車瘋老頭のブログ一覧

前々日から中一日の休養日を挟んで昨日，

今度は前回の起点：棚底港駐車場を足がかりに

フェリーで 9km 南（所要45分），不知火海に浮かぶ天草諸島の

主要有人島の中で唯一，九州本土と橋で陸続きになっていない離島

「御所浦島」の最高峰「烏峠（山）alt.442m」ライドに挑戦！

御所浦港に上陸したその足で目の前の看板「烏峠展望所 5.3km」を頼りに

集落の奥に向かう路地に吸い込まれるようにしてライドを開始。

港前から 5.1km 地点の烏峠頂上駐車場まで自転車で走って

そのあと 200m 歩いて展望台へ移動という算段です。

駐車場の標高は 431m なので平均勾配は 431m/5.1km =8.45%

なんと倉岳登山道よりもキツイ！

それでも頑張って休み休み走り続けるも

残り 700ｍ の 13% 上り勾配にギブアップして押し歩き，

スタートから45分で 5.1km の登山道を上りきりました。

距離こそ倉岳登山道の半分強と短いものの

感覚的には烏峠の方がキツイ！

途中でミニバン１台に追い抜かれただけ，さすが離島！

上の写真は烏峠展望台（alt.442m）から前々日登った倉岳方面

を眺める１枚，倉岳は中央奥やや右の一番高い山です。



ここ御所浦島は白亜紀の地層が至る所で露頭していて

恐竜を含む様々な古代生物の化石がザクザク見つかり

港そばには立派な博物館が建っています：天草市立御所浦恐竜の島博物館

よろよろと辿り着いた烏峠頂上駐車場（alt.431m）でも

駐車場整備工事中にアンモナイトの化石を含む岩がゴロンと出てきたそう。↑



御所浦島の南側には今年４月に訪れた獅子島（鹿児島県）が

すぐそこに浮かんでいます（3km 南）↑

獅子島も御所浦島と同じく白亜紀地層が随所に見られる島で

化石も出てくるのですが，春に一周した限りでは

いまひとつアピールに欠けているように感じました。

烏峠展望台で３０分ばかり休憩してから坂を下ります。



頂上駐車場から距離にして 350m ほど走った地点の道路右側（谷側）

木の切り株を台座にして雄鶏の木彫が置いてあります。

Google_Street_View（2017年撮影）ではまだ伐採されていない木が

写っているのでごく最近の彫刻と思われます。

坂を登っている最中は殆ど視界に入って来なかったのですが

心にゆとりが生まれると様々な情報が目に入ってきます。

この木彫，よく見ると初めに雄鶏の頭の上の位置で木を伐採し

鶏が分離しないよう慎重に像を削り出して台座となる水平面を調えたようです。

銘板も何も付いていないので作者が誰なのか存じ上げませんが

素晴らしい彫刻を刻んで頂き有難うございます。