前回からの続き
USB電源がとっても気になってます。
特にType-C PD 「Power Delivery」が面白い。
色々なモバイル機器がType-Cで充電できますよね。
そして、EUは2024年秋以降、充電コネクタが Type-C に統一。
話を戻して
最近の充電器は急速充電対応で重宝してますが、充電電流が大きいだけと思いきや、接続機器やUSBケーブルに合わせて電圧も変化するとは・・・今更知りました(笑)
そして世の中には、その充電電圧の機能を利用?ごまかす?仕掛けのトリガー製品を知って興味津々です。
このトリガー製品を使用すると出力電圧があら不思議!
1個のACアダプタから、5V, 9V, 12V, 15V, 20V が出力できちゃいます。電子工作の電源として超便利! さらに電流も各3Aや5Aを流せるのが凄い! 20V 5Aなら 100W 出力ですよ。逆に5Aも流れることを考えると、ちょっと怖いかも。
希望の電圧が出力できるかは充電器に依存するのがミソ。
今回は12Vを使用したいけど、ここも注意点があります。12V出力は PD3.0 には規定されてませんが、大抵は12V出力対応してます。しかし12V出力が対応してない充電器もあるのでご注意を。
自分が所有している充電器は、老眼で見えない小さな文字で電圧と電流の仕様が明記されてますね。ちゃんと12V対応か調べてから購入しました。
PDトリガー、デコイなどで検索すると色々ありますが、一押しはシンプルなPDトリガーケーブル(12V) eMarker対応(これもややこしい!)
DCプラグ側に12Vが出力されます。なんか不思議。
XMHL USB-C PDトリガーケーブル 12V (eMarker)
20V 5A 100W対応!
Amazonで購入 1300円くらい(購入当時)
電子負荷を使用して性能確認。
先ずは 12V 1A
次に 12V 2A
最後に 12V 3A
流石に3Aを流すと、ちょっと緊張する (^^;
3A出力時、電圧が約11.6Vに下がりましたね~。
用途によりますが 5%未満なら問題ない範囲です。
充電器側が対応していれば、こんな簡単に欲しい電圧を高出力できるなんて技術の進歩に驚きます。
USB Type-C って便利ですが、Thunderbolt も同じType-Cなので超難解。
次回も、PD対応製品についてかな。
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以下は備忘録。
今回もちょっとだけマニアックな内容なので「気になる方」だけどうぞ。
PDトリガーって便利すぎるので、色々調達しちゃいました。
①PDトリガーケーブル
先ほど紹介したケーブル
各電流の電圧波形
②USBテスター
トリガー機能を有してます。
このテスターを使用すると Type-C コネクタって向きがあるんだ・・・。詳しくは別の機会で(笑)
③PDトリガー基板
押しボタン操作で電圧切替ができます
④PDトリガー基板
DIPスイッチで電圧切替するので不意に変更することも無く安心
おさらいですが、電圧出力するのは充電器側。
私の解釈では、あくまでもPDトリガー製品は充電器に「この電圧・電流まで大丈夫だよ!」と伝えて設定した 電圧・電流 を出力してもらっているイメージ。
PDトリガーケーブルで3Aを流したとき、出力電圧が約11.6Vくらいに低下しました。当然ですが他のトリガー製品も同様に低下します。充電器の仕様(性能)ですね。
PDの規格詳細はネットをご参照ください。今回は「Fixed」を使用しましたが、さらに拡張された「PPS」は、電圧が細かく調整できるようです。
あと、高出力になるとUSB Type-Cケーブル選定もとても重要になるんですよね。
①USB正規認定品100W(Verbatim)
eMarker搭載、10Gbps対応! 太くて取り回しは悪いけど安価です。
USB認定品なので、所有品の中では一番安心感のあるケーブルです。
②60W品(UGREEN)
片側がL型タイプのType-Cです。
③60W品(ダイソー)
金属部が一体成型ではないけど、お安いので2本買いました。
④100W品(Mcdodo)
eMarker搭載、ワット数表示付きが便利。
最後に・・・
本内容は参考値。一例としてお考えくださいね。
Posted at 2022/10/27 22:37:12 | |
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