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またまた車の整備ではなくて、すみません。今回の整備は、冬キャンでメインのバーナーとして持参するも、ガソリンはおろか圧縮した空気すら出てこなかったピークワン モデル400です。

このバーナー(ストーブ)の製造は1983年頃と思われますので、35年前後経過しています。すでに車ならヒストリックカーの類でしょうか。棚に飾っているコレクターもいるようですが、わが家ではもちろん現役です。

さて、分解してみてビックリ！レバーが内部で破断しています。そんなに力は掛けたつもりはないのですが、事実は事実です。ジェネレータ内部でカーボンが溜まり固着していたのに、レバーを動かした為でしょうか。おかしいなぁ。これではガソリンも空気も出てこなくて当たり前です。


そして、ここで残念な問題が発覚しました。このジェレーターが供給終了となっていました。一度、品番が変更されながらも、コールマンから良心的に長期間に渡り供給され続けていたので、安心しきっていましたが、残念ながら終わっていました。べつにヴィンテージマニアでもないし、ここで現役引退かと頭をよぎりましたが、せめても使える状態にはしてやりたいと、今回はオークションで泣く泣く購入しました。約2倍の価格でした。


良質なホワイトガソリンを使っていても、いつかは必ず詰まって交換が必要なジェネレータですので、今後は厳しい展開になってしまいました。
現役で使う前提で、高騰するまえにもう1個位買っておこうか思案中です。

しかし、気を取り直して、今はこいつをもう一度働ける状態にしてやることにします。
ジェネレータを外すには、ねじ2本を外してこの金具を取ります。後はジェットが、孔に差し込まれているだけです。

次に反対側のフレアナットを緩めます。


ジェネレータが風防に干渉しますが、そこは多少力を入れて無理矢理外します。

新しいジェネレータは形が合っていないので、曲げてだいたい合わせます。真鍮なので柔らかいです。コールマン系のメンテでアバウトで楽しいなって思う瞬間です。
ここで、少しコツなのはフレアナット部のフレアが、勘合する相手の金具とある程度ピッタリと合ように曲げる必要があります。この勘合部にはOリングなどはなく真鍮同士が直接当たっていて漏れません。

さて、ジェネレーターを交換して安心したのですが、ここでまた問題発生です。ポンピングするとポンプカップが一番奥で脱落します。初めての経験でしたが、ポンプカップのヘタリと判断して交換しました。今回はここもASSY交換として、革製ポンプカップからゴム製のポンプカップが使えるようにした。


以上の整備でピークワンも再び快調に燃えてくれるようになりました。全開の写真です。