車瘋老頭のブログ一覧

カーポート屋根隙間からの雨降り込み対策として，一昨日のエントリー記事で

ビニールパイプを置いて隙間を塞いだことを紹介しました。

雨・風・日焼けの全てから愛車を守るには前後左右天面全てを覆う

ガレージに勝るものはありません。

ただ，その施行費用が天面だけをカバーするカーポートに比べて高額になる

（その上固定資産税の課税対象になる）という理由で

ガレージ設置に踏み切れない人が多い訳です。

今回施行したカーテンの素材は，編み目の粗い農業用遮光カーテンよりも

少しだけ目の細かい編み紐天幕（高さ２ｍ✕幅２ｍ）にしたのですが，

これは強風に煽られた場合に幅の広い幕に比べて

隙間から風を逃がしてカーテンレールやカーポート屋根にかかる負荷を弱め

倒壊を防ぐことを狙ってのことです。

実際にどれ位の強さの風まで耐えられて，どれほどの風なら畳むかは

これから人身御供になって検証するつもりです。

最初の画像はカーテン取付後に屋根の隙間をパイプで塞いだ状態。

下の画像はカーテン施工前，屋根の隙間があった時の状態。



屋根の隙間はそれほど広くはないのですが，外周から吹き込む風に煽られて

隙間から降り込む雨が拡散され下に駐めた車全体にしぶきが付着することが

課題だったのです。

もちろんカーテン施行後も左右に隣り合う幕の間から降り込む雨はある

でしょうが，カーテンを閉めている限りは風を受けることも減り，

屋根から降り込む雨もなくなるので雨しぶきはグッと減るはずです！

思い付きで塞いだ屋根間の隙間でしたが，

本当はカーテンとセットで対策すべき重要事項であったことを

今頃になってようやく理解しました。

理解できただけまだマシか。（笑）

わが家のカーポートは先ずアーチ屋根の方を建て，

後にフラット屋根のものを隣に増築しました。

そんな経緯もあり隣り合う二つの屋根の間には

約４ｃｍの「隙間」があり，

ここから雨が降り込んだり落ち葉が落ちたり

いろいろと厄介事が絶えません。

今回せっかくカーテンを施行したので，なにかこの幅４ｃｍの隙間を

簡単に埋める手立てがないか考えてみました。

そこでふとひらめいたのが，隙間の幅より少しだけ直径の太い塩ビパイプを

ちょうど隙間に落ち着くようゴロンと横たえるというアイデア！

念のために突風で吹き飛ばされないよう最低限の固定を気休め程度に

施していますが，パイプは投影面積も小さいので

よほどの突風でなければ飛ばされたりすることはないでしょう。

断面が三角形のパイプがあればもっと落ち着くと思いますが

円形断面のごく普通の塩ビパイプでも細長い隙間を塞いで

特段の固定なしでその場所に留まるという機能はほぼ同じ。

しかも安価に設置できて耐候性もかなりある！

新八代駅での乗り換えミスをこれで帳消しに出来るかな？（笑）

かねてからの懸案だったカーポートの

カーテン施行工事を本日実施。

お陰様でこのように （←）

見事な仕上がりとなりました。

左側に現在整備中の Abarth が入ります。

カーテンは左右それぞれ独立して開閉可能な構造としています。

カーテン下端のハトメ群が風に舞って車体に当たったり，車道側に舞い上がったり

するとマズイので，下端数カ所を重りに結んで固定。５リットル入りの

ポリタンクを寝かせて重りとして利用しています。

日焼け対策をメインに考えてカーテンを施行したのですが，

ご覧のように遮光効果はかなり期待できそうです。

雨対策については，風による降り込み防止には一定の役割を果たしてくれる

ものと思いますが，実態は後日あらためてリポートします。

見栄えを考慮して最初はちょっと良いタープを奮発しましたが，

農業用の黒い遮光カーテンも潔くていいかもしれませんね。

「橋」 の 「端」 を 「箸」 を持って渡る。

日本語に同音異義語の多いことを説明する時によく使う例文です。

"Bridge" も "Edge" も "Chopstics" も，み～んな 「はし」 の日本で

漢字が使えなくなったら…と考えるとゾッとします。

クリント・イーストウッドが監督・主演を務めた地味な恋愛映画で

「マディソン郡の橋（1993）」 というのがあります。

日本では滅多に見かけない屋根の付いた木造の橋が舞台の映画。

この映画に触発されたという訳ではないでしょうが，

熊本県の阿蘇東部原野のとんでもないド田舎に

「阿蘇望橋（あそぼうばし）」

という屋根付き木造トラス橋（全長 41.6m） が

1999年に架橋されています。

「広域基幹林道阿蘇東部線」 という道路が 「遊雀川」 を渡る地点 ：

32°54'15"N / 131°11'27" です。

その 「阿蘇望橋」 の 「端っこ」 を歩いて渡ってきました。

さすがに恥ずかしいので 「箸」 を持ってはいませんが。（笑）

長閑な田舎に立派な屋根付きの橋が架かる様子にはちょっと驚きますが

実験的な公共構造物ではよくあることです。

「三密」 とは無縁のゆるやかな時間と空間でした。満足！

短い動画もあります。↓
https://youtu.be/F1VipwUOB7o

コロナ感染が収束したら長崎県五島列島の自転車旅を再開しようと

あれこれ下調べする中，GoogleMap の航空写真で福江島のあちこちを

俯瞰していて気付いたのが，

三井楽地区（みいらく：福江島北西の半島）と富江地区（とみえ：同南側半島）

に特に顕著な「区割りが丸い畑」！

同島でも他地区の畑地は綺麗に四角く区割りされているのに，

なぜ前述の二地区の畑だけが丸いのか？

加えてその丸みを強調するかのように隣り合う畑の境界部に生い茂る灌木。

まあそんな些細なことが気になって夜も眠れず（笑）

「五島観光歴史資料館」に手紙を書き上記の事柄について尋ねてみました。

今日その返事がきて（電話）仰るには

「五島をはじめ日本各地の古い開墾方法の一つ『円畑（まるはた）』

　というもので，杭に紐でつないだ牛に鋤を牽かせ同心円状に歩かせて

　農地を開墾（サツマイモや麦を生産）したもの」だそうです。

隣接する畑地の間の灌木は，開墾の際に自生する主に「椿の木」を

防潮・防風林として残し，実は椿油に加工してきたとのこと。

古い畑地割だろうな，と大まかに推測はしていたのですが，

牛を使って同心円状に開墾していったことと

灌木のツバキまで利用する効率的な伝統農法だったことが

今回はじめて判り大いに納得しました。

耕地がきわめて少ない五島列島にあって福江島は例外的に

上記二地区をはじめ各地に耕作地を見ることができます（航空写真）。

これは福江島外周部の上記二地区ほかが福江火山帯の活動で生まれた

傾斜の緩やかな溶岩台地で（サラサラ溶岩のアスピーテ），

同島中央部や他島に比べて比較的平らな土地が多かったことが理由ですが，

そこを開墾して畑地を拓いた歴代農家の方々の汗と涙の結晶でもあります。

来年以降はれて旅行できるようになった暁には

たびたび足を止めじっくりと各地を見て回りたいと思います。

同島が現在推進中のジオパーク登録も大きく実を結びますように。

長崎新聞が YouTube で五島の「円畑（まるはた）」を紹介していると

教わったので又聞きで恐縮ですが紹介させて頂きます。↓

https://youtu.be/1fAuoXmX_s4