フロント側をショートスタビリンクに交換するだけ
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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現在は、ノーマルスタビリンクでロアアームとスタビライザーが繋がっています。
車高を下げるとロアアームが上に向かって動くので、合わせてブッシュで固定されたスタビライザーも上に突き動かされます。
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そうなると、常にブッシュが捻れ、反発する力がかかった状態のままで走行することになります。
これが、本来の性能を発揮できない原因となるそうです。
そもそもスタビライザーって(´・ω・`)?
という話は長くなるので…
ザックリ、ロールを抑えて安定性を向上させるパーツです。
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純正スタビリンクを取り外していきます。
今回はタイヤを外さす交換します。
ジャッキアップをし、左にステアリングを切ります。
スタビリンクは、ナット2個で取り付けしてあるだけです。
運転席側は、上側のナットを14ミリの工具で緩め取り外します。
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助手席側は下のナットをディープソケットを使って取り外します。
次に反対にステアリングを切って同様にナットを外します。
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残念ながら、供回りしてナットを外せない場合は、六角レンチを差し込み押さえながら緩めていきます。
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これでスタビリンクが外せますが、ブッシュが突っ張って抜き取りづらいと思います。
その場合は、スタビライザーを手で押し下げると抜き取りやすくなります。
少しジャッキダウンさせるのも1つです。
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並べてみると結構長さが違います。
これで3センチショートです。
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さぁ、純正のスタビリンクを取り外したし出発です!d(・∀・`*)
スタビ無しだと、どんな感じか気になりますよね?
検証結果としては…
まず感じたのがステアリングが軽くなったということです。
また、左右へのステアリングに対するレスポンスも悪くなりました。
そして、ロール量が明らかに増えました。
ミニバンかと思うくらい…
片輪だけギャップに乗ったときは、左右の揺れが大きくなった感じがしました。
両輪同時の場合は、少し突き上げが柔らかくなったような?
ちゃんとスタビライザーの機能が働いていない感じとなりました。
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では、ジャッキアップ状態からの続きです。
ショートスタビリンクを下側から取り付けていきます。
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取り外しと同様に、左右にステアリングを切り、ナットを締め付けます。
締め付けトルク 43〜52N•m
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いざ上側を付けようにも、あまりにも距離が離れています。
そういう時は…
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ジャッキダウンさせます。
すると、ロアアームが押し上がってきます。
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結局、完全着地でちょうどいい穴位置になりました。
ということは、通常走行時は、ブッシュにストレスが無い状態だということになります。
スタビライザーの、ノーマル車高時の適正な角度がわからないので正解かどうかわかりませんが…
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取り外しと同様に、左右にステアリングを切り、ナットを締め付けます。
締め付けトルク 43〜52N•m
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これでショートスタビリンクへの交換作業は完了です。
試乗した感じは…
純正のスタビリンクを取り付けていたときと同じ感じです。
つまり、あまり変わらないという印象です。
指1本でスタビライザーを動かせる程度の強さによるブッシュの捻れなので…そんなに変わらないのでは?という考えです。
強いて言えば、若干突き上げが柔らかくなったかな…気のせいかな?ぐらいです。
街乗りではなく、サーキットやワインディングで、しっかりとロールさせるような走りをした場合は、違いを感じられるのかもしれません。
しなやかにスタビライザーが動き、適正レートの適度なロール抑制効果を発揮するのだと思います。
街乗りメインで、乗り心地改善を目的として交換した場合は、期待はずれな結果となるかと思います。
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ショートスタビリンクを付け、スタビライザーを適正な角度に戻すことにデメリットは無いと思います。
何を目的とするか、ここにコストをかけるメリットを見出すことができるかが交換の判断基準になるかと感じました。
交換を悩んでいる方の参考になれば幸いです。(*^^*)
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