新型VOLVO V70の試乗

国産のステーションワゴン（SW）が販売低迷なのだそうですね。

ステージア、マークⅡブリット、クラウン・エステートといったLクラスは全滅。Mクラスもカルディナ、アベニール、プリメーラが生産中止となり、アコードワゴンも年内の生産中止が決定。レガシィ、アベンシス程度と、一時のブームは去り、依然として軽自動車、コンパクトミニバンが売れている悲しい時代。

一方、輸入車はSWの人気が非常に高いですね。その中でVOLVOのV70がフルモデルチェンジということで先頃試乗来て来ました。

まず、相当大きくなったなと思ったら、実はこのクルマV70の名前ですが、V70の後継ではなく最上級のS80のワゴン版なのだそうです、道理で3200ccで価格も600万クラスになった訳ですね。
内装は高級でスカンジナビアンテイストがクレバーで気持ちいいし、あとエンジンが直６の横置きというのが面白いです。

走りはどうかというと、６気筒なのにアイドリングの振動が多い事、非常にスムースでは有るがいかんせんFFのトルクステアが出てしまい、フィーリングが今一つ、この価格帯のライバルはFRだけに、またもや苦戦しそうだし、ここまで大きくなる必要があるのか疑問でした。

ちなみにディメンションは、全長4825mm（現行比：+105）×全幅1890mm（+85）×全高1545mm（+55）、ホイールベース2815mm（+60）堂々としたステーションワゴンです。私はV50の方が気になっていますので、ぜひこちらを体験してみたいです。