
年越しキャンプでも訪れて水牛のモッツアレラチーズを買ったクルックフィールズKURKKU FILEDS(https://kurkkufields.jp/)に、土曜日にまた行って来ました。
『長文ですので、お時間のあるときに~』
1/25 少し編集しました。また、2枚ほど昨年末の写真を足しました。
なんかゆるーく魅力があるんですよね。ここ。
千葉県木更津市にあり、都内からでも1時間前後で到着できます。
ウェブサイトの小林武史さんの言葉を、失礼ながら私なりに要約すると、
『2001年のニューヨーク同時多発テロがきっかけに、「循環」ということを自覚的したという小林武史さん。
自分たちの未来を誰かに委ねるのではなく、持続していける社会らの手で選んでいくためになにができるだろうかと。
目の前にあるものも、月の裏側から畑の中の弱々しい微生物までも、すべてがつながっている。ひとが生きる本質的な心地よさと喜びを、行き過ぎた経済合理性からこぼれ落ちてしまった“いのちの手触り”を、クリエイティヴとイマジネーションで作っていければ。
サステナブルな未来の形を、いのちのてざわりを、ぜひここで実際に体験してみて欲しい。』
そんな気持ちが込められているようです。
正直、小綺麗な場内を見て、最初はお金持ちの道楽かなぁとも思いましたが、10年以上もずっとここで農業をやっているスタッフさん達が頑張ってきたことを知ったり、この施設を昨年秋から綺麗に整えてクルックフィールズとしてオープンしたのも、恐らく多くの人に訪れてもらい、実際に体験することで色々なことを感じてもらいたい、そんな思いがあるのかなとも。
小林さんといえば長年ap bank fesもやってこられましたしね。
ここから大きなムーブメントに繋がって行って欲しいです。
幾ばくかの感謝の念も込めて、今回は「全体に公開」で投稿いたします。
さてさて。
場内にはお店やアートなども散在していますので、散策しながら、風景はもちろん、お買い物や食事などを楽しむことができます。
ここは、ジビエや場内の水牛などから作られた、ソーセージやチーズなどを販売しています。
正直、かなり高いのですが、しっかり、それぞれの香りや味がして美味しいです。やはり、手間隙が掛かっている分、高いのは正当な値付けなのかも。
水牛のモッツアレラチーズは、整理券が配られるほどの大人気!食べたらモッツアレラチーズのイメージが変わるかも?!
ミルクスタンドやパン屋さんもあります。
映画「しあわせのパン」に出てくるようなカンパーニュ!
製粉機ですかね?小麦を挽いてパンを焼いてる?
子供達に大人気のスクールバス!
このバスは、「ワクワクを大切にして、未来の大人をインスパイアするを合言葉に、地域の方やアーティストと協働で色々なワクワクをこどもたちに届けるプロジェクトチーム」という、任意団体CARABINA(語源は登山に使うカラビナです)さんが作ったそうです。
前回は訪れなかった畑の方にも。
株式会社 耕す!
ネーミングがいいなぁ。
時計がついていて、なんとなく昔の学校みたいですね。
今回、訪れた目的はこれ!
クルックフィールズフードアドベンチャー「サンドイッチをつくろう」に参加するためです。
プログラムはゆったりで、子供はもちろん親もくつろいだり、遊んだりする時間も豊富です。
冒頭に「スタッフは大勢いるので、今日は安心して子供から目を離して、自由にさせてください。そしてご自身も楽しんでください」との言葉が!そしてプログラム全体にそれが無理なく実践できるような配慮がされていました。
私は子供と数えきれないくらい、たくさんのイベントに参加してきましたが、これは初めてことで、本当に感心しました。
3チームに分かれ、それぞれの役目を果たします!
自分達で畑から収穫したり。
ラディッシュ、20日大根です。
篭いっぱいに採りました。
他にも畑でハーブを摘まんで、そのまま口に入れて食べてみたり。
一つ一つのハーブが個性たっぷりに豊かな味を口いっぱいに感じさせてくれます。本当に香りも強く、味も濃いのです。
みんなで、クローバーも集めます。
たくさんの人数でやるとあっという間に集まります。
さて、これは、どうするのでしょう?
クローバーは牛さんにあげます。
そして代わりに牛乳を貰います。
他にも場内にある平飼いの養鶏施設に行って卵を受け取ったり、レストランやパン屋さん、シフォンケーキを作っている建物に行って、シェフからパンやバウムクーヘンの生地、マヨネーズを受け取ったり。
起伏を活かしてあり、気持ちが良い眺めです。
そうなんです!
自分達の食べるサンドイッチなどの材料を
自分達自身で集めるのがお役目です。
子供達はいきいきと楽しそうに、そのミッションをこなして行きます。
畑から摘んだり、間近に牛と接したり、大人に物を貰ったり、子供達には小さな、いや大きな冒険かもしれませんね。
そして、なんとなくでも、食べ物がどこから来るのか、食物の循環、植物や動物から得ているということ、農業とは、そんな事を感じてくれたと思います。
一部の?排水もこの水路で綺麗にしています。
這えているクレソンも、サンドイッチの具に。
別に料理をしなくても、しても、いいのです。
今日はぐっと我慢して、あまり声は掛けません。(笑)
素敵な薪ストーブが!見たことない!
ラディッシュは焼いて、ハーブを入れたオリーブオイルとお塩?を掛けて、摘まんだり。
これもシンプルだからこそ、滋養たっぷりなことが感じられ、うまうまでした。
シチューにはさっきの牛さんのお乳を入れて!
焼いて頂いた大きな大きなパン!
シェフから頂いてきたマヨネーズを塗って。
野菜を山盛りに!
黄身がかなり白いですね!目で見ても実際にこのくらいでした。
黄身の色は食べ物で変わるそうですが、わざわざ色が濃くなる餌をあげずに、お米や米ぬかをあげているからなんだそうです。
ハムとゆで卵も乗せて。
手伝ったり、遊んだり。
完成です!
大人の手のひらを越える大きな部厚いサンドイッチでしたが、多種多様な野菜の風味が豊かで、下の子もペロリと食べていました。本当に美味しい物は黙っていても、たくさん食べるんですよね。
本当に幸せな、豊かな時間が流れます。
小さな子も大きな子も一緒に遊びます。これも良いことですね。
プログラムがゆったりしてるので、子供の集中力が切れても、このように息抜きして、またトライできるのもいいと思います。
ご飯を食べて、お腹がくちくなったなら、親と子と別れて場内を散策です。
ここは適度な広さと起伏があり、なんとなく子供の気配を感じながらも、適度な距離感で、親は親でくつろげます。
親だけレストランも体験!
これも体験ですよ!体験!(笑)
シフォンケーキと生クリーム、カフェラテを。
ここの牛さん達は、ブラウン スイス種という牛で、乳脂肪の多い美味しいお乳を出すそうです。ネットで見ると日本には数百頭しかいないとか。
ラテもシフォンケーキも、生クリームもこのお乳です。
シフォンケーキは手で千切ったんですよ、歯形じゃないですよ。(笑)
レストランは暖炉でぬくぬくでした。大きなガラス窓から、クルックフィールズの風景を眺められます。お陰で子供にレストランに入っているのがバレました。(^_^ゞ
戻るとスタッフさんが、焚き火でバウムクーヘンを焼いてくれています。きっと何十回も!重ねて焼いて、回して焼いて、大変だったことでしょう。
最後にほんのちょっとだけお手伝の真似事をして。
ワクワクの瞬間です。
自然と小さな手も延びてきます。(笑)
暖かいバウムクーヘンを食べることは普通はないですよね。香りも良くて最高でした。\(^o^)/
食べるときは一瞬でした!m(__)m
帰りだけはどうしてもアクアライン渋滞が!
でもなんだか心がゆったりしているのか、さほど苦痛でもなく、無事に帰宅しました。
クルックフィールズフードアドベンチャーは、まだ第2回!ということでしたが、良く考え抜かれたプログラムで、子供も大人も丸一日、はしゃいだり、リラックスしたりできました。
通常、このようなワークショップでは、親と子の共同作業だけだったりして、親もフルに忙しかったり、折角来たのだからと体験プログラムをやるように子供に強要してしまったり、迷惑を掛けないように何度も叱ったり!
大抵、そうなります。特に子供が小さい頃は。
しかし、ここでは全く違います。少し距離をおいて、それぞれ、子供も自然体!親も自然体で過ごせます。
子供と親の関係は、濃密ですので、お互いの甘えや親しすぎて、できないことも多々あると、私は常々、思っています。スタッフさんに委ねることや子供だけの集団の中など、普段は見られない子供の振る舞いや表情が見えたり。
最後に参加した親の一人一人から一言!という時間もあったのですが、共感できること、そういう視点もあるのかと感じたりなど、なかなか有意義でした。
クルックフィールズ フードアドベンチャー!なかなか!いい!と思います。
やはり、参加費や交通費を考えると安くはないのですが、他に2回参加するなら、こちらに1回の方が良いかも!
これから毎月、毎度、内容を変えて開催する予定だそうです。
ご興味がある方は、検討してみてはいかがでしょうか。