ワンオフ加工を避けた、車検対応、競技用、着せ替えウイングの作り方(案)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
僕は車検対応サイズのウイングをSARDさんに
特注しましたが、キットが汎用品だったので、
台座付近は自分のFDにあわせて別途特注する
必要がありました。
理由はSARDの標準仕様のステー間の距離が
約640mmだとリヤゲートの斜面(強め)に
なってしまうからです。
そのため黒色のSARD純正の台座の下に、
斜めにカットされたスペーサーを作る
ハメに。。。
これがとても高かったです(涙)
なので、過去の書き込みでは、車検対応サイズ
を買うなら、無難に雨宮さんかVOLTEXさんの
車検対応キットを買う方が結局安いかもなどと
書きました。
でも、さすがに車検対応サイズと競技用サイズを
2セット持っておいて着替えたいとなると、
ナカナカキビシいコストになるじゃないですか。
そこで、なんとかDIY可能だったり、ショップに
依頼するにしてもワンオフ的な要素をできるだけ
排除して、安く着せ替えウイングを実現できない
か考えてみました。
と言うかイロイロやった結果、こうすれば
良かったと思いました(笑)
さて。。。
前述の台座ですが、これがもっとも面倒な
ワンオフ加工が必要になる要素なのですが。
もう少し間隔が広ければ斜面も緩やかに
なるので、少々斜めになっていても、
リヤゲートを若干歪ませたり、ステー
そのものの付け根を軽く曲げたり、何らかの
工夫をすれば、ごまかして装着可能な気も
します。
この方針でDIYあるいはショップに依頼するに
しても高額な加工は不要と考えて先にすすみ
ます。
無理やり、そういうことにしときます。
(本当にトライする方は緻密に検討して下さいね)
2
SARDさんのこの台座、ありがたいことに
単品で販売しているようです。
(銀色部分は僕が作ってもらった別パーツです)
3
このように一個2500円(税別)で売っています。
ちなみに僕のは新型のほうです。
これを2つ買いましょう。
4
さきほどのSARDさんの表に純正ステーも
ありましたが、これはナカナカのお値段でした。
二本で30000円の税別です。
正直、これは格安化を阻む要素になりますので、
純正ステーは僕ならパスします。
別の素材になりますが、岡山県のALTEXさんが
SARDさんのステーをさらに長くしたものを
10000円弱でヤフオクなどで売っていますので、
これを入手しましょう。
僕のは一番長いタイプですが、これだと車両の
前傾姿勢によっては、天井よりも高くなる可能性
アリですので、それを懸念する方は一番長いのは
避けたほうが良いかと。
まあ、それでもSARDさんのよりも長いので、
ハイダウンフォースは期待できます。
5
次にウイングそのものですが。。。
中古でSARDさんのを格安にゲットできれば
ラッキーですが、今回のテーマは安く着せ替え
可能品を作ることなので、とりあえずそれは
パスとします。
偶然、車検対応サイズのSARDさんと競技用の
両方を格安ゲットできたら夢のようですが、
まあそんなことはまず期待できないかと。
車検対応のものは、全く効かないよりはアル
ほうが車両が安定する。
ストリートでウイングレスになってしまい、
スリッパ状態になるのはイヤ。
その部分をフォローするのはD-MAXさんの
幅1400mmウイングのA140にお願いします。
お値段は税別15000円。
これの台座やステーは少々もったいないですが、
前述のSARDさんとALTEXさんに置き換えて
下回りの強度アップをはかります。
ちなみにこのウイング、ステーの間隔を
800mmと1000mmが取り付け時に選択可能です。
この間隔は800mmが良いと僕は思います。
理由は後述の競技用サイズのウイングも
800mmだからです。
話を戻しますが、台座とステーはSARDさん系、
ウイングそのものはD-MAXさん系。
コレでは合体できないのでは。。。
と思われるかもしれません。
確かにそのままでは、装着できないと思います。
そこで、3から5mm程度のアルミ板でそれらを
接続するアダプターを作ります。
板の上部はD-MAXさんのウイングを固定できる
ように穴開け加工。
板の下部はSARDさん系のステーに固定できる
ように穴開け加工。
こんな穴開け加工がされたアルミ板を介して、
ウイングとステーを連結します。
このパーツ、できるだけ小さく作らないと、
よりハイマウントされてしまいますので、
ご注意下さい。
(ダウンフォースが欲しい方には嬉しいかも)
ここまでで費用は約3万円(税別)、アルミ板代、
ボルトナット代、送料など。。。
かなり安く仕上がりそうですよね。
これだけで、満足な方は上述のパーツを揃えて、
DIYにトライしたり、現実的な工賃で手伝って
もらえないかショップさんと相談すれば良いかと。
そして、車検対応サイズだけでなく、競技用サイズ
も準備しておきたい方は、ヤフオクなどで売っている
汎用のGTウイングをさがすと税込32497円から
35791円の価格帯で1600mmを超えるGTウイング
を見つけることができます。
これがうまい具合に、ステーの間隔が800mm
だったりします。
これも前述のようにアルミ板でアダプターを
作っておけば、SARDさん系の台座とステーに
組み合わせることが可能なはずです。
(もし本当に着せ替え仕様にトライするなら、
両方ともの製品を確保して寸法チェックして
からやったほうが、仕上がりは安心かと。)
これら2セットのコストは雑費も含めても、
一般的な有名メーカー製品の1セット分よりも
おそらく安いのではないでしょうか。
ウイングそのものをボデー同色にしたり、
翼端板を好きな形状にしたり、
アルミの接続パーツの長さ違いを作ったり、
そんなアレンジをしてもきっと楽しめると思います。
そうそう、ステーが長くなるので、ワイヤー、
ターンバックルによる振れ止め加工なんかも
準備しておいたほうがいいと思います。
競技用のウイングでここまでやれば、有名店の
車検非対応品に実質的なダウンフォースで
負けることはないかと。
かなりハイマウントすれば、きっと強烈な
ダウンフォースが得られるかと。
ここまで、やってダウンフォースに不満な方は、
きっとドライカーボントリプルウイングまで
いってしまう超マニアかと(苦笑)
僕はショップさんとの付き合いもあるので、
SARDさんの純正品、社長さんに探してもらった
パーツの組合せで、構成したので、値段も
そこそこかかってしまいましたが(涙)
こんな方法もあったなぁ。。。という提案でした。
DIY好きの方、お世話になっているショップさんに
無理を言える方は、トライしてみてはいかが
でしょうか。
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