このところ忙しくてあまり距離は乗れていませんが、ここ数日はF/R 2.5/2.2 の空気圧で走っています。
明らかに乗り心地は滑らかで、なんというか、シルキー。
フロントの回頭性も高くなっています。でも上記の空気圧に変えてから、リアのフィールがとても曖昧になった印象です。
コーナリングでは、ペースに関わらずぐいぐいと前で掻いて進んでいくような感じで、まるで前輪だけの乗り物のように思えます。それが決して遅いわけではなく、頭がしっかり入るので身軽でいいような気もするのですが、直感的な思いでは、これがこの車の個性ではないような気もするんです。実際には充分安定して走れているにも関わらず。
うーむ。....なんか、C-HRと似てるんですよね。
あるいは以前試乗したWRX寄りになったと言うか。
そう考えると、ロールからの戻りがより早く自然になって、体感する旋回Gとのラグが消えたからとも思えてきます。
空気圧は樹海の中ですが、最初にズドンと心臓を撃ち抜かれたMEG3RSのフィーリングは原点なので、いずれ来る足回りの交換に向けてもう少し満遍なく試してみよう。
今週はこの数値で乗り続けて、また森を彷徨ってみます。
それとトレッド比です。
MEG3RSのトレッドは F/R 1590/1545mm, ホイールベースは2640mm。トレッドの平均で出したトレッド比は1.684...。前後個別では 1.660/1.708。
トレッド比は1に近いほど旋回性がよく、2に近いほど直進安定性が高くなるそうです。その理想的な黄金比は1.618なのだとか。
ちなみに
ELISE 1.554(納得)
FD3S 1.661(パワーで押すのかな)
S660 1.774(MRだしね)
Clio3RS 1.700(スイスポとかとはアプローチが違うな、きっと)
Clio4RS 1.730(スイスポとk...)
カングーBebop 1.511 (!?)
ロースター RF 1.540(うんうん)
Jeep Wrangler 1.544(曲がるイメージないなぁ)
ハイエースGL 1.554(マジか?)
M3 E36 1.891(意外)
ヒミコ s-premium 2.029(白目)
うーむ、素人考えですが、見た感じそこまで気にすることでもないかな。重量や出力によっても変わりそうです。仮にMEG3RSがトレッド比1.5台だったとしたら大出力でスピンしそうだし、S660が重量バランス的に安定性を重視した比率なのもわかる気がします。そもそもの素性というか、出発点の指標になる数字でしょうか。
皆さんにとっては既知のことでしょうが、このトレッド幅が広がれば、コーナリングでの左右の荷重移動量が軽減し、タイヤの接地面積、ひいては摩擦の総和が大きくなります。
フロントであれば回頭性の向上、リアであればアンダー傾向の助長でしょうか。まあ、バランスよく足の全体で考えていくことですよね。
何故、こういう話題を急に持ち出したかというと、この間、主治医と話した際にホイール交換の話をちらりとしました。「軽量化!」と思っていた私は純正のオフセット65に近い
BBS RFやなんかを第一候補と考えていました。
DASSのタイヤの回転中心と転舵軸の寄せって、例えば車高が下がった際のホイールオフセット値の変更やスペーサーでスポイルされるんじゃないかなと思ったもので。幸い、というか、車好き歴の浅い私はいわゆる「ツライチが格好いい」という価値観がありません。内に入ってても機能美があるんなら格好いいと思えてしまいます。限度はあるんでしょうけど...。
ですから純正がへたってサスを交換するとき、車高が下がって内側にタイヤが入り込んでも別にいいか、と思っています。しかし主治医は「インチダウンもいいと思う」とこれまた迷宮なステキアドバイスをしてくださいました。
そんなん言われたら、なんとなく考えていた方向性もご破算で選択肢ありすぎてわけわからんですよ、社長(泣
ガチガチの速いだけの車じゃなくて、この車らしい選択肢を見つけたいものです。
びよーん、この画像好きなんです(笑
そんなわけで、空気圧やらホイールやらサスやら、煩悩にまみれつつ運転している今日この頃です。こうやって妄想している時がきっと一番楽しいんでしょうね。
Posted at 2017/11/21 21:56:14 | |
トラックバック(0) |
MEG3RS と日常 | 日記