車瘋老頭のブログ一覧

アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故の勢いが止まりません。

これだけ運転免許が普及し老若男女を問わず誰でも運転できる世の中なのですから、

ドライバーの数に比例して事故の数も多くなるのは、まあ仕方のないことなのかも

しれませんが、事故に巻き込まれる方としては堪ったものではありません。

様々な要素が複合して起きるのが事故ですから、何か１つの要因を改善すれば

事故がなくなるという訳ではないのでしょうが、ブレーキ以外に何かもう１つ

人間工学に基づいた使い勝手で速度を落とすデバイスを後付けで追加、

特に AT 車に追加できないものでしょうか。

考えてみれば AT 車の抑速要素は、アクセルをブレーキだと勘違いして踏んでしまうと

他には無い訳で、予想外の事態に直面する運転者は気が動転して

次の一手を指すことができなくなるのが現時点での最大の課題であると思います。

車内監視カメラや各種センサーで運転者の 「焦り」 を関知して強制急停止させる

そんなデバイスが必要ではないかと思います。

できれば現行車両にも 「後付け」 できるデバイスだと有難いですね。

爺になった所為か、最近の新型車は皆、私の好みツボを見事に外しまくって

どれ１つとして心に響きません。 あ、そんな車だと走行距離も伸びないから

結果として安全か？（笑）

平昌冬季五輪男子フィギュアスケート個人戦が始まり、第１弾ショートプログラムで
羽生弓弦選手が期待を裏切らない異次元の演技で高得点を叩き出しました。

彼の演技に使われている音楽は、１９世紀ポーランド出身で仏パリで活躍した
作曲家ショパン （1810～1849） が２５歳の時 （1835） に作曲した

「バラード第１番ト短調 （作品６５）」

という演奏時間９分あまりのピアノ独奏曲を部分的にカットし繋いだものです。

クラシック音楽では作曲家とは別に 「誰が演奏しているか」 によって
楽曲の印象が大きく変わりますが、

羽生弓弦選手の演技に使われている演奏は、ショパンと同じポーランド出身の
ピアニスト ： ツィマーマン （1956～） のものが使われています。
上のリンクで紹介する動画はまさにツィマーマンによるショパンの 「バラード第１番ト短調」
のライブ演奏です （演奏時間 ： 9'10''）。

羽生選手の音源はツィマーマンのスタジオ録音が使われているものと思われます。

競技で使用される音楽は全体の中から演技に相応しい場面を抜き出して繋いだもの
なので、こうして楽曲全体を通して聴くと違った印象を覚えるかもしれません。

ショパンは病弱だったため３９歳という若さで早世してしまいましたが、特にピアノ音楽の
作曲で並ぶものがない才能を発揮し、もし彼がいなかったなら今日ピアノ音楽という
ジャンルがこれほど人気を博すこともなかっただろうと言われるエポックメイキングな
作曲家でした。

ポーランド （欧州の田舎） から芸術の都パリに上ってきたショパンがまだ無名だった頃、
多数の新人を世に紹介し自身も優れた音楽家だったシューマンは、
新人ショパンのことを新聞で次のように紹介しました。

「諸君、脱帽したまえ、天才だ！」

本当にそんな感じです。 斬新さと安定感が同居し、情熱的なのに品があるという
アンビバレンツ！ 本当に素晴らしい。 ツィマーマンの演奏も最高です。
羽生弓弦選手の鳥肌の立つようなスケーティングに通じるものを感じます。

安全な車の条件。

・ 安全運転支援デバイスが充実している　→　十分条件

・ 挙動を運転者が完全に把握できる車　→　必要条件

・ 積極的に制御したくなる車　→　十分条件

・ 運転していて疲れない車　→　必要条件

人によって安全な車の定義は様々でしょうが、

「乗っていて楽しい車」 は結果的に安全な車といえるのでは？

性能にまかせて 「乗せられる車」 よりも、

「乗りこなしたくなる車」 の方が安全なのでは？

乗っていて退屈な車は総じて運転者の意のままには動いてくれません。

加速・減速・コーナリング・見通しの良さ（死角の少なさ）、等々…

そのためにも日頃からきちんと整備して各部が支障なく機能するよう

努めなければいけませんね。

先日、極寒の日が続き、早朝一番の始動時に聞き慣れない 「コン」 という音が

足回りから聞こえたので気になって整備士さんに相談したら、

ディスクブレーキ・キャリパー回りのグリスが固まり気味で

制動時にキャリパーが急に移動して音をたてたのではないか

との御見立て。 点検するとグリス量が少なくなっており即補充、

以後、このノイズを聞くことはなくなりました。

整備士さんの待遇も一層の改善を望みたいところです。