車瘋老頭のブログ一覧

東京ビッグサイトで公開中の JMS 2023，

ホンダ・ブース（東６ホール）で興味深い展示を発見しました。

交換式のバッテリーパック "Honda Mobile Power Pack e:" ならびに

バッテリー交換ステーション "Honda Power Pack Exchanger e:" です。

上の画像のように重量10kg の "Honda Mobile Power Pack e:" を

複数差し込んで充電し，満充電で待機中のパワーパックと交換，

「長い充電待機時間」という電動モビリティーが現在直面する

最大の悩みのひとつを解消するアイデアです。

ホンダは国内二輪車メーカーのスズキやヤマハと協力し

電動二輪車の交換式充電池をこの "Honda Mobile Power Pack e:" で

共通規格化を計り，

パワーパック充電ステーションのネットワークを拡げていくとのこと。

現在の容量（パワーパック１個あたり 1.3kWh）では

航続距離が 40km 台と少々心許なくても

充電ステーションを「はしご」すれば航続距離の呪縛から解放されます。

将来電池技術が進んで容量が増えても電池の規格を各社間で共通化しておけば

現在の乾電池が同一サイズでマンガン乾電池からアルカリ乾電池に推移

したのと同じようにモビリティーを一気にアップデートできるし！

今回の JMS 出展企業のブースをあれこれ見て回りましたが

企業間で技術を補完し合う「協業」がこの期に及んでまだまだである点が

とても気になりました。

かつてデジタルカメラの電源リチウムイオンバッテリーが

企業間の規格統一はおろか一社の中でもカメラ機種間の互換性ゼロで

機種更新の際に電池も全て交換が必要となる無駄を乱発してきた

最悪な愚行だけは二度と繰り返してほしくありません！

↓ Honda Mobile Power Pack e: システムについて

「だれもが、しあわせになる。」

マツダの初代ロードスター（NA）カタログ最初のページに登場するフレーズです。
https://www.mazda.co.jp/carlife/classicmazda/story/6/

現在開催中の JMS（Japan Mobility Show） マツダブース（東３ホール）で

このカーボン製超軽量折畳み分解式車椅子（マツダ内製）を間近に眺め

ロードスター（ND）Self-empowerment Driving Vehicle（いわゆる福祉車両）

運転席に乗り込んで係の方の説明を受けた時にこのフレーズが頭に浮かびました。



みんカラをご覧の車好きの皆様なら誰もが頷いて頂けると思うのですが

カッコイイ車を自分で運転するとなぜか気分が上がりますよね？

車椅子が欠かせないドライバーの方とてそれは同じでしょう。

マツダが "Self-empowerment Driving Vehicle"
（他人の手を借りずに自分で運転できる車両） と

「福祉車両」とは違う呼称を与えているのも

これらの車両を「移動の実用的手段」としてだけでなく

「運転することで気分を上げる（元気になる）車」として

考えているからでしょう。

現在 Roadster RF，Roadster（新登場），MX-30 に設定される Se DV は
https://www.mazda.co.jp/cars/roadster/grade/hand_control/

AT 車であればグレードを問わず新車からオーダーメイドできるそうで，

制約の少ないことも魅力。

両足でブレーキ＆アクセルのペダルを操作するところを

左手によるマスターコントロールレバー（前押し：制動／後引き：加速）操作に置き換え，

右手は基本的にハンドル操作に専念。

AT の手動変速も，シフトアップは右手パドルで可能，

シフトダウンはステアリングホイール右側スポークの押しボタンで操作。

元からあるブレーキ＆アクセルペダルも温存されるので

マスターコントロールレバーのリンク追加により操作感触が大きく変わるため

健常者の運転にはペダル操作に習熟する必要がありますが

一応ペダルでの操作も可能，という設定になっています。

冒頭に貼った超軽量カーボン製折畳み車椅子は

「左・右ホイール（22 inch）」／「折畳みフレーム」／「座面＆背当パッド」

の４つに分解してロードスターの助手席に収納できるそう。

屋根を閉じた状態では分解した車椅子を助手席に収めるのはちょっと大変のようで

素直に幌を開けて作業をした方がよさそうです。

でも間違いなく気分は上がるわ！（笑）

10/31（火）15h00 加筆：

改造費用は幌車で税別 339,400円～，RF車で同 365,900円～だそうです。

私はもっと費用がかかるのか？と心配していたのでこの価格にちょっと安心！

秋田県知事が「愛媛県名物 "じゃこ天" は貧乏くさい！」と発言したことが

物議をかもしているようですが，

食べ物の好みは人それぞれなので特段の感想や憤慨はないのですが，

この方，ひょっとして自分の味覚で旨いかそうでないかを判断できず

いわゆる食通の評価の受け売りをしているだけなのではないか？と

それとも歳のせいで言動の制御が上手くいかなくなっているのか？

ちょっとかわいそうになりました。

世の中には美味しいものがたくさんあります。

自分は世の中のグルメ番付をあまり当てにしていません。

だって人間の嗜好というのは十人十色ですから。

自分と味覚の方向性が同じ人の言葉なら少しは参考にしますが，

基本は美味しいと思われるものを食べてどれくらい美味しいのかを知る。

そもそも食べ物を選り好みできるだけで相当有難いことだと思います。

食糧事情と健康，まずはこれに感謝しましょう。

食糧自給率の低い日本であんまりわがままが過ぎると

いつかきっと痛い目を見ることになりますから。

岡山市のベンチャー企業 SMZ 社が JMS でプロトタイプ実機展示し

１１月中旬からクラウドファンディングを開始する

折畳み電動キックボード ARMA というのがなかなかのもの！

折り畳むと "A4 サイズ"という超コンパクトな電動キックボードで

・航続距離：３０ｋｍ
・最高速度：２０ｋｍ／ｈ

という実用性を備えているとのこと（ちょっと信じられんが…）

このスペックが正しければ

非常用のラストワンマイルモビリティとして

クルマのトランクに常備しておくのもアリ！

発売時には今回改正される道交法の原付１種（ナンバー＆バックミラー付）

登録が必要となる。

TMS での展示場所は「南館４階 Ⅲ＆Ⅳ展示場」

10/10 にマツダがティザー画像（リア・クォーター・ビュー）を出した

JMS 公開予定のコンセプトカーの「実物」がアンヴェイルされました。

昨年末の動画に登場した Vision Study Model のリアビューに似ていたことから

これまで Vision Study Model と認識してきましたが，

本日マツダが発表した名称は "Mazda Iconic SP" です。

スペックも公開されており
https://newsroom.mazda.com/ja/publicity/release/2023/202310/231025a.html
・4,180 L x 1,850 W x 1,150 H（mm）
・2,590 WB（mm）
・1,450 Weight（kg）
・370PS（CN fuel driven 2 Rotor RE + Generator）PHEV
　（エンジンが直接駆動に関与するかどうかは不明）
・リトラクタブルヘッドライト，シザーズドア，電子式サイドミラー

新しく登場するクルマの殆どがカクカクした「未来的」デザインであるのに対して

この Mazda Iconic SP の外観はマツダ「魂動（こどう）デザイン」の流れを汲む

非常にシンプルな造形で大いに興味をそそられます。

MT 仕様が無さそうなのは玉にキズか。（笑）

重量の嵩むバッテリーを積む EV ゆえ 1,450kg というのは仕方のないところか。

全長の割に WB が 2,590mm とちょっと長いところも少し気になりますね。

ひょっとこして２＋２の４座なのか？　（２座の模様）

「反響が大きければ市販も検討」とは毛籠（もろ）社長のコメントですが，

価格帯は「Ｚ（５４０～９２０万円）」や「スープラ（５００～７３０万円）」

クラスになるんでしょうなぁ。

１０００万円以上の価格帯だと PHEV スポーツカーはありますが，

その下のクラス（５００～９００万円台）では現状ライバル不在なので

このデザインなら…勝算あるかも！

名称は "MX-7" かな。

外観写真と一部車内写真はこちら
https://carview.yahoo.co.jp/article/detail/29ff90d689cb8704a1f9e30eccd01b86b1c8df51/?top=pc