
10月1日,2日は全日本ダートトライアル選手権の最終戦(第8戦)は,広島県安芸高田市のテクニックステージタカタで開催されました。
第7戦の今庄では,コース後半のシフトミスで失速し,ライバルのなぞ選手が優勝し,私は3位だったので,シリーズポイントでは苦しい状況。
最終戦では私は優勝が絶対条件,それでなぞ選手が3位では同ポイントながら上位入賞差の関係でダメなので,なぞ選手4位以下が条件。
これは練習をせねばならないと,2週間前に赤羽選手と事前練習に行きました。
高速コースなので,慣性での車の動きが大きく,少しの操作で大きく動くこと,
今庄では大丈夫なリヤ効きのブレーキバランスでは,ブレーキング時のリヤの振出が多き過ぎることが分かりました。
また,捌けてきた路面でも,92Rはグリップ感がもう一歩でアンダーオーバーがでやすく,74Rでのタイムと大差ありませんでした。
練習会後,WINMAXさんのItzzブレーキパッドで,リヤの効きを落としたものに交換,
サイドブレーキの効きは悪いですが,コーナー進入は唐突な動きがなくなりました。
さらに,なぜかエンジンの失火の兆候があったので,プラグとダイレクトイグニションコイルの交換,
メープルにお願いをして,マフラーつぶれ部分のパイプ交換,
シフトミス防止に気分でS660純正シフトノブに交換,ミッションオイル交換をして本番に臨みました。
10月1日(土)公開練習
雨は止んだが一部水たまりなど水分が多めの状態。
練習用タイヤは,浮き砂利用タイヤ74Rを決めうち+1本だけ練習なので,悩まず出走。
高速コース,しかも去年転倒ということで,高速区間で若干アクセルの踏みが甘くなる・・
ギャラリー逆走の去年の転倒ポイントも意識しすぎで,若干ラインを乱す・・
タイム的には地元ボロインテ太田選手がトップタイム,私がコンマ5秒差で2位,3位崎山選手,4位北選手,5位地元西田選手,6位にドライタイヤを履いたなぞ選手となりました。
こう見ると,全部インテグラですね。あっ,店長はいつものように不出走でした。
そのあとは,広島ラウンドに参加するようになって初めて,お好み焼きの店で夕食,
とてもおいしかったです。
10月2日(土)本番1本目
雨は上がり,曇り。
コースは,公開練習からは2か所,モンテカルロコーナーの内側も外側も出口がきつくなるように変更されてます。
1本目は予定どおり浮き砂利用74Rを選択。
浮き砂利+水分で舵の初期の効きは鈍いですが,それはそういう路面なのでしょうがない。
高速セクションのアクセルはできるだけ戻さず・・・
立体交差上は立ち上がりラインを絶対外さない・・
ギャラリーの高速S字は少し進入でアウトにより過ぎる。
中間はベストタイムからコンマ3秒遅れの5位。
松茸山の左はなぜか轍をうまく使えて成功・・・
立体交差下も立ち上がり重視で・・・
モンテカルロ外側は,不安があったが,出口ぴったり・・
で,結果はベストタイム更新で1位。2位は100分の4秒差で店長,3位はコンマ1秒差で地元西田選手,4位崎山選手,5位太田選手,6位福島選手,7位にドライタイヤのなぞ選手。
このまま順位が確定すれば,私がチャンピオン。
雨乞いするも,逆に晴れてきたので雨乞いはあきらめる。
2本目。タイヤは悩む悩む。
見た感じドライタイヤ路面,私の印象だと,気温もさほど高くなく,74Rでも行けそうと判断。
でも,前のクラスの状況を見て判断。
PN1 74Rの山崎選手がPN1初優勝(おめでとうございます)
PN2 74Rの櫻井選手が優勝(シリーズ2位確定)
N1 74Rの岡選手が優勝(チャンピオンは前戦で確定済み)
N2 87Rの我が赤羽選手が久々の優勝(シリーズ4位確定)
タイヤ選択の分かれ目でしたが,FF車両であることを重視して,74Rをローテーションして出走。
私はなぞ選手の最終タイムは聞けないまま出走だが,
この時点で1位店長,2位崎山選手,3位なぞ選手となり,
私が優勝すればチャンピオン,優勝できなければなぞ選手がチャンピオン。
キャロッセコーナー 思ったより頭の入りが悪い!
立体交差上はうまく抜けて・・
モンテカルロ内側はブレーキが早かったがミスするよりマシ・・
ギャラリーS字は1本目の失敗を意識しすぎて右ではらみすぎて,左もきつくなる・・
ここまで中間タイムは店長の100分の7秒遅れの2位。店長は87R!
松茸山左は,1本目のようにうまく行かず,コーナリングスピードが遅い!
立体交差下はまずまず・・
モンテカルロ出口が,頭が入らず合わない・・あっアウトにはらむ・・・(失速)
手ごたえなくゴール あー,これは届かないわ。
西元アナも届かず3番手とのアナウンス。
今年のシリーズは2位で終わりました。
タイヤ選択は間違ったとは思いませんが,87Rでもありえた路面でしたね。
泣きのもう一本がないダートトライアルの難しさを改めて痛感しました。
1年間サポートしていただいた,メープルスポーツの皆さま,
ダンロップタイヤ様,FORTEC様,WINMAX様,アランチャスタジオ様,クスコ様,RAYS様,KYB様,オートサービストミモト様,
応援いただいた全ての皆さま,本当にありがとうございました。
シリーズ前半,チャンピオンのプレッシャーと油断,坂井選手との連携ができなくなったことに対するメンタルの対処不足で失速したこと,
終盤の2戦で硬くなってミスしたことが敗因でした。
今シーズン,残すはJAFカップ今庄と関東フェスティバル丸和ですが,また頑張ります!