2008年04月30日
あれから1週間、HP削除前と比べるとずいぶんと穏やかな日が過ぎた。
鈴音は、私のHPに設置していたチャットにチラチラと顔を出していたようだが、タイミングが合わずに話せずにいた。
ある日、鈴音から久しぶりにメールが届いた。
「宇宙皇子様
先日は大変御世話になりました。
すっごく大変な日々でした。友達しか知らないような話まで流れてて、誰も信用できなくて。
会うと心配してくれるのに、でもその中の誰かは裏で酷いことをあそこに書いているわけで・・・。
苦しくて苦しくて・・・そんな中で宇宙皇子さんのメールは心の支えでした。
いつか会ってみたいなぁって、ずっと思ってました。
もし会ったら、よく頑張ったって褒めてもらうんです。頭を撫でてもらうんです。
そして・・・(テレ
す、すいません、ろくでもない妄想を書きました(汗
本当にありがとうございました。
宇宙皇子さんのおかげで今まで生きてこれました。
このご恩は忘れません。
いつか、お返しできたらいいな。
ではでは。
PS
声、格好良かったですよ♪」
>もし会ったら、よく頑張ったって褒めてもらうんです。頭を撫でてもらうんです。
>そして・・・(テレ
>す、すいません、ろくでもない妄想を書きました(汗
・・・中略・・・
>PS
>声、格好良かったですよ♪
女子高生からです。
以前に写真をもらっていたのだが、これがまた可愛い。
その可愛い女子高生からこんな・・・うかれてしまい、非常に大事な点を見逃していた。
>御世話になりました。
>心の支えでした。
>思ってました。
>ありがとうございました。
>生きてこれました。
本当に注目すべきはここだった。
私は、間抜けにも上記のお世辞部分ばかり見て、この文の不自然さに全く気がつくことができなかった。
Posted at 2008/04/30 09:47:23 | |
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中傷の果てに | 日記
2008年04月28日
※以下の名前をつけました。
少女:鈴音
男 :A男
HPを閉鎖し、交流手段を私のHPに限定したことで、直接的に危害を加える手段は無くなった。
しかし一方で、A男のHPでの中傷は激しさを増していった。
そして、鈴音がどこに苦痛を感じているのかも察してしまったらしく、そこを狙った書き込みも増えた。
***「あんな公衆便所に親友なんてできるわけねーぜ。」
***「友達だと思ってる奴の中に鈴音を心配してる奴なんているわけないよなー。」
***「みんな、心の中ではうざいって思ってるんだよ!」
うざい、しね、病気まき散らし女・・・ありとあらゆる罵詈雑言が並んだ。
A男のHPは見てはいけないと伝えてはいたけれど、自分がそこで貶められていると思えば見に行ってしまうのはしょうがないこと。
鈴音は徐々に壊れていった。
もう、個人レベルで解決することは諦めた。
サーバー管理者に連絡、すべてのログを保存の上、該当ページの消去を願い出る。
警察に被害届を出すよう、鈴音に連絡、証拠のログはHPサーバーに保存されていると伝えるように指示を出した。
サーバー管理者の対応は早かった。
鯖主「ご報告ありがとうございます。該当ページを確認しました。ご要望通り、アクセスログ等を保存の上、該当ページを削除、当該会員を利用規約違反により脱退としたことをお知らせいたします。」
しかし・・・警察は・・・。
鈴音「私に落ち度があるかもしれないから、よく話し合ってみろって。どうしてもだめだったら、また来なさいって言われました」
しまった・・・と思った。
警察が能動的に動いてくれないのであれば、サイト自体を消去したのは間違いだったか。
被害届が受理されなかった以上、警察はサーバー管理者にログの提出を求めることはない・・・。
私「そっかぁ。でも、あいつのHPは削除させたから、大丈夫だよ」
鈴音「ありがとうございます。無事解決・・・かどうかはわからないけど、これで終わりですね。本当にありがとうございました。」
終わってなかった。
Posted at 2008/04/28 14:15:33 | |
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中傷の果てに | 日記
2008年04月28日
ホームページは移転した。
当所、私の指導の元作られたHPだったが、彼女もHP管理をしながらスキルを学んだため、移転後のHPは私の色は消えて彼女の色が全面にでた、ある種全く違うモノになった。
HNを変えた。
新HPの存在を教えた人全員、そのHPではソレまでのHNとは縁もゆかりもないHNで発言してもらえるよう御願いした。
親しい友人レベルのHNで検索されて見つかるのを防ぐためと説明すると、みんな快く応じてくれた。
それからしばらく平和な日が続いた。
ある日のこと
HN:追跡者
「お前、○○だろ?」
衝撃が走った。
なんで?なんでだ?どうして見つかった?
いや、半信半疑でかまをかけているだけか?にしても、偶然で引き寄せられるような痕跡は残していないはず。
HPを閉じて、HNを変えるだけでも9割方見失う。プロバまで変えてしまえば追跡されることはまず100%ありえない。
なのに、なぜ?
掲示板に嫌な空気が漂った。
事情を知っているだけに、誰一人として書き込もうとしない。
そこからはまた荒れ放題だった。
現状がどうにも信じられない私は、久しぶりに”A男”のサイトに足を運んだ。
そこには
A男「何も考えないで旧HPの常連全員に新HP教えてるし。マジ馬鹿だ(爆」
こんな書き込みがあった。
誰かがA男に新HPを教えた?
そして、この書き込みを誰かが彼女に教えた・・・彼女へのダメージは深刻だった。
その日のメール
鈴音「誰を信じたらいい?また逃げるにしたって、誰に伝えたらいい?誰も来ないHPなんて、作っても仕方がないよ。でも、誰も信じられないよう・・・(涙」
状況は深刻になっていった。
疑心暗鬼にとらわれ、メールの言動もおかしくなっていく。
必死に励ますも、その場限りで翌日には同じようなメールが飛んでくる。
日に日に、メールに誤字が増え、漢字が減り、ひらがなが多くなっていく。
メールの書き方の変容に、背筋の寒いモノを感じた。
・・・やばい、彼女、もう限界だ。
返信メールの最後に携帯番号を添えた。
「どうしても辛くなったら、いつでも良いから電話をちょうだい。人の声を聞くだけでも気分変わるから」
5分後・・・携帯電話が鳴った。
私「もしもし?」
電話の向こうから聞こえるのは、時折後ろを通過する車の音と小さくすすり泣くような女性の声だった。
私「もしもし?鈴音ちゃん?大丈夫?」
鈴音「ごめんなさい、ごめんなさい。すっごく苦しくて、メール嬉しくて、ぐちゃぐちゃになってわけわかんなくなって・・・ごめんなさい。」
私「大丈夫だよ、苦しかったらいつでもかけておいで」
鈴音「うん、ありがとう。私、頑張ります。遅くにごめんなさい」
彼女は再びHPを閉じた。
Posted at 2008/04/28 10:45:51 | |
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中傷の果てに | 日記
2008年04月25日
現在、少しばかり鬱です。
理由は、御世話になっているあるサイトでトラブルが発生し、管理人が過去に経験した痛ましい事件を例にネットで巻き起こる悪意を批判する記事を書いたことに端を発しています。
その内容が、私が過去に経験したある事件とあまりにも酷似していたのです。
約9年前の話。
当時私は、個人レベルではなかなかのアクセス数を誇る”人生相談サイト”を開いていた。(3,000アクセス/日くらい)
本来は、単なる趣味で作った内輪サイトだったのだが、ある事がきっかけで人が増え、いつの間にか人生相談サイトに変容していた。
私のサイトの常連の一人に16歳の女の子(以下、鈴音)がいた。
友達との喧嘩、アルバイト先での出来事、ゲームの攻略法、学校での出来事等他愛のない相談をちょくちょく受けていた。
ある日、いつもとは少し様子の違うメールを受け取った。
鈴音「ある人から執拗に迫られて困っています。どうしよう」
簡潔に言えば、こんな相談だ。
私は、
・付き合う気がないなら、はっきり言ってあげた方がいい。
・恋愛感情は、激情しやすいから充分に言葉を選んで!
たしか、こんな事を返答した気がする。
でも、これが間違いだったんだ。
ある日、知らないアドレスからメールが届く。
***「あなたのサイトの常連さんが、ネットで中傷をうけてるぜ。http://www.*********************」
酷い内容だった。
なんていうか、思いつく限りの罵詈雑言が並んでいる感じだった。
彼女からもメールが来ていた。
鈴音「言われたとおり相手を刺激しないように言葉を選んで、でもはっきり断ってみたんだけど聞き入れてもらえなくて(汗)
だんだん頭にきちゃって喧嘩腰になっちゃって・・・ちょっと怒らせちゃったみたい(涙)
また、メールしますね♪」
直前の密告のようなメールから、状況が”ちょっと怒らせた”レベルでないことは明白だった。
それからたいした時間も経たないうちに、彼女が作ったHPが荒れだした。
匿名の人間がBBSを荒らす、チャットで罵詈雑言を吐いていく、彼女に不愉快なメールを投げる・・・etc
そこで私はまず、
・作っていたHPの閉鎖・移転
・メルアドおよびハンドルネームの変更
・相手(A男)と連絡を取らない
等の対策を伝え、移転先は信頼できる人にだけ伝えるよう指示をだし、あとはトラブル相手が彼女を見失い、自然消火するのを見守ることにした。
ところが・・・
Posted at 2008/04/25 11:09:28 | |
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中傷の果てに | 日記
2008年04月22日
嫁ちゃんの血液検査の結果を一緒に聞きに行った。
油断のできる状況とは言い切れないけど、超危険な状況というわけでもなく一安心したみたい。
でも、ちょっとだけ気になることがあったらしく、再度血液検査。今度は検査項目数が一気に増えて、詳細なデータを出すようだ。
今回の検査結果を説明してもらっている間に、3度出た言葉。
医者「○○が原因かもしれないから、○○○。○を(以下略」
横で笑いをこらえる私、苦笑いの嫁。
プライバシーを尊重して、何を言われたかは伏せる。
まあ頑張れwwwwwwwwwww
Posted at 2008/04/22 12:16:56 | |
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独り言 | 日記