていた頃(1ミリワッシャー2枚追加)は、軽いメタルブロー程度なら、自走で帰って来られるくらいの油圧を保てていました。
4
207用はそもそもスプリングが強化されている可能性もあるので、薄いワッシャーを1枚追加に留めておきます。
5
腰下は207ですが、ピストン形状は20Kと変わらないと思うので、ヘッドガスケットはEJ20K用1.4ミリ。
6
オイルストーンとペーパー研磨で仕上げたヘッドの接合面。清掃と脱脂を完璧にしてドッキングに備えます。
7
ブロック側接合面も同様に準備し、新品のストレートピンを打ち込んでヘッドガスケットを合わせます。
カタチよく見て合わせれば間違わないよ。
8
左バンクのヘッドを付けたら、今度は右バンクで同じことをします。
この面倒臭さは水平対向エンジンの宿命。
9
ヘッドボルトの締付手順をしっかりやります。
本締めの締付手順が、30Nmで締めた後、90度の角度締めをして、更に45度締めたあとに、真ん中の2本だけ追加で45度締めるというもの。
高温時に真ん中辺りが浮きやすいってことなんだろうね。
10
ロングブロック完成。
細かく言うと、ここからシム調整をしっかりやってから、ヘッドカバーパッキンまでをしっかり組むって感じかな。
いつ積み換えられるのかな~なんて漠然とチマチマ進めていましたが、漸くイメージが湧いてきましたよ。
11
EJ20Kバルブクリアランス調整。
インナーシムなので再びカムシャフトを外します。
EJ20KはEJ207とはリフターの寸法が違う為、残念ながらGDB以降に採用のシムレスリフターの流用は出来ません。
ただ、GC8後期207のリフターも同様の理由で使用できませんが、インナーシムだけは20Kのシムと同規格なので流用可能。(流用と言うか、同じ物ですね)EJ20K用で検索して廃盤でも、GC後期用のインナーシムはまだ出ます(’24.7月現在)ので、慌てないように。
12
ま、そうは言っても手持ちがいっぱいあったので、在庫と入れ替えだけで、及第点の数字を出すことが出来ました。(馬鹿みたいに何度もやってるからな・・)
13
この計算が面倒で頭が痛くなるんだよ。
取り敢えず、インテークは0.20±0.005㎜、エキゾーストも0.25±0.005㎜程度に収めることが出来ました。
そろそろEJ20Kでこんな事をするのも最後かな・・・と思いながらやってます。
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