旧ブログからの移行記事です。

今回、紹介するカタログは日野自動車の中型トラック、レンジャーの4代目中期型となるライジングレンジャーのベッドレス車、FCのカタログです。ペーパークラフトをアップするのを機にカタログもアップしました。
ライジングレンジャーは1994年に登場し、ウイングマークに変わって登場した現行の「H」を模したエンブレムを初めて採用しました。クルージングレンジャーよりも丸みを帯びたデザインが特徴です。FCは1995年にそれまでのデーキャブレンジャーに変わるベッドレス中型トラックとして登場し、ベッドレス車専用設計だったのがベッド付き車と共通設計になったのが特徴です。
当時のCMです。

フルサイズ4tベッドレス車とありますが、これは従来のデーキャブレンジャーよりもサイズが大きくなり、居住性が向上したことをアピールしていると思われます。
当時の4tトラックのベッドレス車は2t車のキャブをそのまま流用することが多く、日野のみ2tトラックを製造していなかったために専用設計ではありましたが、居住性は2tトラックと同じだったので、これは初めて現在と同様のベッド付き車と共通設計になりました。
これに続く形で各社とも90年代後半には2t車との共通設計からベッド付き車と共通設計のキャブに切り替えていき、現在に至るまでこれがスタンダードとなっています。

イメージ画像です。ロケ地はお台場地区でしょうか?

イメージ画像です。ワイドキャブが設定されたのもベッド付き車と共通設計だからこそ出来たようなもので、従来は2t車のワイドキャブベースであるが故にこれ以上拡張することは出来ませんでした。

車内のイメージ画像です。居住性の向上でこのように座席の後部にスペースが出来たのも特徴です。

インパネとシートなどの紹介です。インパネの形状はクルージングレンジャーと共通ですがステアリングとメーターパネルはリエッセと共通の新設計のものとなりました。ベッドレス車でありながらシートリクライニングの角度が大きいのも居住性の向上による特徴です。
3速ATも設定されていますが、4t車で3速はちょっと足りない気がします…

各装備の紹介です。オーディオスペースがヘッドコンソールにあるのが特徴で、これは同時期のスーパードルフィンプロフィアでも共通ですが、実際操作性などはどうだったのでしょうか…かなり操作しずらい気もします…

エンジンのページです。ライジングレンジャー登場と同時に登場した新開発のJ系エンジンを搭載し、J08C、J07C、J05Cの3機種が設定されています。
なお、現行型のエンジンも基本的な設計は共通しています。

安全性とシャシーのページです。ABSが標準装備になりました。

バリエーション一覧です。

オプションと装備のページです。定番のメッキパーツやタコグラフの他、フルオートエアコンやキーレスエントリーも設定されています。またエアコンもオプション扱いでした。

主要諸元表です。

主要諸元表です。

主要諸元表です。

主要諸元表です。

外観図と走行性能曲線図です。

裏表紙です。
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カタログ 日野 | クルマ
Posted at
2020/01/04 01:55:24