「ネコの宿命」腎臓病の治療法を開発　寿命が2倍、最長30年にも　東大大学院・宮崎徹教授インタビュー（時事通信）

「ネコの宿命」腎臓病の治療法を開発　寿命が2倍、最長30年にも　東大大学院・宮崎徹教授インタビュー（時事通信）
#Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8d2184351c97c52d3b48326145934a2288692bf

まずはじめに。

結論として現在、薬としては完成していません。またコロナの為、研究もストップしてしまっているとのことです


でも、もし、猫が30年とは言わず、腎臓病で苦しまないのならば、こんなに嬉しいことはありません。

うちの子も、腎臓病で逝きました。比較的苦しまなかった方かも知れませんが。猫としての尊厳は完全に踏みにじられての延命だったと思います。当時は私も妻も納得して、私自身が延命措置を続けたのですが。

そのときの事を思うと、猫を飼いたい/飼いたくないの、狭間で心が揺れ動くほどです。



要点

　人間の体には免疫細胞マクロファージを死ににくくする・元気にするタンパク質が存在して作用している。AIM

イヌは持っていて作用している、ネコだけがAIMを持っているけど、他の動物のように機能していない。

　多くの腎臓病では尿の通り道の最初の部分がごみで詰まってしまい、腎臓が徐々に壊れていくために起こるが、AIMがきちんと働いていれば、そういった詰まりはその都度、AIMが解消してくれる

ネコの体内に、きちんと機能するAIMを注入して、腎臓病の進行を止められる効果を多くのネコで確認している

　―もともとAIMが機能していないネコに、きちんと機能するAIMを若い時期から投与すれば、腎臓病にはならず、長生きできるわけですね。

　タンパク質製剤は化学合成できる粉薬や錠剤と違い、生きている培養細胞に作らせて、そこから純度の高いAIMを精製する必要がありますから、莫大（ばくだい）な労力とコストが必要になります。

　ある会社がスポンサーになってくれて、治験薬を作り国から薬としての承認を受ける治験を行うめどが立つところまでは、数年かけていっていたが、新型コロナウイルスのせいで社会全体が経済的な打撃を受けたことで、プロジェクトはいったん中断している。