フロントダンパー異音修理

今回、交換したＦダンパーのトップナット新旧比較です。
俗に言うナイロンナットでセルフロックナットです。

本来、分解時には要交換指定部品となっていますが交換は今回初めてです。

色々と点検しながらバラシ。
バネも下側の2巻きは線間密着が激しいようで錆が出てきていました。
状況によってはこの線間密着も異音の原因となっているかも知れません。

が・・・何と！バラし進めてみるとアッパー側のスプリングシートが噛んでいてすんなり外れませんでした。
やはり2面の切り欠き部が痛んでいるようです。

微妙なズレでこんな状態になってしまいます。
2面の山はまだ残っていたので今回これは交換していません。

バラしが多いので普段は滅多に使わないロックタイトまで引っ張り出して組み付け。

2面の切り欠きの向きを見損なわない為にロッドのトップにマジックでマーキングまでして慎重に！＾＾

ところが・・・

片側組み終わって反対側を作業中に大変な違いを発見！！！

何と問題の2面の切り欠き部の深さが純正とビルシュタインで1.5ｍｍ程の違いがあるってことに気がついてしまいましたｗ

今まで出続けていた異音の原因はこれか！？！？！

いや・・・多分・・・絶対！・・・コイツが臭いぞ～

原因を見つけてしまったからには、そのまま組んだって元の木阿弥。

何か対策を・・・と倉庫内を漁ってみましたがピッタリな物は見つからず。

厚みが1.5ｍｍのワッシャーが欲しかったですが、無かったので取りあえず2ｍｍ厚でロッドの切り欠きの深過ぎる部分に嵌めるべく穴あけ加工しました。
使いたい道具は現場に置きっ放しでワッシャーがステンレスだったこともあって2枚造るのにかなりの時間を要してしまいました。
満足な道具が無いってこんなもんですよねぇ（笑）

何とか組み付け完了。
もちろん、先に組んでしまったもう1本も同じように治しましたｗ（＾＾；

毎回しばらく乗らないと異音は出ませんので結果は長い目で見守りたいと思います。