オーバーホールに出していたアルトサックスが完成
引き取ってきました、、、、
まずケースにコメントいただきました。
これは購入当時(高校一年時)出入りしていたキャバレーの、
プロのバンドメンバーの真似をしたもので、
ハードケースの上にキャンバス地のカバーを付けたものです。
もちろんどこにも売っていなかったので、、、、
トラックの天幕工場にオーダー、染色とイラストは自分で。
42年前です!
グローバル社製の頑丈なケース、
これも当時2年生の今泉先輩の指示でオーダー
別料金だった気がします、、、、
世界レベルのリペアマンの手によって、
完璧な状態に調整された、
フランスセルマー マーク7 彫刻入り
私が通っていた工業高校のバンドでは、
サックス奏者は全員セルマーの購入義務がありました。
あの当時セルマー軍団と言われたサックス陣です。
それは正しい事で、、、
42年経っても現役どころか、現代の楽器では出せない音色があるし、
その価値は上昇しつつあります。
見事な彫刻もこの当時は「手彫り!」になります。
次のモデルから「機械彫り」が主流になります。
資料によるとこの頃職人が定年退職したそうです(爆)
「一人しかおらんかったのかい?!」
流石にラッカーの剥離が見られます、、、、
これでサウンドが枯れて渋みが出ます。
全バラシによる消耗品交換と全体調整が実施された、
アルトはまさに完璧な状態!
これぞ「職人技」
センスと勇気とメンテナンス
人間一生懸命働いて、いいものを手に入れて、、、、
そしてその価値を保つ。決して使い潰してはいけません。
どれだけのものを維持したかで人間の価値がきまるな、
と最近思っています。
今回のオーバーホールに掛かったコストは、
93,500円この価値を理解できました。
今日のバンド練習は久々にナイトタイム、、、
早速実戦投入します!
Posted at 2022/07/10 01:13:57 | |
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