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史上最強クラスとして注目された台風１０号！

九州各地をはじめ全国で被害が報告されています。

電車もバスも今日と明日の二日間は全便運休の事前告知を出す異例の対応です。

一方で事前警告の度合いに比べて実際の勢いに肩透かしを食らった

と感じる人も少なくないはず。

では避難情報といわゆるオオカミ少年のような嘘つきとの違いは何なのか？

避難情報は過去の災害実例や科学的データに基づいて危険を警告して

予想される災害から身を守る有益情報であるのに対して

嘘つき（風説の流布）は何の根拠もなく人々の不安を煽ることを目的とする

有害情報であるという違いがあります。

ですから狼少年は非難されて当然ですが

災害情報が外れても災害に至らず幸いと納得する訳。

災害で命を落とす例として

田んぼの様子を見に行って川に流され死亡する人のことを考えてみましょう。

仮に増水の様子が確認できたとしてその人は田んぼを水害から守れるのか？

答えはＮＯ！です。

ヤバイと感じた時にはもう遅い！

それが自然災害なのです。

人間の五感を越えた速度と勢いでやってくる自然災害から身を守るには

人間の感覚ではまだ感じ取れない小さな変化を先取りして

最低でも自分の命を守ることしか残念ながらできません。

どれほど防災対策を施しても実際の災害はいつもそれを超えてきます。

人間の五感だけでは対処できない自然の脅威から身を守る知恵が

避難情報であり，ある意味で避難を習慣として身に付ける準備運動のようなもの

と考えてみてはどうでしょう？

繰り返しますが避難情報は過去の実例と科学的根拠に基づいた有益情報です。

避難情報が出たら重い腰をヨッコラショと上げる習慣をまずは身に付けましょう。