旧ブログからの移行記事で2016年に制作されたものです。

1994年、バネットはマイナーチェンジを受けラインナップもトラックとバンのみになる。なおセレナカーゴと並行して販売された。
外観はVXを除いて角型2灯ヘッドランプに統一され、グレードはトラックがDX・GL・GL-Lの2種類、バンがDX、GL、VXの3種類となる。エンジンはGA16DE、SR20DE、CD20の3種類となる。
またリアデザインも変更され、日産のCIが装備されるようになった。

バン VX ハイルーフ 2WD

トラック GL‐L 4WD
なお、VX・GL‐Lは引き続き異型ヘッドランプを装備する。フロントパネルとバンパーが変更され、新たにホイールキャップ、リアヘッドレスト、1DINカセットデッキなどが装備されている。

内装も改良が加えられ、インパネは新造形のものに変更し、ステアリングは衝撃吸収タイプのものに変更された。

バン GL ハイルーフ 2WD

バン DX ハイルーフ 4WD

トラック DX 2WD

トラック DX 4WD
1997年には運転席エアバッグがオプション設定されている。またステアリングなどの抗菌仕様への変更なども行われた。GLにもフロント・サイドウィンドウ下部のガーニッシュが装備されるようになった。

バン GL ハイルーフ 4WD
1999年にはセレナのフルモデルチェンジに伴いバネットも8月にフルモデルチェンジし、同時にセレナカーゴを統合した。

バン GL ハイルーフ 2WD

バン DX ハイルーフ 4WD
この新型バネット(型式・C24型)はセレナ同様FFとなっており、重量物積載を行うトラックには適さないと判断されたため外観・内装が一新されたのはバンのみとなっている。そのため車名はバネットだがどちらかと言えばセレナカーゴの後継の意味合いが強い。
エンジンは1.6Lガソリン仕様のSR16VE型・2.0Lガソリン仕様のSR20DE型と2.5L直噴ディーゼル仕様のYD25DDTi型の2種類である。なお、セレナには無い5速MTが設定されているが、ハイパーCVTの設定は無く4速ATと5速MTの2種類となる。
全車に運転席エアバッグを標準装備とし、VXにはデュアルエアバッグを装備した。

内装に関しては全車に運転席エアバッグが標準装備され、ウォークスルーを考慮してコラムシフトとなっている。
なお、写真はDXの5人乗りだが6人乗りもDXとGLには設定されている。

DX 6人乗り

バン DX

バン GL

バン VX
バンのグレードはDX・GL・VXの3種類となる。GLにはカラードバンパーやファブリックシート・ヘッドレスト分離式フロントシート、VXには2トーンカラーやリアヘッドレスト・フルフラットシート・リアヒーターなどが設定される。全車に4WDを設定する。

トラック GL

トラック DX

トラック DX 室内
トラックもやや遅れて10月にモデルチェンジしたが、フロントパネルの衝突基準対応型への変更、サイドウィンドウの形状の変更、エンジンラインナップをバンと共通にした程度で、それ以外はほとんど変わらずインパネなども基本的には従来型と共通であった。

バン VX

バン GL

バン DX

バン DX インパネ

トラック GL

トラック DX

トラック DX インパネ

トラック 冷凍車

トラック 深ダンプ
2001年にセレナはビッグマイナーチェンジで内外装の大幅な変更を行った。
しかしバネットに関してはビッグマイナーチェンジこそされなかったもののマイナーチェンジを行い、工場をバンは愛知機械工業から日産栃木工場に、トラックは日産車体湘南工場に移管し、ガソリンエンジンはQR20DE型のみとなった。
トラックはCIを現行の物に、ロゴをNE-01に変更したのみだが、バンはさらにグリルの変更や一部の装備の変更が行われている。

バン VX

バン GL

バン DX
2005年にもマイナーチェンジが行われ、バンのフロントグリルやバックドア、トラック含めた全車のシートなど内外装や装備の意匠変更が行われた。仕様変更により灯火器保安基準に適合した。排ガス規制への適合やディーゼル車の廃止も行われた。なおバンはこの時に生産工場を日産車体湘南工場に変更している。

2009年にNV200バネット/NT200バネットとしてフルモデルチェンジを受け、今に至る。バンとトラックの設計が久しぶりに共通となった。
*NT200バネットの詳細は
こちら
*NV200バネットのマイナーチェンジの詳細は
こちら
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Posted at
2018/09/13 21:21:08