目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
6月上旬にウチに来たポッケ。
およそ1ヶ月半をかけて修理、レストア、チューンナップといろいろ手をかけてすっかり元気よく走ってくれるようになりました。
だんだんエンジンの状態もつかめてきたので、このへんで一度「体力測定」でもしてみようかと。
と言ってもパワーチェックとかではなく単純に最高速を試してみようというものです。
このポッケが来てフルノーマルの状態でも何度かどのくらい出るか試しましたが、エンジン壊したくないので限界まではわかりませんがせいぜい55km/hくらいでした。60km/hまでは出るような気はしませんでしたね。
わずか3馬力のエンジンではそんなもんでしょう。
2
純正状態からいちおう手を入れたところは
⚫︎キャブレターを純正12φ → GR50純正15φに(メインジェットは#90)
⚫︎rb works製チャンバー + MR50純正サイレンサー改
⚫︎ヘッド面研による圧縮比アップ (7.14:1 → 7.96:1)
⚫︎ドリブンスプロケット歯数 29T → 27T
修理がてら手を加えたところは他にもたくさんありますが、性能変化に直結する部分はこんなもんかな?
3
最高速を出すわけですからオイルポンプの状態もチェック。
きちんとスロットル全開時に増量も全開になっているか確認します。
4
そのエンジンオイルも高性能なものに変えました。
ヤマハ純正の「赤缶」と迷ったのですが、たまにはカストロールもいいかなと思いPOWER1Racing 2Tに入れ替えました。
ヤマハ純正2ストオイルより若干粘度が柔らかい感じです。
5
プラグも純正のB6HSからBP7HSに。
さらに接地電極(側方電極)先端をヤスリで斜めに加工します。
いわゆるVプラグと同じ先端形状にするわけです。
これも私が十代の頃は定番のようにおこなっていた加工です。
6
TDR50純正のタコメーターも向きを調整して文字盤の向きをスピードメーターと合わせて違和感をなくし瞬時に読み取りやすくました。
7
最高速チャレンジポイントはどことは言いませんが港のほうにけっこうな長さの直線路があるので、まぁそのへんで。
発進して各ギア9000〜9500rpmシフトアップ。ノーマルではとうていパワーのついてこない回転数ですが、やはりチャンバーの効果が大きく、まったくパワーが衰えません。
そして4速全開でどこまで伸びるか…ですが軽く9000rpmを突破し9500rpmも超えてしまいます!この時点でスピードメーターは80km/hを指しています。
ノーマルでは60km/hも出なかったエンジンが80km/hオーバーできるくらいにパワーアップしたわけです。
そのまま10000rpmもいけるか…と思いましたがさすがに怖くてやめました。ポッケの6インチタイヤとショートホイールベース、ノーマルブレーキではどこすっ飛んでいくかわかりません!
しかし予想以上のパワーアップしているようで、いい意味で期待を裏切られた感じです。たぶんノーマルの倍くらいのパワー出ていると思います。
8
今回のパワーアップのいちばんの要素は何と言ってもチャンバーでしょうね。安価な製品でしたしあまり期待はしてなかったのですが、高回転のパワーと伸びは素晴らしいです。これでポートタイミングも合わせればもっと高回転でパワーアップするでしょうけど、今はこれで十分です。
最後にポッケの計算上のエンジン回転数と速度の関係を載せておきます
(タイヤサイズ:ノーマル3.50-6、1次減速比:3.578、4速ギアレシオ:1.125、2次減速比:1.933[15T/29T])
7000rpm : 53km/h
8000rpm : 60.54km/h
9000rpm : 68.1km/h
10000rpm : 75.7km/h
これをリアスプロケットを27Tにして2次減速比を1.800にした私のポッケに当てはめると
7000rpm : 56.9km/h
8000rpm : 65.01km/h
9000rpm : 73.14km/h
10000rpm : 81.27km/h
以上のようになります。
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