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2023年08月17日 イイね!

NC1ロードスター,デザインの特徴は?



カーライフ「上がりの車」としてマツダ・ロードスターNC1 RHT を選んだ爺ですが

なぜこの車を選んだのか?

このたび実施したフェンダー部へのクラッディング(クラッデッド)パネル施行につながる話を

少し披露させていただきます。

上の写真は「プジョー・402(1938年)」トヨタ博物館で撮影したものです。

昔の車はこのように車体本体から左右に大きく張り出す泥除けフェンダーを

備えており,車体側面裾には前後泥除けの間にステップが渡されていました。

これは自動車デザインの範となった馬車デザインの流れを汲むもので

上記プジョー402は車体幅を拡げステップを廃した点で

古典的自動車デザインから近代自動車のそれへと一歩を踏み出した意欲作です。

古典への敬意を払いつつ新しいデザインを提案するモダニゼーションは何度も繰り返されており

近年では 1990年代から2000年代初頭にその例が相次いで登場しています。

その口火を切ったのはJ.メイズがデザインし後に「ニュービートル(1997)」として

市販化された車のプロトタイプ「Concept I(1994)」で,

自動車のアイコンともなった「フォルクスワーゲン・ビートル(Type 1)」

を想起させる前後フェンダーと側面裾部スポイラー突起を身に纏っていました。

J.メイズはアウディ・TT(1998)でもこれらクラシックカー三種の神器を

モダンな解釈で昇華させ,より幾何学的デザインを実現。

翌年の第33回東京モーターショーではマツダがこの「古典的自動車デザインの近代的解釈」

の一例として「RX Evolve」を発表。

これは 2003年発売の RX-8 デザインに落とし込まれ,その2年後に発売される

ロードスター NC(1)のデザインへと引き継がれることとなりました。

つまり「マツダ・ロードスター NC(1)」で私が惹かれたのは

「古典的自動車デザインの近代的解釈」だったと今にして漸く理解できました。

次回はこの「…近代的解釈」が如何にしてカスタム依頼先のアートレーシングさんに

結び付くことになったのかをお話しします。

長文にお付き合い頂き有難うございました。
Posted at 2023/08/17 11:14:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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