*旧ブログからの移行記事です。
今回、紹介するカタログは日野自動車の中型トラック、レンジャーの4代目前期型となるクルージングレンジャーの登場時の簡易カタログです。ペーパークラフトをアップするのを機にカタログもアップしました。
また、個人的にトラックの車種の中では最も好きな車種でもあり、簡易カタログなら幾つか持っていますが、今回はその中でも一番最初の登場時のものを紹介します。
クルージングレンジャーは1989年に登場し、それまでのトラックにない斬新な丸みを帯びたデザイン、そして何よりバブル期らしくイメージキャラクターにハリウッドスターのダイアン・レインを起用したことが話題となりました。
当時のCMです。ダイアン・レインが気軽に乗り回す様子でトラックのCMとは思えないCMなのが特徴です。
当時のCMのメイキング映像+PVです。なお、これらのCMやカタログ画像はわざわざロサンゼルスで撮影されているのが特徴です。いかにもバブル期らしく力が入ってますね… それに比べ現行型のレンジャーは、15年以上顔が変わらず一部改良やマイナーチェンジすら全然されません…いくら何でもここまで差があるのはどうかと…
表紙と同様、国産クラス最高出力のエンジンH06C-TI型の登場を大きくアピールしています。
室内装備の紹介です。オーディオスペースがヘッドコンソールにあるのが特徴で、これはスーパードルフィンプロフィアでも共通ですが、実際操作性などはどうだったのでしょうか…
また、イメージキャラクターのダイアン・レインの写真もありますが、この後もこれでもかって程出てきます。
引き続き装備の紹介です。パワーシフト、パワーウィンドウ、パワーミラーが採用されており、当時のトラックとしては中々の充実装備だったと思います。
ヘッドライトは本車種の斬新さをさらに引き立てたと思います。まるで乗用車のような異型ヘッドライトは当時クラス初でしたから…
エンジンの紹介です。デザインの斬新さとは異なり、エンジンは新機種にはなっているものの、基本設計は従来型と変わっていません。H型エンジンは2世代前のKLレンジャー時代となる1972年のレンジャー6・KL-S登場時からのもので、W型エンジンは1983年頃に登場したH型エンジンよりも小さいエンジンで、トヨタ向けにもダイナ・トヨエース用エンジンとして供給されました。
エンジンの基本設計の一新は1994年にライジングレンジャー登場の際、J型エンジンに切り替わるまで待つことになります。
バリエーションです。まだ4t車のみのラインナップで、増トン車などはまだ従来型のワンナップレンジャー+5でしたが、この後追加されて登場します。
ハイグレード車は現行型よりも落ち着いた雰囲気です。従来型と比べても元々かなりの充実装備なだけにあまり差は大きくありません。
キャブカラーは薄い緑色のセージグリーンを標準としています。これも白が当たり前だった中型トラックとしては斬新でした。
裏表紙です。車型一覧とオプションの紹介です。
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Posted at
2020/01/04 01:38:25