みんな黒く塗りつぶせ！(ホイール塗装)

ようやく札幌も春の陽気となってきました。

つい先日は、これで最後とばかりにどっさりと雪が降りましたが、これからは春に向けて気温も上がり、雪が急ピッチで解ける予報となっています。

去年、冬タイヤに交換した際、夏タイヤを確認したところ、リアタイヤのミゾがほとんどなく、内側のショルダーはワイヤーが出る寸前となっていました。

これがそのリアタイヤです。

結構、酷いですね。
当然、安全上、リアタイヤは交換しないといけませんが、聞くところによると、走行距離の関係もあるのでしょうが、C43はフロント1年、リアは1年半で交換が必要になる程、摩耗するという話です。

フロントタイヤはすでに1度、中古タイヤに交換していますが、リアと同じく内側ショルダーの摩耗が酷く、あと半年も持たないレベルなので、結局4本とも新品タイヤに交換する事にしました。

交換するタイヤはハンコックのS1 EVO3というBMWやワーゲンにも純正採用されているタイヤです。

ハンコックのタイヤはコスパが良く、どれ位持つのか興味深いところです。

で、実は納車時から気になっていた前オーナーのやってしまったホイールのガリキズなんですが、そこそこのガリキズが3本に、、、、

アルミパテでガリキズの補修はしましたが、やはり気になります。

シャクなガリキズは、みんな黒く塗りつぶせ！という事で、サマータイヤを組んでもらう前に、4本ともグロスブラックでホイール全体を全て塗りつぶしました。(笑)

当然、ガリのあった、シルバーリム部分も真っ黒です。

冬季間の塗装ではありますが、外気温が10℃になった時を待って塗装しました。

その際、閉め切った玄関フード内は20℃を超えますから、乾燥させるには十分な温度です。

塗っては玄関フード内へ移動させ、また塗装と、ブラック3回のクリア3回程度、塗り重ねました。

塗装のやり方はいつも書いているので省きますが、全部をグロスブラックとした事で、私がガリってしまっても、ヤスって、ガンで塗れば元通り、色合わせが必要ないぶん補修がかなり楽になります。
あえてメタリックとかパールを入れていないのはそのためです。

このアルミホイールはAMGのロゴが掘り込んであるのですが、ただ黒いだけでは面白くないので、今回は「墨入れ」をやる事にしました。

昔、プラモデルを作っていた際、ディテールアップのため墨入れを良くやりましたね〜

昔を思い出していざチャレンジ！

プラモ屋に行って、タミヤのニュートラルグレーと薄め液を買ってきました。(この塗料はアクリル塗料です。)

塗料には大きく分類すると、ウレタン系、ラッカー系、アクリル系、水性の4分類位かと思います。

薄め液(シンナー)にも区分があるので、その顔料にあった薄め液を使うのが絶対です。

今回、ホイールを塗装した塗料はウレタン塗料で、硬化するとガソリンや溶剤にも耐性があり、車にも使われている塗料です。(缶スプレーは通常はラッカー系ですね。)

墨入れは、下地を侵さない塗料を使う事という事が大原則です。

例えばラッカー塗料の下地に、ラッカー塗料で墨入れをすると、塗料同士が同化するので、墨入れの塗料を拭き取った際に、下地も一緒に剥がれてしまうことになります。

ラッカー塗料の下地にはアクリル塗料での墨入れを、また、逆も然りですね。

AMGのロゴの上にちょっと薄めたニュートラルグレーを2、3回塗ります。

こんな感じで適当に塗って大丈夫です。
凹みに塗料を置いていく感覚で塗りましょう。

前にも書いた通り、完全硬化後の、ウレタン塗料は非常に強いので、墨入れはラッカーでもアクリルでも大丈夫ですが、保険で下地を侵かしずらいアクリル塗料を使いました。

なんとなくグレーが乾いた頃を見計らって、文字の上のはみ出した部分を薄め液で拭き取ると、凹み部分にグレーが残り、写真の通り墨入れが完了します。
ちなみに、下地への影響は全くありません。

ただ、これで終わりではありません。

プラモデルであればこれでokですが、このままでは汚れや剥がれに耐性が全く無くないので、クリアで閉じないといけません。

写真の様に、段の端にマスキングテープを貼って、追加のクリアの段差が出ないように配慮しながらクリアを上から塗装します。

最初は、グレーが滲んだり不具合が起きないようにパラパラ吹いて、２回目はツヤが出るように塗っていきます。

そうそう、マスキング後、クリアを吹く前に軽くペーパーで足付けする事を忘れずに、、、、

はい、墨入れも含めて4本とも、みんな黒く塗りつぶしました。

あとはタイヤを組み込んでもらえば、春に向けての準備はひとまず完了です。

最後までお読み頂きどうもありがとうございました。