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2016年02月17日

自動車カタログ マツダ タイタン 2代目後期型

*旧ブログからの移行記事です。

かなり久しぶりのカタログアップですね。アクセス解析を見ていてもカタログ関係で当ブログに来られている方も多いですし、強化すべきってことは分かっているのですがアップするのがかなり大変なので…すみません…



さて、今回紹介するのはマツダの小型トラック、タイタンの2代目後期型です。このカタログは1988年6月の発行で翌1989年にはフルモデルチェンジしていますから末期モデルということになります。

2代目タイタンは1980年に登場し、当初は鉄腕アトムがCMに出演していました。その後1984年にマイナーチェンジを受け、さらに1987年のマイナーチェンジでヘッドライトが丸目から角目に変更されました。

中期型ですが当時のCMです。

この2代目タイタンをベースにしたマイクロバスの2代目パークウェイが存在し、個人的にかなり好きな車種なのでカタログも欲しいですがヤフオクやカタログ専門店などでもプレミアが付いているので中々買えません…

ちなみにこの2代目タイタンはパークウェイ同様、インドのSMLいすゞ(旧・スワラジマツダ)では未だに生産されており、マツダ資本からいすゞ資本に変わったこともあり、エルフにマツダのエンブレムが付いている日本とは逆にタイタンにいすゞのエンブレムが付いていますw

ペーパークラフト マツダ・タイタン 2代目後期
↑さらに追記ですがペーパークラフトを扱う別ブログで本車種のペーパークラフトを制作したのでリンク載せておきます。



コンセプトのページです。白いボディーカラーで新登場と書いてありますが、タイタンのイメージカラーといえば濃い青でしたのでエルフやキャンターなどに続きイメージカラーの一新を図ったものと思われます。商用車というのは昔は車種ごとにカラーが分かれていましたが80年代から全て白になりましたね…


こちらもコンセプトのページです。フルワイドロー新登場と書いてあります。これは低キャブ・低荷台とした仕様で2004年にタイタンがエルフのOEMとなった後もこの名称は使用されてましたが、近年になってマツダはボンゴやタイタンに使われていたワイドローの名称を廃止したようです…


エンジンのページです。この頃は高出力車も含め全機種が自社製のエンジンであり、いすゞ製エンジンはありませんでした。エンジン型式は3500ccがSL型、3000cc、2500ccがHA型となっています。前期型・中期型には小型トラックとしては異例の直6・4000ccの設定もありましたが消滅し、代わりに直4・3500ccをベースにインタークーラーターボ化しています。

また、2代目タイタンの特徴の一つとも言えるのが副変速機の2ウェイシフトで、PレンジとEレンジがあり、パワーを出したい時はPレンジを、燃費を押さえたい時はPレンジにすることで効果を発揮できます。そういえば2代目登場時のCMは鉄腕アトムのOPの「♪10万~馬力だ 鉄腕アトム~♪」のところを替え歌にして「♪2ウェ~イシフトの 新型タイタン~♪」って歌ってました。ちなみに80年代初頭の社名変更までのマツダのCMは車名をコーラスするCMが多いです。


インテリアのページです。パークウェイも全く同じインパネでメーターのデザインが時代を感じさせますね。
シートはターボ車のみ「TURBO WITH INTER COOLER」のロゴが入り、マツダらしく?スポーティーな感じになっていますw グレードは1グレードで、スペシャルパックというパッケージオプションが設定されてますが前期型では上級グレードのカスタムが設定されて木目調パネルもカスタムには装備されていたことを考えると劣化したようにも思えます。

マルチユースベッドと呼ばれる装備がオプションで設定されており、これは座面と背もたれの一部分を前に出すことでベッドになるものでかつて生産していた中型トラックのボクサーにも設定されていました。2代目タイタン登場と同時にボクサーは絶版になったので代替需要も狙ったものと思われます。ただ、この状態で寝るのはかなりキツそうですがw



荷台のページです。シングルキャブの平ボディでは7種類の荷台が設定されています。


メカニズムのページです。タイタンのシャシーは他車種と比べて耐久性が良いと評判だったらしく、エルフのOEMになった時は耐久性の低下を嘆くユーザーも少なくなかったようです。
オプションでバックモニターが設定されていますが、最近の車種に設定されているのとは全く異なりセンサーが後方の障害物を感知してランプで知らせるもののようです。


さて、ここからはバリエーションの紹介になります。


1987年にマイナーチェンジして角目になる際に新設定されたフルワイドローです。従来のワイドローでは荷台が低くてもキャブは今まで通りでしたが、このフルワイドローはキャブを45mm低くしました。


ワイドローです。エンジンも全機種から選択可能となっています。当時、ライバル車に設定されていたタイヤハウス付きの低床荷台はタイタンにはありません。


高床荷台の標準キャブ車です。こちらもエンジンは全機種から選択可能となっています。シングルタイヤ車のタイヤがEシリーズどころかロンパーとかの頃から変わってなさそうな形状なのがいいですね~


自社製時代のタイタンの4WD車は差動装置をキャブ内に組み込ませたことでキャブの高さが上がるのを最小限に抑えていますが、その代償にキャブに食い込んだ分中央席が設定出来ず全車2人乗りとなっています。
本格4WDのSUV作りが苦手なマツダですが、このタイタンの4WDはパートタイム式の本格的なものです。


ワイドキャブ車です。ワイドキャブは2代目で初登場となりました。2500ccは設定されていません。標準ボディとロングボディがあり、ロングボディには荷台の幅を広くした超ワイドボックスも設定されています。


ラインナップ中最大となる超ロングボディです。こちらも超ワイドボックスが設定されています。エンジンは4機種のエンジンラインナップ中最大のSL型3500ccインタークーラーターボのみの設定です。
4t積みは当時ライバル車には無く、他社の小型トラックは3tあるいは3.5tまでの車種が多かったです。
当時は競合車種に無い4t積みの設定や仮眠を考慮したマルチユースベッドなど、ボクサーの代替の意味もあり中型トラックを意識していたことがわかります。ただ、ボクサーから代替したユーザーはあまりいないと思われますが…


ダブルキャブなど特装系の車型の紹介です。驚いたのはダブルキャブ車の後席に4人乗れることですねw 普通は3人乗りですから珍しいです。

ワイドローダンプには19年連続第1位と書いてありますが、これは前身のEシリーズ時代の1968年から連続して小型ダンプのシェア第1位だったためで、1988年には20年連続となったことから特別仕様車としてステンレス荷台を装備した「タイタン・ステンレスダンプ」を発売しています。しかしその後はシェアが低下してしまったのか、現在はエルフのOEMになってしまいました…
まあタイタン=ダンプのイメージも強いですし、OEMになった今もタイタンで一番見かけるのは青のダンプですね。
青のテーマカラーは初代から受け継がれるタイタンダンプの伝統ですが3代目以降は色調が暗めになっています。

特装車には様々な種類が設定されていたようですが、確かタイタンは何らかの事情で消防車にすることは出来ないと聞いたことあります。この理由をご存知の方はコメントして頂けると有り難いです…


主要装備表とオプション、主要諸元表です。オプションではサイドストライプもあるようですが見たこと無いです。



主要諸元表です。先程のオプションのページをめくると出て来ます。


裏表紙です。ダンプと1.5t~2tの専用カタログがあるようです。
下にはマツダオート京葉と書かれたディーラーのスタンプがありますが、この店はGoogleマップで調べたところ、今はマンションになっているようです…ちなみに実際はこの地図のような直線的なものでは無く、国道14号はともかく京成千葉線と総武本線はかなりカーブしています。
また、住所が千葉市が政令指定都市になる前の古いものなのが時代を感じさせます。
マツダオート京葉はその後アンフィニ京葉、マツダアンフィニ京葉と改名した後2004年に千葉マツダに吸収されたようです。

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Posted at 2019/04/24 21:24:21

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