車瘋老頭のブログ一覧

韓国ソウルでハロウィンの人混みの中なんと１５０人以上の通行人が圧死！

という衝撃的な事件が発生しました。

本能的に人混みを避ける自分には

混雑の予想される場所に出掛ける人の心理は判りませんが

亡くなった方の中に多数の外国人がいたことを知り

日常暮らしている安全な社会とは状況の異なる場所に出掛ける時には

危機管理意識を明確に高めて

「君子危うきに近寄らず」

を迷わず実戦する必要があるとあらためて感じました。

私は先週に引き続きこの日 （10/28） も干拓地で石垣散歩。

観光客は…１年で果たして１０人も来るのか？

という人影のない干拓地で干拓堤防の石垣を堪能してきました。

交通費は先週と同じく２８０円＋３８０円。

でも何か観光関連商品を考えないと地元にお金は落ちんだろうなあ。

干拓地の地元玉名市がイチゴとトマトの生産量で全国２位を誇ることを

示す看板なり石垣の説明の隣に立ててくれれば…。

8/04 のブログで
https://minkara.carview.co.jp/userid/2825170/blog/46294962/

電気自動車の世になればガソリン税に代わる新たな財源を探すことになるだろう

ということを愚痴りましたが，早速その動きが出て来たようです。

一昨日 10/26，政府税制調査会が開かれその議論の中で

「ガソリン車に比べて重く道路を傷める度合いの強い電気自動車の時代になれば

道路利用税みたいな考えがあってもいい」という意見が出たそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5055f9a26d22bdc37d461abcba96f4dec860861

やれやれ。。。

でもその前にガソリン税に消費税をかけるという現行税制の矛盾を解消してもらわないと。

そもそも道路利用税の考え方は現行の重量税のことやろう？違う？

新税を検討する場合はまず現行税制のおかしな所を徹底的に正した上で

新税の議論をするように。

国民はしっかり見ておりますぞ！

今から４０年前，会社員時代にお世話になった先輩が

今月はじめに亡くなったと共通の友人から連絡がありました。

享年７５歳，まだお迎えのくる歳じゃないって！

その早過ぎる死を悼んで

マーラーの遺作「交響曲第１０番」の「第５楽章」と

わが家の近所の海岸風景でお見送りしたいと思います。合掌

※ 埋込の出来ない動画なので ↓ こちらからどうぞ。

いやー今日は暑かった！

朝は長袖で出掛けたものの，10h00 に電車を降りる頃には日も高くなり

自転車で走っているとじんわり汗が滲んできたので長袖上着を鞄に仕舞い

Ｔシャツで干拓地の堤防道路を独り占めライド。写真は有明海越しの雲仙。

全国旅行支援の旅行客はまず来ない横島干拓から菊池川左岸を河口から遡り

干拓が始まる前の海岸線の港町にある河川舟運の廻船問屋だった建物をリノベした

素敵な古民家カフェ「久吉丸」でランチ！



建築史を専攻したというご主人と「干拓地潮受け堤防の変遷」の話題で盛り上がりました。

菊池川が上流から運ぶ土砂で河口が年月とともに堆積し河口も沖合に移り，

加えて加藤清正による河川改修で川筋も変わり，

そこに加えて干拓地の延伸で海岸線の姿も千変万化。

重機もない時代に立派な石垣の堤防を築いた人達はスゴイ！

という結論はまさにその通りだと思います。

明治５年の新橋～横浜鉄道開業に際して

高輪海岸沖に石垣で築堤を築いてその上に線路を敷いたのも

江戸時代の石垣積みの技術と干拓の技術，なによりも基礎工事の自前技術が

あったからこそ実現できた国家の近代化でした。

世界遺産登録で注目されている明治日本の産業革命遺産群ですが，

その礎となった江戸時代の技術というのも案外身の回りに残っています。

遠くまで行かずとも近場で結構楽しめます。

本日の自転車操業距離３０ｋｍ也。

新しいサイクルコンピューターは文字も大きくて見易い！（笑）

６月末フライング梅雨明けの頃，かねてから一度行ってみたいと思っていた

大阪府堺市の「シマノ自転車博物館」を

「旧・堺燈台」とセットで訪問しました。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2825170/blog/46207887/



その所蔵展示物の一台がこの「ドライジーネ」という自転車の原型です（レプリカ）。

1817年，ナポレオンのロシア遠征から５年後，ロシア革命の年，

日本では文化１４年，初めて英国の船が浦賀にやってきた年のこと，

ドイツ人発明家ドライス男爵が馬に依らない移動手段としてこれを発明。

それより数年前インドネシアの火山噴火が原因で天候不順となり

飼料用干し草不作のため馬車を曳く馬の食糧不足で頭数を確保できなくなった

という環境由来問題が生じたのがドライジーネ発明のきっかけだったのだとか。

２つの車輪を前後に並べジャイロ効果によって倒れずに走行できる乗り物

という点で自転車の原型と目されます。

それにしても「風が吹けば桶屋が儲かる」的遠因が自転車誕生の原点だったとは，いやはや。

ただこの時点ではサドルに跨がった運転者は

ペダルを漕ぐのではなく

地面を左右の足で交互に蹴って進む構造でした。

ダンロップが空気入りタイヤを発明する（1889年）７２年も前のこと。

石畳の道をリジッド車輪で駆け抜けるとは

ドライス男爵の「アッ，アッ，アッ，アッー！」という悲鳴が

現代にまで聞こえてきそうな痛い乗り物です！（笑）



一方こちらは（↑）1895年，フランス陸軍歩兵ジェラール大尉が発明，

プジョー社（創業時から自転車も製造！）が量産した

「世界初の折畳み自転車（オリジナル量産車の１台）」。

前後とも２２インチ車輪とチェーン駆動を採用，

展開時の前後長は 148cm，折畳み時の前後長は 78cm，重量 16kg，

現代の折畳み自転車と比較しても遜色ない出来です！

後輪荷重の比率が高いのは不整路斥候の経験が反映されているのでしょうか。

ちなみに「旧・堺燈台」を背景に写真撮影した私のブロンプトン号は

イギリスのブロンプトン社が 1975年以降製造する折畳み自転車で（１６インチ車輪）

展開時の前後長は 146cm, 折畳み時の前後長は 61cm, 重量 11kg。

折畳み自転車の中では折畳み時の小ささと走行性能を両立させた機種として

高い評価を得ているブロンプトンですが，それと比べても全く遜色のない出来映え。

世界初の折畳み自転車量産モデルがこれほどまでに高い完成度だったとは

正直ビックリしました！

ジェラール大尉もプジョーもＧ．Ｊ．です！

他にも非常に興味深い自転車の展示物が目白押し。


シマノ自転車博物館は南海高野線「堺東」駅から徒歩５分，

毎週月曜／祝日の翌日／年末年始が休館で 10h00～16h30 の営業，

入館料は大人５００円，駐輪場はありますが駐車場はないので

近隣のコインパーキングを利用する必要があります。

武士の世が終わり鉄砲鍛冶職人たちが新時代の生きる糧として注目したのが

新しい世の乗り物「自転車」でした。

シマノ創業者で鉄工職人だった島野庄三郎は２８歳で（大正１０＝1921年）

高品質フリーホイール製造により起業，

堺が日本の自転車産業の中心となる礎を築きました。