インテークチャンバー装着

ポッケにインテークチャンバーをつけてみました。
2ストエンジンにインテークチャンバーは効果を感じられる人とたいして変わらないという人といますからね。やっぱり自分で試してみないと。

流用したのはYSR50用純正パーツ(YSR80も共通部品だと思います)。
ヤマハ流に言えばYEISになるのでしょうか。

もちろんポッケ用のVM20キャブレター用マニホールドにはインテークチャンバー装着用のホースニップルはついていません。

今つけているキタコ製のマニホールドを加工してもよかったのですがうまくいくかわからない実験に使うには勿体無いので、たまたまヤフオクでどこ製かわからないVM20用マニホールドが出品されていたのでそれを落札して加工しました。

どこの製品かわかりませんが、形状寸法はほとんどキタコ製と同じです。
ただ材質がキタコ製はアルミ削り出しなのに対してこれはアルミ鋳物です。
もしかしたらキタコの旧製品かもしれません。

加工したところ。

YSR用インテークチャンバーのホース内径が約13mmだったので、1/2インチ(12.7mm)用ホースニップルを購入。マニホールドにPT1/4の管用タップを立てて取り付け。

さらにこのマニホールドにはオイルニップルがついていなかったので、キタコから出ているL型オイルニップル(大)を圧入しました。

両方とも対ガソリン性の液体ガスケットを塗って取り付けです。

ガスケット面は綺麗に面出しし、内部流路もリューターで磨きました。

さっそく取り付けです。

ポッケは上下方向にスペースがないのでどうやってチャンバー本体をつけようか考えましたが、どうも横に出せばいけそうな気がしてきました。

フレームのハンドルステム横にある穴を利用して手持ちの適当なエーモンステーを曲げたらドンピシャリ！

YSR用の純正ホースは一切切ったり繋いだりすることなくそのままついてしまいました！
まさにボルトオン装着です。

すべて組み込み後はこんな感じに。

タンクから横に出ることもなくなんともスッキリ収まってしまいました。

さっそく走ってみましたが笑っちゃうくらいのトルクアップに驚きです！

ギアチェンジで一瞬アクセルちょい戻してシフトアップして再びアクセル開けたときのトルクがまるで違います！
まるで排気量がふた周りくらい大きくなったんじゃないかと思えるほどパワフルになってほんと楽しい！
ギアチェンジ時じゃなくても普通に加速する時のアクセル開けた瞬間のトルクの立ち上がりが元気になったのでフロントが上がらないように今まで以上に気をつけないとヤバいです。

当初は多少の変化が感じられればいいかな程度に思ってましたが、まったく予想していなかった大きな効果に興奮しました。

キャブセッティングはアイドリングが今までより回転が高めに変化したので多少スローエアのアジャストを濃い目にしたのと、アイドリングのアジャスターも少し下げる方向に調整しました。
メインジェットやニードル段数はいじっていません。


市販でも汎用のインテークチャンバーがありますが、市販の原付用ってみなホースが細いと思うんですよ。だからあまり効果を感じられない人が多いのではと思います。
ですがこのヤマハ純正YSR用のホースは内径13mmもありますからチャンバー内の空気の動き(＝圧力波の伝達と言っていいでしょう)が速くスムーズなのでこれだけの効果が体感できたのだと思います。さすが純正部品ですね。