2月16日(木)こと2軒目
この日の目的地はこちら
あの山を越えると
安定の圏外に突入
然別湖との分岐から30分ほど北上すれば
鹿追町は
然別峡かんの温泉
明治44年開湯
13の源泉に11もの湯船を設けてる超攻撃的な秘湯
9年前にリニューアルしたので、近くで見ると秘境感はありませんが
紛れもなく『ポツンと一軒宿』
除雪もされず スタッフの姿は見えませんが、代わりにヒグマが迎えてくれます
と言うのは本当で、こちらのフロントは不在だったので、お初の人間としては温泉棟に行ったりきたりし、相当の時間をロスしました
この日は眺望が良いプレミアムなお部屋を手配
昨夜と違い部屋にテレビがあります
もっとも地デジは映らないので、ローカルの天気予報は分かりませんけどね
ちなみに暖房は左手の弱々しいストーブだけ
はっきし言って寒いんだな
なお 夢にまで見たウォッシュレット付きの個室
微弱ながらWi-Fiだって
プラス1700円たる贅沢眺望
えっ?
では見せてもらいましょう
松田さんが認定した『西の横綱」の実力とやらを
風呂の位置関係図になりますが
「ちょっと何言ってるか分かんない」
解説すれば
宿泊棟たる「こもれび荘」には『イコロボッカの湯』と『幾稲鳴滝の湯(貸切露天風呂)』
温泉棟には【イナンクル】と【ウヌカル】の2つのゾーンがあり、時間で男女が入れ替わるようになっています
と言うことで温泉棟へ移動
まずは【イナンクル】
意外に広くて開放的です
① イナンクルアンナーの湯
ちょっと温めの40℃
全てのお湯に言えますが、メタケイ酸が150を超えてるので肌がツルツルになります
② イナンクルアンノーの湯
若干熱めの43.5℃
運転の疲れがふっ飛びますね
では露天風呂の時間
③ 春鹿呼(しゅんろくこ)の湯
心地よい40℃
④ 秋鹿鳴(しゅうろくめい)の湯
露天風呂はと言えばの42℃
したけど尖った石が背中とか肘に当たり痛かったのは減点材料ですね
宿泊棟に戻り
⑤ イコロ・ボッカの湯
実はこのお風呂
足下から源泉がポコポコ湧き出てくる不思議な浴槽
37℃と温いので
ずーっと入ってられます
長時間のお風呂でお腹が空いてきましたよ
晩ごはんの会場は
レストラン夕来(ゆーくる)
北海道らしい素敵な雰囲気は落ち着きます
じゃん
700円のCLASSICでカンパーイ
気になるお料理は
刺身
あっついグラタン
さっぱりした冷やっこ
なぜかの肉じゃが
内陸では刺身を出すべきではないと思うのは水産地のエゴか
と言うことで元気のないホタテ
やせ我慢の炙りサーモン
ぐったりした甘エビ
ごはんと椀はセルフにて
地元鹿追産の蕎麦で
ごはんをいただきます
あっ 蕎麦は美味いなり
期待の山わさびではなかった生姜で口の中をさっぱりし
十勝産ジャガイモを使ったキョーレツな甘さの肉じゃが
グラタンのメインはホタテ(2回目)
およーっ 鍋が食べごろになりました
取皿に移し
赤い魚に
つみれにホタテ(3回目)
デザートは抹茶のゼリー
十勝産の餡が決めてですね
うえっぷ
一泊2食のプランですが、裏の目的は『十勝の肉』を食べつくすこと
したから「明日の朝食はけっこうです」
して エンドが代わった20:10
温泉棟は【ウヌカル】
改めて熱交換器についてフムフム
イナンクル同様 雰囲気は良いのですが
イナンクル同様 湯船から溢れた湯が排水口まで上手く流れていかないので、冷たくなった湯の中を歩かなきゃなりません
これはかなりの試練です
⑥ ウヌカルアンナーの湯
まあまあ熱めの43.5℃
⑦ ウヌカルアンノーの湯
少し温めの39℃
地下の洞窟を探検することにしましょう
巨岩の向こうには
大きめの湯船
⑧ 波切(なみきり)の湯
ズバリの41℃
広々とした湯船には好感が持てますが
湯口からの源泉が流れてきたり止まったり。
機械的な給湯はちょっと残念でしたね
⑨ シロカニペ(銀の滴)の湯
ひとり用の小さな湯船
心地よい39℃
ホント気持ちいいっす
⑩ コンカニペ(金の滴)の湯
こちらもひとりしか入れませんね
究極の34.5℃
波切の湯と金冷法すれば何時間だって
と言うことで『かんの温泉』の湯治運動
15:20-16:30(1:10)
16:55-17:45(1:00)
18:40-19:30(0:50)
20:10-21:40(1:30)
22:50-23:40(0:50)
7:20-8:10(0:50)
合計6時間10分
さすがにちょっと疲れました
翌朝 宿をあとにしたワケですが
窓枠の『虫』たちもそうですが
室内の清掃は全く行き届いてませんでしたね
大浴場の排水口...
西の横綱時代のシコ名は『菅野温泉』
今のシコ名は『かんの温泉』
全てがそれを物語っています
2/16現在温泉ランキング
豊富温泉(川島旅館)>>幌加温泉湯元鹿の谷>>野中温泉>>
然別峡かんの温泉new!>>パコ釧路>>ホテルローレル(静内温泉)>>紋別プリンスホテル>>ウトロ温泉(酋長の家)
然別峡かんの温泉
【ロケーション】
★★★★☆
【秘境感】
★★★★☆
【泉質】
★★☆☆☆
【刺激臭】
☆☆☆☆☆
【内風呂】
★★★☆☆
【露天風呂】
★★☆☆☆
【浴室の鄙びた度】
★★☆☆☆
【浴室の機能性】
★★★☆☆
【料理】
★★☆☆☆
【接客】
★☆☆☆☆
【施設の清潔感】
★★☆☆☆
【施設の老朽度】
★☆☆☆☆
【施設の機能性】
★★★☆☆
【客室設備】
★★★★★
【アメニティ】
★★★★☆
【電波・Wi-Fi】
★☆☆☆☆
【売店・みやげ】
☆☆☆☆☆
【自販機】
★☆☆☆☆
【近隣のコンビニ】
☆☆☆☆☆
週3で通ってると仰る日帰り客は言ってた
「ここの温泉のおかげで病気ひとつしたことがない」と。
ただ別れ際に言ってた
「リニューアルする前のほうが格段に良かった」
閑散期とあってか見かけたスタッフはMAX3人
接客と清掃に多少でも力を入れてくれれば また訪問するんですけどね
でも...
辛口評価のお詫びに入った湯の詳細はリンク先に貼っときました
オトナなんで。
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S660 | 旅行/地域
Posted at
2023/02/27 18:39:18