久々に車について思うことがあったので書いてみます。
買う買わないは別として、車の相場を車種&ジャンル別に常に知っておきたいので日常的に中古車サイトをよく見るのですが、最近は本当に勿体無いくらいいい車がありえない価格で出回っている時代だとつくづく思い知らされます。
特に目につくのは、「上質な不人気車」の価格相場。
今に始まったことじゃないが、ここ10年くらいの車の質は大して差はないと思う。
安全装置やらLEDライトやらデザイン面や、細かい点ではかなりいろんな機能がついて変わってはきてるが、車の基本になる曲がる、走る、乗り心地、快適性、利便性、塗装の良さ、この辺りの項目に関しては、どのジャンルの車もここ10年そんなに大きく変わってない。そんな中で競合車種に敗れて生産終了に追いやられた上質な不人気車が今中古市場で溢れかえってる。
特に最近目に付いて勿体無いと思ったのが10年前後前のホンダのエリシオンとかです。
10年前と言っても、20系クラウンとかと同じ時期に開発された車で、その当時のクラウンとかに乗っていた人なら、まだまだ古い車、という認識を持ってる人は少ないと思う。全然最近の車です。
アルファードやエルグランドに競合するために作られた車で、装備や基本性能はそのクラスを意識した作りで本当に贅沢な作りになってる。
まだまだ走れる3万〜5万キロも走ってないこのエリシオンが、最近は20〜40万前後で手に入る。競合車種に負けて不人気、という理由だけで。どれだけ上質だろうと、不人気で売れないからという理由でこの値段で売られているのが今の日本の中古市場で起きている現象。売れなければ値段が落ちる、当たり前なのかもしれないが、あまりにも勿体無い。本当に勿体ないとおもう。
例えが悪いが、イオンなどでハロウィンやクリスマス、節分などの行事イベントで大量に売れ残った恵方巻きや上質な料理、お惣菜、ケーキ類のお菓子などを後日半額〜70%以下で叩き売り、それでも余ったら廃棄処分、みたいな現象と同じことが起きてる気がする。本当に。
競合相手に敗れた車だとしても、開発者の熱意と創意工夫が詰まった車。特にエリシオンとかはアルファードに負けまいとホンダが社運をかけて全力投球した努力の詰まったミニバンだと思う。
もし上質で程度のいいミニバンを、ありえない安さで手に入れたい!そうと思ってる人がいたら、是非エリシオンにも目を向けてやってほしい。興味を持ってあげてほしい。情報から見る限り、本当に素晴らしい車だと思います。
Posted at 2019/12/16 23:20:15 | |
トラックバック(0) | 日記