OTTOCAST P3 開発者向けオプションの入り方
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
OTTCAST AIbox P3の開発者向けオプションの入り方です。
P3は開発者向けオプションメニューが公開されていません。このおかげで2画面非対応のアプリの2画面化が出来ずにゴミになっていた方も多いと思います。
今回、強制的にオプションをオンにする方法を紹介します。
基本的に工場生産設定というモードに入ることが出来れば強制的にオンに出来ますので、システムのアプデでも対応可能だと思います。一応、今回実施したP3のバージョンは写真を見て確認下さい。
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今回、PCにOTTOCASTをつないで強制的に開発者向けオプションをオンにします。
そのためにAndroidの画面をPCにミラーリングする「Scrcpy」というソフトをダウンロードし解凍しておきます。
後ほどコマンドプロンプトを使うので、解凍したものはCドライブ直下など、移動しやすパスの場所に置くのがいいです。
(DL URL)
https://github.com/Genymobile/scrcpy/releases
執筆時点でScrcpyはv2.6.1でした
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まずは、車にOTTCASTを繋げて「有線USBデバック」モードに切り替える必要があります。
OTTCASTを車で立ち上げて、
設定-->エンジニアモード
をタップします
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エンジニアモード-->工場生産設定
をタップするとパスワードを聞いてきます。
パスワードは「 126 」です。
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工場生産設定画面が表示されます。
画面は中国語です。
Back Entry --> ADB USB Switch
をタップします。
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赤い文字が現在のモードです。
無線ADBになっていますので、真ん中のボタンをタップして有線USBデバックモードにして、エンジンを止めてOTTOCASTを抜いて下さい。
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現在、OTTOCASTは有線USBデバックモードになっていますのでPCに接続すると勝手につながってくれます。
念のため、事前準備で解凍してあった「Scrcpy.exe」を起動して写真のようなOTTCASTの画面が表示されていればOKです。
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コマンドプロンプト画面を起動します。
先ほどScrcpyを解凍したフォルダに移動してください。
例)c:\>cd c:\scrcpy-win64-v2.6.1
続いて、Scrcpyのフォルダにadb.exeがあるので以下のコマンドを打ち込んでShellを起動します。
C:\xxxx\>adb shell
trinket:/ $ が表示されればOKです。
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コマンドから強制的に開発者向けオプションをオンにします。
以下のコマンドを入力して下さい。
settings put global development_settngs_enabled 1
何も変化はありませんが内部的には切り替わっています。
コマンド間違いでもエラーが出ませんので注意ください。
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OTTOCASTは開発者向けオプションのメニューが評されません。
Google Playから「開発者向けオプション」というアプリをインストールします。
誰が作ったのか、ありがたいです。
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インストールされた開発者向けオプションアプリを起動すると、写真のようにオプションの中に入れます。
下の方にある「マルチウィンドウでのサイズ変更不可を有効にする」をオンにしてください。
これで2画面対応でないアプリでも2画面化できるようになります。
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最後、車に戻す前に無線USBデバックモードに戻してください。
OTTOCASTの設定から
設定-->エンジニアモード
パスワード入力後
BackEntry-->ADB USB Switch
でしたよね。これ忘れずに。
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ディスプレイ・オーディオの純正ナビがあまりにも使い勝手が悪く、しかし、ナビアプリを使うとAmazon Musicの画面が表示されず、本当に糞システムだと思ってましたが、OTTCASTの2画面化が出来るようになって、ナビと音楽サービスの共有が出来るようになりました。
純正ナビはさようならです。
※画面はScrcpyのスクリーンショットです
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