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2022年08月18日

会社見学 タツノ MIRAI試乗

会社見学 タツノ MIRAI試乗 これまた、8/18と少し前のことになります。m(__)m

転職活動ではありませんが(笑)、会社見学に行ってきました!

さて、タツノ、TATSUNO

ときいてピーン!と来る方はおられますか?

来る方はさすがです!

たぬ~は、なんでも興味をもってキョロキョロして歩いてるような奴ですが。

えーとなんだっけ!どこかで聞いたような?!ロゴを見てやっと分かりました!




行ったのは給油機、計量器を作っているタツノでした。

国内ガソリンスタンドの計量器のシェアナンバーワンだそうですので、みなさんもお世話になっていることでしょうね。(*^^*)


鎌倉市の大船駅に近い横浜市栄区にタツノの大きな工場があることを初めて知りました。東海道線からよく見えるのですが失念していました。
室内にこんな立派な展示室があって驚きました。これはもはや博物館、展示館クラスです。実際、この写真の数倍の広さがあります。
ちょうど昨年リニューアルされたとかでピカピカです!

今回はもう本当にいろいろと勉強させて頂きましたので、以下長くなりますが、ご容赦ください。m(__)m


水素の計量器です。
私は勘違いしていたのですが、ローリーでは液体水素を運んでいますが、車輌には気体の水素を充填するんだそうで、計量単位はkgなんだそうです。
水素は現在は政策的に価格が抑えられており1kgで1,200円くらい、MIRAIだと5.6kg給水素(笑)できるので6,720円(税込)。MIRAIの航続距離は約850kmなので、100㎞あたり790円(税込)ほどの燃料コストになるそうです。
水素の単価はこれから1/4位に下がっていくらしいので注目ですね。


これは展示用の模擬パネルですが、車輌側の給水素口(笑)はこんな感じです。直径はΦ25くらいでしょうか。82MPaと高圧なのだそうです。MIRAIに5.6kg給水素する時間は3分だそうです。当たり前ですが電気とは比べ物になりませんね。


綺麗なお姉さんがアテンドしてくれました。
水素充填のノズルは非常に重く、子供ではギリギリの感じです。爪先に落としたらヤバイなという重量ですね。
落下防止のためにワイヤーが取り付けられており手を離しても地面ギリギリの高さで止まるようです。高価なノズルを壊さない為にも?!これはよい方法だと思います。
展示用のワイヤーではなさそうです。


タツノではガソリンスタンドの地下タンクの製造や、ガソリンスタンドの建設もしているそうです。
地下タンクは鋼板の両面にFRPコーディングをして錆びにくい構造になっています。
たぬ~。油種の分だけタンクが必要かと思ったのですが、仕切りを儲けて3つに分けることができるんだそうです。


タンクに入れる方の送油管はなるべくガソリンが泡立たないように下の方から、汲み出す方は水分や異物の混入を防ぐように底から浮かせてあるそうです。


日本全国で年間に給油されるガソリンはなんと5,500万kL


たぬ~が驚愕したのが、そのうち、大気中に放出されているガソリンが20万kLと全体の0.36%にもなることです。
ガソリンベーパーの回収が必要とされる訳です。


これが回収機能がある給油ホースですが、真ん中をベーパーが通り外側をガソリンがとおるそうです。課題はホースが重くなることのようです。
ローリー車も地下タンクのベーパーを回収しているそうですから徹底してますね。


子供たちは給油体験をさせてもらって大満足でした。分かりにくいのですが手間は従来機で泡立っていますが、奥は泡立ちを押さえたノズルだとのことです。


給油の自動停止の仕組みって御存知でしょうか?
たぬ~は知らなくて可燃物のガソリンを、どうやって検知しているのかなと思っていたのですが、ノズル先端内側のこの細いパイプと側面には穴があります。ここから空気を吸い込んでいて穴がガソリンで塞がれると停止するという仕組みでした。


たぬ~です的には今回一番の目玉(笑)、MIRAIの試乗です。
息子が助手席に、タツノの社員さんが後席に座り、広い構内を1周させてくれます。2分位は走れたのではないでしょうか。


この社員さんはなかなか楽しい方で車好きと分かると、ここからしばらく直線ですから踏んで貰っても構いませんよとか言って頂けたのでアクセルが床に貼り付くまで踏んでみました。

MIRAIのインプレがメインではありませんが、もちろんFCEVらしく低速から素晴らしいトルクで日常生活では必要ないよなと思うほどの強烈な加速します。

ただ以前に代車で乗ったJAGUAR I-PACEと比較してしまうと、それでもゆったりしたものに感じてしまいます。
このコース、橋を渡ったり構内から路上に出たりとうねった路面もあるのですが、車体剛性の強さは凄く感じました。上質なセダンそのものです。さらに車内の騒音はI-PACEよりもMIRAIの方が圧倒的に静かで、これはいいオーディオで音楽を聴きたいなぁと思わせるものでした。


個人的には旧型の方が個性があって好きだったかも。先日はケータリングにMIRAIで来て発電機がわりにしている業者さんが居ました。そんな使い方ともあるんですね。


タツノはEVの充電器には手を出していないそうです。
やはり航続距離とエネルギーの充填に掛かる時間を考えると水素もありだ思います。車載の水素タンクの定期点検とか、もしも交換した場合の高額費用とか、いろいろと問題点もあるようですが。

これは右から順に古い→新しい計量器ですが、一番左の四角い計量器なんてまだ地方のJAのガソリンスタンドとかで見るような?!



しかし愛らしく、どこか異国情緒を感じさせますね。素晴らしいデザインだと思います。


この一番古いタイプは、後ろの大きなレバーを左右に動かして地下タンクからガソリンを上部のガラスタンクに組み上げて、下のレバーの位置に合わせてガラスタンク内のパイプが上下して規定量のガソリンが出てくる仕組です。
オートストップは無さそうですから、当時はどうやって給油量を決めていたんでしょうか?


やっぱりいちいち可愛い(*≧з≦)
このメーター拡大して見てください。
目盛りの振り方が反時計回りになっていますね。実は反対側にもメーターがあって、1軸で繋がっているんだそうです。やりますなぁ。


これは同じ仕組の可搬型です。
これも可愛らしい形ですね。ロバかキリンぽいっ?!


こんなにいろいろ見せて頂いて体験させていただけるとは思ってもみなかったです。
まさに激務の最中で一度は諦めかけたのですが、断念せず行ってきて良かったです。

タツノの皆様に感謝いたします。
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Posted at 2022/09/03 19:27:29

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この記事へのコメント

2022年9月3日 19:45
こんばんは。

非常に興味深く読ませていただきました。
流石は諜報活動を日常で始終こなされている、たぬぅ~さんの諜報レベルは隠しきれませんねw
水素の可能性は非常に高いと思ってるのですが@現在の内燃機関が燃料系以外すべて使えるw やはり課題はタンクだと思うのです。
気体としての水素を充填となるとどうしてもガソリンタンク程度の大きさでは収まらないはず。
グローバリゼーションがEVシフトの流れを強要してますが、今日本の望みは”水素”だと思っています。
問題は、タンクなんですけどねぇ~  液化水素だと多分技術的に無理だし・・・
コメントへの返答
2022年9月3日 20:13
こんばんは。

ほぼ平熱になってきたので書き溜めていたものを、直して投稿いたしました。
そんなに素晴らしいものでもないと思いますが。

タツノさん側の全体の進行や説明が大変お上手でビックリしました。相当な場数を踏んで、検討していらっしゃると思います。本当に充実した時間を過ごさせて頂きました。

水素はいろいろと面倒ですね。でも必要は発明の母!なんとか技術革新で突破してもらいたいですね。

MIRAIのタンクはナイロン製ですが、以下の記事(有料記事で一部しか読めませんが。)によると3本で110kgの重さのタンクだそうです。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01940/030900012/

タンクの定期点検、交換するとなったときの費用など問題点はありますね。

記事の写真でもそこはかとなく工業製品としてはかなり無理矢理な感じがしなくもないですね。初代を含めこれを市販したところは逆に英断だと思います。

水素を燃やすのか燃料電池にするのか、分かりませんが、未来のエネルギーは選択肢が多い方が良いですね。
2022年9月3日 19:56
ありがとうございます

先日のガソリン水混入記事に対する

コメントはここの知識だったんですね。
コメントへの返答
2022年9月3日 21:19
ありがとうございます。

そうなんです。ここで見たのです。(^_^ゞ

確か具体的な数字も聞いたような気もするのですが。12か15cmだったか、結構高いなと思いました。

《投稿本文を少し加筆訂正しましたm(__)m》
2022年9月3日 20:34
左側から1番2番は見たことが有ります
一番最後のも何処かの屑鉄屋さんか潰れたスタンドで見た記憶が有りますよ
コメントへの返答
2022年9月3日 21:24
えええ!まじですか!

一番左は1964年(昭和39年)ですし、まだ見掛ける気もしますし、私も知っていますが。

左から2番目は1953年(昭和28年)ですよ。(*^^*)

キリンさんぽい奴ですかね?これは私も何処かで見たような気がしないでもないです。
2022年9月3日 21:13
こんばんはー^^


これは勉強になりますね。

いつか水素エンジンがガソリンエンジンに取って代わる日が来るでしょうか。。。

EVに関しては日本では充電ですが、中国では車体下部に装着されているバッテリーを充電済みバッテリーと交換するサービスが既に定着していて、充電待ちをする必要はないらしいです。
コメントへの返答
2022年9月3日 21:29
いやぁ、子供向けのイベントでしたので、MIRAIの試乗もきっと助手席、後席だろうと思っていたのですが。

内容のこい~ものでビックリしました。
水素どうなんですかね~。私も全然分かりませんが。

中国のバッテリー交換EVは聞いたことがありますが、あれも課題も多いとは思うのですが。
それを乗り越えてまず実現してしまうパワーがあるのが凄いと思いますね。
2022年9月3日 21:54
古いんですね
隅の方に有った気がするから灯油の給油機だったかと
コメントへの返答
2022年9月3日 22:02
古いですねぇ。

頃とかいてあるので、製造開始なのか終了なのか分かりませんが。

キリンさんは良く見たら1946年(昭和21年)でした。あははは。
2022年9月3日 22:16
[動物園]'(ェ)')ノオハー♪

水素ガスで走るトヨタ ミライとランボと比べてランボを選んだ大馬鹿のクマさんです。
近所でミライが現に2台ほど居ますので・・・・
都内東側なら徒歩で出向けるディーラーでチャージが可能。

水素ガスと酸素を混ぜた遊び・・・・
肉声が変化する遊びがバブル期に・・・・。
また始まったのかと思ってたよ。
コメントへの返答
2022年9月4日 8:00
おはようございます!

そういえばそう書かれてましたね~。
でもランボの方が絶対に楽しいですよ!

加速感とかはI-PACEのほうが遥かに!
インプレッサ以来、久し振りにシートに体が押し付けられて視野狭窄が起きる感覚を味わいましたからねぇ。
それでいて重量2.2t、これはヤベェ車だと思いましたよ。

水素スタンドもこちらでも少しずつ増えてきましたね。

水素で声変は危ないので、善い熊さんはヘリウムにしましょう!ワレワレワ(笑)
2022年9月4日 6:58
5-10年前の消防?法改正で地下タンクの
点検間隔が短縮され零細、不採算店は閉鎖
(前職場の冷暖房燃料が灯油地下タンクでちょうど点検短期化直前だった)
ほぼ石油流出防止が目的なんでしょうけれど。
先日の水混入は配管が 原因
吸入口 槽底間の水感知できそうです
コメントへの返答
2022年9月4日 8:19
こちらでもGS結構、閉まりましたね。
あと、日曜閉店、あれが痛い!行ったら「お休みです」。トホホ

いまのタツノのタンクは鋼板の外側のFRP層との間に空隙があって漏れ検知もしているみたいですよ。

ガソリンなのか水なのか、安全にかつ安価に検知するのはなかなか難しそうですね。比重とか分光とか。

そうそう、話は変わってしまうのですが、計量器のノズルですけど、車の給油口にしっかりセットしてないとトリガー引いてもガソリンが出ない仕組にして欲しいです。
前にトリガー引いたままノズルを抜き取って盛大に車体と地面にガソリンをぶちまけて、そのまま立ち去った女性を見ました。慌てて店員を呼びましたけど。セルフだと危ないですよね。あんまりやると使いにくくなりますが。(T_T)
タツノさんに提案してくれば良かったな。投書してみようかしら。う~む。
2022年9月4日 8:42
こんにちは。

タツノはGS計量機で有名ですね。
タツノへ行ったことがありませんが、POS給油システムを開発しました。

オフラインの時代なので、データのやり取りはカセットテープでした。
給油・役務データがPOS経由のカセットに出力され、SSマンがセンターに届けます。
その後メインフレームのバッチ処理で請求書が作成されます。

タツノの計量機もバージョンアップ等も有り、改修しました。
懐かしい計量機の写真です。(^^)
コメントへの返答
2022年9月4日 11:04
こんにちは。
コメントありがとうございます。

タツノのロゴは計量器を使うときに見ていましたが、横浜に大きな工場があるとは知りませんでした。本社は港区三田、慶応三田キャンパスの目の前にあるようですが。

カセットテープにデーターを保存して届けるんですね。いまは売った分、直ぐに計上して、足りなくなる前に、補充とかオンラインでリアルタイム的に行われているのでしょうけど。

タツノの計量機バージョンアップに対応して改修とかもされたのですね。

貴重なお話ありがとうございます。

ショールームの入り口にこの計量機達が並んで居ました。なかなか圧巻でした。
2022年9月4日 8:55
その点検法が 全抜き、加圧からの減圧チェックとか
 満〜空の重量差でスレ?ほぼほぼ抜ける とか?

セルフ給油はじめての人には優しく教えて欲しいですね
スタンドの人 まあ聞かない人が悪いんですけど。

京アニ放火以降
携行缶はガソリンばかりか軽油もセルフできません
挙句、使途、個人情報、署名しないといけません
カード決済だから特定できるのにね。

スタンドの人もそうだよね。でも規則だから。。。
コメントへの返答
2022年9月4日 11:17
加圧して減圧チェックですかぁ。気体でやるってことですよね?厳しいですね。

まぁ、実際地下タンク周辺の汚染はあるようで、タツノさんでも、ガソリンスタンドの解体、土壌汚染の助教諭なんかまで手掛けていると聞きました。

軽量ノズルではないと女性にはホースも含め、結構重いですからね。そうぞうですが、トリガーガードに指を入れたまま引き抜いて、トリガーに重みが掛かってしまったのかもしれませんが。
車体を拭きもせず立ち去りましたが塗装が心配です。

というか隣の私は、気化したガソリンが恐かったですが。

携行缶は頼むしかないですよね。私も前はキャンプにレギュラーガソリン使ってましたが、コールマンのホワイトガソリンにしました。650円/L!!
2022年9月4日 12:20
コールマン今はオkみたいですけど
昔は?白ガソリンのみだと記憶
Unleaded仕様。
leadedは 鉛があ
コメントへの返答
2022年9月4日 15:31
Unleaded仕様は昔からあるんですが、高くて買えませんでした。

普通のコールマンでも案外詰まりませんよ。


すぐ詰まるという方もいるので、事実詰まることもあるんだと思いますが。運かもしれません。

私は工具とジェネレータを持ち歩いていましたが、詰まったことがなく数年使いました。

それとも古いのは物が違うのがかも。

日石にもホワイトガソリンがあるらしいですがコールマンほど純度が高くないとか?!
なんかクスリみたいな話です。(笑)
2022年9月4日 12:30
地下タンクは灯油600Lだったかな
来年は検査ですね¥20万未満、とか言われ人事異動でその後不明。(多分実施)

検査負担するなら地下やめて地上式タンクに切り替えの事業所がほとんど とか 下手すりゃ掘り返しだもの。

当時は新規15年その後3年とか。最近は短縮されたようです
コメントへの返答
2022年9月9日 19:26
返信が遅くなりました。

灯油だと地上式が楽そうですよね。

安全のために検査は欠かせませんが、負担が大きいですね。

プロフィール

「@Σ( ̄Д ̄ )!ちろ丸@ここ さん

そんな殺生な〜。

たぬ〜、か弱いんですよ〜。
まるでシラウオのような脚〜←ナンカチガウ

いや練馬大根でした(⁠^⁠_⁠^);」
何シテル?   02/22 12:40
たぬ~ですです。家族に配慮しつつ、車には拘りたいと思っている親父です。 三菱ミラージュ(父親所有。副変速機付き、MT、キャブだったでしょうか。75馬力?)→ト...
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