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2020年03月18日 イイね!

カタログ マツダ カペラ 6代目前期


今回紹介するカタログは6代目カペラとなるCG型カペラのカタログです。1994年の登場時のものとなります。

マツダはバブルで調子に乗ってマツダ・ユーノス・アンフィニ・オートザム・オートラマ(フォード)と5つの販売店・ブランド体制を構築した無茶苦茶な5チャンネル体制を築き、さらにそれまでの主力のミドルセダンだったカペラを、3ナンバー・V6エンジンの高級車クロノスへ変更して、さらにクロノス兄弟と言われるそれぞれの販売店へちょっと変えただけの無数の姉妹車を導入するという無茶苦茶で訳わからないことしていました。

その結果は見事にコケて販売不振・経営不振で深刻な状態となり、売れないクロノス兄弟の代わりとなる売れる車種が必要とされていました…
まあこの辺りのことは面白いですが書くと長くなるので「クロノスの悲劇」でググってみてください。また今後取り上げるかもしれません。

そして販売不振が深刻化したクロノス兄弟の代わりとして5ナンバーの正統派ミドルセダンとして一度は消えたカペラを復活させたのです。(ワゴンとライトバンのカペラカーゴはずっと継続していましたが…)
このカペラは苦しい状況の中僅か9か月という期間で開発されており、その結果流用部品のオンパレード+ケチりまくったチープなデザインというかなりの安っぽいものとなってしまいました…
当時はどのメーカーもバブル崩壊でケチった安っぽいデザインの車が多かったですがその中でも最悪な部類と言っていいかもしれません…

プラットフォームはクロノスの流用で内装自体もクロノスとほとんど変わらないものとなっていました。
このため内装だけはクロノスのクオリティが高いものがそのまま引き続がれるというちぐはぐなものとなっていましたね…外観と内装の格差がでかすぎますし全く合っていませんでした…

しかし5ナンバーの正統派ミドルセダンに戻ったことや価格の割に装備が充実していたこともあり、ヒットとまではいかないものの主力車種としてそれなりに売れるようになりクロノスよりはだいぶマシになりました。
そこにさらにマツダお得意の大幅値引きが加わる訳ですからかなりお買い得だったのではないでしょうか…なお下取りは…まあ、お察しください…

またワゴンもあったのですがこれは従来の1987年登場のカペラカーゴワゴンをこのCGカペラ風味に変えただけの代物となっていました…
一応レガシィのライバルにはなる訳ですがそれなりには売れても到底レガシィには敵いませんでした。この時代特有の無理矢理グリルガードを付けたりしてRV風にしたフィールドクルーザーやSXクルージングとかも設定されていました。

その後1996年にリアガーニッシュの装備や2トーンカラーの追加、運転席エアバッグの標準装備などでグレードアップを図って後期型に移行していますが、急ごしらえのモデルチェンジだったこともあり翌1997年に最終型カペラとなってしまった7代目GF型にモデルチェンジしています。
なお基本的に国内専売車として開発されたこともあってそれ以外には香港・マカオに輸出された程度に留まっており、それ以外の地域では引き続きクロノスを626として継続していました。

しかしミドルセダンが国内専売でわざわざ開発されていたのはまだ国内市場においてセダンが主役だった証ですね…
今ではトヨタ以外はそんなことしないでしょう…ましてはマツダは完全に海外重視・高級志向で当時とは全く別のメーカーのようになってしまいましたから…

当時のCMです。故・萩原健一さんが出演していました。なお今回紹介するカタログにも出演しています。「萩原課長のカペラ」として宣伝しており夫が課長クラスの家庭がターゲットだったのでしょう…

どうでもいいことですが北朝鮮の曲で幼稚園律動体操というのがあってこれのサビが空耳で萩原課長と聞こえるんですよね…「凄腕観光業~ 萩原課長、萩原課長 そりゃカンフーだ~」と聞こえますw
まあ流石に動画は載せないので気になる方はググってみてくださいw


コンセプトのページです。正統派・オーソドックスといったことが連呼されていますが本当にその通りだと思いますね…実際に個性は全くと言ってもいい程無いですがこれぞ正統派といった感じで飽きの来ないものだとは思います。

イメージ画像です。デザインも本当に特徴や個性といったものが無いもので何と言えばいいかよくわかりません…ただ潰れかけていた状況の中で急ごしらえで作ったが故の安っぽさはだいぶ出てしまっていますね…
当時の基準で見てもこれはかなり安っぽく見えたのでは無いでしょうか…ライバルはまだバブルの勢いでクオリティが高かったモデルを継続していましたし…もう少し後のU14ブルや190コロナ・カリーナと比べても安っぽさが目立ちます…

イメージ画像です。サイドビューを見ても同じような感想です…ドアハンドルは2世代前となるCD系カペラからの流用です。
このカペラは本当にオーソドックスなミドルセダンといった感じなのでそこは好感がもてますね。
まさか20ウン年後、カペラの名が完全に消えてクラウン並みにデカい高級車のようになり、さらに覚えづらい数字の車名になってバブルの迷走をまた繰り返すようになるとは誰も想像出来なかったはずです…

まあセダンとワゴンの2構成が基本というバリエーションはこの頃から変わっていませんし(5ドアのアテンザスポーツというのもありましたが)、型式もカペラのものを引き続いでいるのですが今のアテンザ・マツダ6はもはや別物としか思えません…

イメージ画像です。リアも中型セダンでありながらガーニッシュ類が一切無く安っぽさを感じさせますね…オプションで選択は出来ましたし後のマイナーチェンジで標準装備になりましたが…

インテリアのページです。大きく安っぽくなった外観とは異なり内装はほとんどクロノスのままなので安っぽさは感じません。正式には姉妹車であるテルスターからの流用になるそうですがまあ同じようなものです。
クロノスが3ナンバーであったにも関わらずより狭いボディにほぼそのままの内装をぶち込んでいますが、当初クロノスは5ナンバーで開発されていたにも関わらずバブル期の高級志向と当時のマツダの戦略、アメリカの安全基準への適合のために3ナンバーにされたと言われています。
そしてその拡幅した分を居住空間の拡大では無く安全基準適合のために回したために5ナンバーのボディでも大丈夫だったからぶち込むことが出来たと考えられます。

インテリアのページです。この時期にはコスト削減で削られがちだったフルオートエアコンや専用設計のオーディオも設定されています。まあこれらもクロノスの流用でしょうが…キーレスエントリーも上級グレードのみとなっています。

メカニズムのページです。エンジンはオーソドックスな直4・1800ccのFP-DE型と同・2000ccのFS-DE型のみとなっておりクロノスに存在したディーゼルエンジンやV6エンジンはありません。
F型エンジンは1977年にルーチェレガートで初採用されて以降長年に渡り同社の中型車に採用されてきたエンジンですがこれらのエンジンは1991年にクロノスへの搭載にあたって大幅改良されたものとなります。4速ATは電子制御式となっています。

安全性のページです。運転席のエアバッグはオプション設定となっています。

4WD車の紹介です。フルタイム4WDとなっています。

装備のページです。車種の性格上特徴的な装備は少ないですが当時オプションになることがほとんどだった電格ミラーを上級グレードに標準装備しています。またバブル崩壊後でコスト削減されまくった車種ですが、何故かエアバッグ装備車は全て本革ステアリングや本革シフトノブとなっており充実しています。


グレード一覧と主要装備・主要諸元・カラーバリエーションです。ビジネス向けのLi-S、廉価グレードのLi、売れ筋グレードのGi、上級グレードのZi、4WDのFiの5グレードとなります。
なおこのBテレビというのはこのカタログに記載されたコードを販売店にある端末に入力することで、通信衛星を活用して詳しい情報をテレビで確認出来るものらしいですが詳細は不明です…
恐らく専用のビデオとかが見られたのでしょうか…しかしわざわざ衛星を使って商談用のビデオを見せるのはまだバブルの名残りといった気がしますね…
当時のマツダ車のカタログにはだいたい載っているのですがググっても全く出てきませんでした…

裏表紙です。

オプションカタログです。

外装部品です。地味な車種ですが一応エアロパーツも設定はされていますし、さらにまさかのBBSホイールまで設定されています…
またコスト削減で省かれたリアガーニッシュもオプションで設定されています。しかしオプション装着車を見てもやっぱり地味過ぎますね…

オーディオです。カーテレビやCDチェンジャーが設定されていて時代を感じさせますね…ところでFMSというのがどうしてマツダアクセサリーサービスの略になるのかがよくわかりません…
スバルにもスバルオーディオってブランドがありましたし恐らくそれと同じような廉価版のオーディオになるのでしょうが…
パイオニアのみGPSナビも設定されています(ちなみにパイオニアは後付けカーナビの第一号)。紹介文を見る限りこの時代のナビはゲームやカラオケやクイズまで出来たそうです。今ではどんなフルスペックのナビにもそんな機能ありませんが…
しかしそれなのにCD-ROMというのが時代ですね…恐らく容量的に相当カツカツなのでは無いでしょうか…今やSSDの時代ですから…

オーディオと安全装備です。何とビクター製の車載ビデオデッキまで設定されていました。しかしリアシートの中央席って結構邪魔になりそうな気がしますし実際に付けた人はいたのでしょうか…
S-VHSというのがもう時代を感じさせますし、そもそもビクターとケンウッドが合併だなんて当時では想像出来なかったはずです…
安全装備はこれといったものはありませんが救急箱も設定されています。昔のオプションカタログでは結構見かけましたが最近はあまり見ないですね…特にマツダはオプションの種類が少ない方ですし…今でもあっていいと思いますが…

快適装備です。木目調パネルもありますが真ん中のコンソール部分だけ抜けてますしいかにもフェイク感満載の安っぽい木目ですしちょっと無理矢理感半端ないですね…
そしてまさかのハーフカバーだけで4種類も設定されています。まあこの手のセダンなら付ける人も多かったでしょうし…それにポケットがついているハーフカバーというのは前代未聞ですね…ただ結構便利そうではあります。
しかも当時は普及率が低かったであろう携帯電話を入れられるようになっているみたいですし…まあ94年当時の携帯はかなりデカかったので今のスマホなんか余裕で入るはずです。
キーレスエントリーは今のボンゴとも全く同じです。いかにボンゴが設計の古い車であるかを表しています…

実用品です。今では当たり前のUVカット機能も当時はオプションでした。今やフィルムではなくガラスそのものにUVカット機能付けてますし…
当時は定番オプションだったツールセットや毛羽たきも設定されています。ツールセットBがあって何故かツールセットAが無いですが…

裏表紙です。
Posted at 2020/03/18 02:22:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ マツダ | クルマ
2020年02月10日 イイね!

カタログ マツダ MPV 3代目LY型後期


今回紹介するカタログはマツダのMPVのLY型のカタログです。

3代目となるLY型MPVは2006年に登場しており、2列目のシートにはスーパーリラックスシートと呼ばれる豪華なシートを装備したのが特徴です。また初代から存在したV6エンジンが廃止されて代わりに直4・2.3LターボのDISIターボが加わりました。
先代はお買い得感の強い商品内容と当時のマツダお得意の大幅値引きによってヒットしたことからほぼキープコンセプトとなっています。当初はそこそこ売れましたが、ミニバンに高い実用性が求められる中でやはりロールーフミニバンにとって厳しい状況となったのは事実で、2008年にマイナーチェンジして質感を向上させても好転しませんでした。
まあ、MPVはその中では背が高い方ででスライドドアも装備していたからまだマシな部類でしたが、グランディスとかは月2桁の販売台数になるなど本当に厳しい状況になりましたし…2009年にはグランディス、プレサージュ、イプサムが一気に生産終了している程ですから…

その後2010年にターボエンジン搭載車を廃止して以降はほぼ放置プレイ状態となり、2016年をもって生産終了となりました。今回紹介するのはその時のモデルとなります…
コンセプトは悪くなくてむしろ上質で落ち着いた雰囲気が出ていて良かったですし、時代が悪かったとしか思えないですね…このまま魂動デザインの新型に進化していればもっとスポーティで高級感のあるミニバンに仕上がっていた気もしますし…


コンセプトのページです。ドライバーズミニバンと名乗るようにマツダらしく運転する楽しさも重視したものとなっています。

イメージ画像です。2008年のマイナーチェンジでナンバープレート周りにメッキが配されるようになりました。またテールレンズもクリアから赤色となりました。

インテリアのイメージ画像です。

インテリアのイメージ画像です。ステアリングはアテンザや海外向けのCX-9とも共通です。中央部のパネルは画像の23Sの場合カーボン調、上級グレードの23S Lパッケージではマーブルウッド調と言われる木目調パネルを装備しています。

イメージ画像です。

メカニズムのページです。エンジンは全車に直4・2.4LのL3-VE型を搭載しています。トランスミッションは2WD車は5速AT、4WD車が6速ATとなっています。どちらもアクティブマチックと呼ばれるものになっています。

メカニズムのページです。

イメージ画像です。

インテリアのページです。最大の売りでもあるスーパーリラックスシートは調節可能なオットマンを装備し、ヘッドレストの支えの調節や座面の角度の調節まで出来るようになっておりかなり快適なものになっています。
また横方向への調節も出来ますが、これはKARAKURIシートと呼ばれる機構を備えていた名残で、中央に寄せることで真ん中にさらに人を載せられるようになっていました。その後安全対策で全席ヘッドレストを装備するようになったことで廃止されたことから無用の長物となってしまっていました…

快適性のページです。電動両側スライドドアを標準装備としています。またエアコンにはパナソニックのナノイーも装備しています。
アドバンスドキー(マツダにおけるスマートキーの名称)は上級グレードの23S Lパッケージのみに設定されています。これは全車標準装備にして欲しかったところですね、、

シートアレンジや収納のページです。シートアレンジも豊富に設定されており2列目と3列目でフルフラットにすることも出来ます。サードシートはロールーフミニバンらしく床下格納式となっています。また上級グレードの23S Lパッケージの場合、テールゲートも電動で開閉出来ます。

安全装備とオーディオのページです。オーディオは上級グレードの23S LパッケージにBOSEのサウンドシステムを装備しています。かつてはトヨタから供給を受けてG-BOOK ALPHAと呼ばれるテレマティクスサービスを使用したナビもメーカーオプションで設定していましたが2010年をもって廃止されています…

グレード一覧です。上級グレードの23S Lパッケージでは本革シート、1列目のパワーシートやシートヒーター、アドバンスドキー、3列目の自動復帰機構など装備が充実しています。

装備一覧とメーカーオプション、カラーバリエーションです。インテリアカラーは23Sはブラック、23S Lパッケージではベージュと決まっており選ぶことは出来ません。

ディーラーオプションと保証内容です。

裏表紙です。

ここからはオプションカタログに入ります。

イメージ画像です。

エアロパーツです。フロント・サイド・リア・ルーフのスポイラーを設定しています。またスポーツサスペンションも設定しています。

エアロパーツです。DAMDとKENSTYLEというブランドのが設定されていますがこれらはチューニングショップによるものであるため、本来社外エアロとなるはずなのに設定されていました。

エクステリアパーツと実用品です。前期型のようにクリアレンズにすること出来ます。アルミホイールも2種類設定されています。

インテリアパーツです。イルミネーションも豊富に設定されている他、折りたたみ式のバッグのフォールディングバッグも設定しています。
また設計が古い車のため灰皿を装備していることからノンスモーカーボックスも設定しています。

安全装備です。

安全装備とリモコンエンジンスターターです。MIスティックと呼ばれるものを使用しており車両情報も表示出来るようになっています。

実用品です。リモコンキーを追加出来るようになっています。

チャイルドシートとアロマディフューザーです。

ナビのイメージ画像です。

ケンウッドのメモリーナビです。上級モデルでMPV専用設計となっています。

ナビ一覧です。全てメモリーナビとなっています。

三菱電機のメモリーナビです。同社のオーディオブランドであるダイアトーンの名を冠しており音質にこだわったものとなっています。

パイオニアのメモリーナビです。

ケンウッドのメモリーナビです。

ナビオプションとオーディオです。リアモニターはアルパイン製と三菱電機製から選べます。

ETCのナビの性能一覧です。

裏表紙です。

主要諸元です。

主要装備とメーカーオプション、カラーバリエーション、メーカー希望小売価格です。

環境仕様と4面図です。
Posted at 2020/02/10 11:08:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ マツダ | クルマ
2020年01月08日 イイね!

カタログ マツダ センティア 2代目後期




今回紹介するカタログはマツダの2代目センティアのカタログです。2000年2月現在のものです。

HE系こと2代目センティアは1995年11月に登場しましたが、バブル真っ只中に開発されて個性的かつエレガントで贅沢な造りが特徴だった初代とは異なり、、、、

バブル崩壊、そして何より5チャンネル化計画の失敗によるマツダの経営悪化によって初代と比べるとコスト削減が目立つ造りとなってしまいました…

どうやら最初はビッグマイナーチェンジで済ます案もあったぐらいのようです…しかし流石にまずいと思ったのがちゃんと新しいボディとなってモデルチェンジはしました…
が、プラットフォームはそのまま流用され、内外装の多くの部品(例えばドアハンドルやインナーパネル)に至るまでそのまま流用されています。この時期はライバルの150系クラウンやY33セドグロもそうだったとは言え、コストダウンがはっきり分かってしまうほど品質が低下してしまいました。

また初代はパーソナルセダンという名でそれまでの押し出し感やや後席に乗る人を優先した高級セダンとは異なり、運転する楽しさやデザインを重視したものだったのに対し、2代目はごく普通の押し出し感やや後席に乗る人を優先した高級セダンを目指したものとなっています。

このため以前のルーチェに逆戻りしたとも言えるもので、当時の雑誌のスクープ記事には前年にクロノスに代わってカペラが復活したこともあってかルーチェ復活としてこの2代目センティアがスクープされていたこともありました。

この路線変更はレクサスLS(セルシオ)やインフィニティQ45に対抗するフラッグシップセダンとして開発されていたアマティ1000が発売されなかったことによるもので、初代センティアが個性的なデザインになったのは重厚感あるデザインのアマティ1000を発売する前提であったからとも言われています。


前期型ですが当時のCMです。ショーン・コネリーを起用しており、彼をイメージしてデザインされたとされています。

1997年にはマイナーチェンジを受けて後期型となり、今回紹介するカタログはこの時のものとなります。エンブレムがそれまでのルノーに似たダイヤ形のマークから現行のMマーク(通称カモメマーク)に変更しています。グリルも変更されて桟を横から縦に変更しています。また装備をさらに充実させてシェードつきフロントガラスなどを新たに採用しました。

コンセプトのページです。「心を動かす新発想」というキャッチコピーは1999年にそれまでの「That's MAZDA」というキャッチコピーに代わって用いられ、2002年に現在でも使われているZOOM-ZOOMに代わるまで使用されていました。
なおカタログ自体は1997年のマイナーチェンジの際からほとんど変わっていないため、1999年以前の版ではここが「That's MAZDA」になっています。


コンセプトのページです。マツダの最高級車であることをアピールしています。

イメージ写真です。

イメージ写真です。どうやらこのイメージ写真、マイナーチェンジ前のものを加工してそのまま流用しているらしいです…

内装のイメージ写真です。エクスクルージブのものです。

内装のイメージ写真です。ステアリングのメーカーロゴは樹脂のままとなっており、この時期にしてはちょっと質感は低い気がします。ここはちゃんとしたエンブレムにして欲しかったです。

インテリアのページです。初代は本木目パネルだったのが木目調楡パネルに変更されています。高級車なだけあってパワーシートのみならず、ステアリングの位置を電動でセットする機構も装備しています。LEDフェンダーマーカーは前期型ではロイヤルクラシックのみでしたが、マイナーチェンジで全車標準装備となりました。

ナビ/オーディオのページです。後期型ではメーカーオプションでナビが設定されるようになりました。しかしタッチパネルにはなっておらず全てボタンとカーソルで操作します。AM/FMラジオ/テープ/CD/TVと4つのAV機能を備えています。TVはアナログ放送のみの対応のため現在では視聴出来ません。
オーディオに関してはナビで操作することも出来れば下部のオーディオパネルで操作することも出来ます。しかし高級車でありながら4スピーカーというのはちょっと物足りないですね…

後席のページです。2代目ではコンセプトの変更によって後席重視の高級車となったこともあり初代と比べて広々とした空間となっています。あとドアを開けた時の感覚がルーチェ・センティア共にファミリアと大して変わらないからマツダの高級車はボッタくりだったなんて噂もあるらしいですが…

静粛性と空調のページです。オートエアコンのパネルはボンゴフレンディやカペラなどと同じでこの時期のマツダ車共通のものですね。

実用性のページです。この手の高級車ではゴルフバッグがどれくらい入るのかというのは大きなポイントとなりますが、2代目センティアでは4個積むことが可能となっています。
これも初代より角ばったボディとなったためにトランク容量を改善した結果とのことらしいです。また高級車らしくパーソナルランプや間接照明も備えています。

メカニズムのページです。現在のフーガなどに先駆けてFRミッドシップレイアウトを採用しています。エンジンは2.5Lもあった初代とは異なりV6・3.0LのみですがDOHCのJE-ZE型とSOHCのJE-E型の2種類をラインナップしています。

JE型エンジンは1986年に5代目のHC型ルーチェから採用されたマツダ初のV6エンジンで、ルーチェ・MPV・センティア・MS-9・ボンゴフレンディに採用されていました。1999年以降はフォード製のMZIエンジンに世代交代していき2004年のボンゴフレンディのV6エンジン搭載車の廃止によって生産終了しました。
トランスミッションは全車5速ATとなっています。

メカニズムのページです。初代同様の車速感応型4WSシステムを標準装備としています。この4WSは1987年にGD型カペラで世界初の電子制御車速感応型4WSを採用して以来のものとなっています。
他にもABSとトラクションコントロールを装備しています。

安全性のページです。デュアルエアバッグは採用していますが設計が古いために同時期のファミリアには設定があったにも関わらず、サイドエアバッグの設定はありません。また助手席エアバックも後付けのようなものとなっています。
またボディもこの時期から使われたマツダの高剛性ボディの名称であるマグマの名称は使われていません。

グレード一覧に入ります。最高級グレードのロイヤルクラシックです。

グレード一覧です。ロイヤルクラシックは最高級グレードらしく電動本革シートや後席のコントロールパネルや電動リクライニング、専用エンブレムまで装備しています。さらに運転席から助手席をコントロール出来、○ッ○スにも最適な助手席パワーシートショルダースイッチも装備しています。

グレード一覧です。エクスクルーシブはロイヤルクラシックの1つ下となるグレードです。

グレード一覧です。リミテッドGはリミテッドに本革ステアリングや前席パワーシートなどを加えたお買い得グレードです。

グレード一覧です。リミテッドは最廉価グレードですがそれでも4WSやアルミホイールを装備しています。また社用車やハイヤー向けにFパッケージというメーカーオプションが用意されており後席の装備をロイヤルクラシック並みに充実させています。

装備一覧とカラーバリエーションです。自分ならロイヤルクラシックをスノーホワイトパールマイカ/シルキーパールマイカの2トーンで乗りたいですね。

主要諸元とディーラーオプションです。こうやってエアロを付けると中々カッコいいですね!純正エアロ付きの実車を見たことが無いですがあったら是非とも欲しいですね…

裏表紙です。



Posted at 2020/01/08 02:09:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ マツダ | クルマ
2019年11月10日 イイね!

カタログ マツダ ボンゴトラック 2010モデル


今回取り上げるのはマツダのトラック、ボンゴトラックです。

このボンゴトラックは1999年に登場したSK型となります。
1983年以来16年ぶりとなるフルモデルチェンジで登場しましたが、当時マツダがバブル期の失敗による業績悪化で余裕が無かったため基本的なボディは旧型と変わらずフロント周りを安全対策で延長された新設計の物としています。この他にもドアや内装、荷台などが変更されています。

また旧型同様日産にバネットとしてOEM供給される他、この代からは三菱にもデリカとしてOEM供給されるようになりました。またオセアニア地域ではフォード向けにエコノバンとしてOEM供給される他、マツダ版には無い乗用モデルとしてスペクトロンもあります。

当初はボンゴフレンディのボディを流用してセミキャブオーバーとする話もあったようですね。タウンエース/ライトエースはモデルチェンジでセミキャブオーバーになったものの、ボンゴでは積載量などの制約が無いキャブオーバーを貫きました。その後マツダの経営は好転しましたが、残念なことに乗用車に絞る戦略を打ち出したためモデルチェンジは行われず今に至っています…

つまり1983年から基本的な設計が変わらず、36年もの間生産を続けているのです!!!!
しかも1983年と言えばギリギリ社名が東洋工業だった時代となります!!!!


まさに化石、シーラカンスという言葉がピッタリの車なのです。しかも顔ですら1999年から20年変わっていないのでデビュー当初は何とか現代風に見せていたデザインも今となっては古臭さしか無いものとなりました。
しかしライバルがセミキャブオーバーに移行したのに対しボンゴは今やこのクラスでは唯一となったキャブオーバーを貫いているため荷室の広さはダントツで1位となります。現行車でも軽トラ/バンやタウンエース/ライトエース、NV200では積めず、かと言って2tトラックではデカい…だから昔ながらのボンゴでないとダメという会社も結構あるみたいです。
しかしそんなボンゴも2020年をもって生産終了が決定していました…どうやらVSCが付けられず安全基準に適合しないのが理由みたいです…
中の人も結構好きな車種なので残念な話ではありますが、昭和・平成・令和を同じボディで37年間貫いたことは偉業だと思います!

今回のカタログは2010年のマイナーチェンジ以降のものとなります。最廉価グレードのCDや、ディーゼル車が廃止されています。現在販売されているものとは少し異なりワイドローの設定が健在です。

コンセプトのページです。フロントデザインはマツダ車共通の5角形グリルを備えたものとなっています。延長されたデザインは丸みを帯びたもので同じ時期に登場したMPVやプレマシー、ファミリアとも似ています。
ドアはタイタン同様に視認性向上のために先端が伸びたものとなり、流れるようなラインとブラックのステッカーが入ったものとなっています。
また荷台もフルモデルチェンジの際に変更され、従来よりプレスラインの少ないスッキリしたものになりました。

荷台のページです。 850㎏積みの標準ボディと900/1000㎏㎏積みのロングボディから選べます。また荷台の高さをワイドローとシングルワイドローから選べます。前者はダブルタイヤを装備しており荷室が低くより重い荷物を運べます、後者はシングルタイヤで積み下ろししやすい高さとなっています。またワイドロー5速MT車に通常のスチール荷台よりも荷物を保護することが出来る木製荷台を設定しています。

バリエーションのページです。シングルワイドローはロングボディのみの設定となります。また同じロングボディでもシングルワイドローは900㎏積み、ワイドローは1000㎏積みとなっています。

インテリアのページです。運転席にはバンのGLに設定されているランバーサポートがありません。また全車固定ヘッドレストとなります。リクライニングも出来ますがトラックなので申し訳程度といったところですね…実際に座ったことありますが、GLのシートは設計の古さの割に快適だと思います。
なおセンターコンソールが標準装備となったことで3人乗りの設定は廃止されました。このセンターコンソールはアームレスト代わりにもなるので結構便利です。

メカニズムのページです。エンジンは北米向けNCロードスターと同じ直4・1800ccのL8型ガソリンエンジンのみが設定されています。このエンジンは2010年のマイナーチェンジでそれまでの2.0LのFE-E型に代わって搭載されました。トランスミッションは4速ATがコラムシフト・5速MTがフロアシフトを採用しています。

4WD車は昔ながらのパートタイム式で電子制御なども無く4WDトランスファーを手動で入れて切り替える方式です。昔のワンボックスの4WD車は全てこの方式でしたが、電子制御フルタイム4WDへの移行が進み今ではボンゴのみとなっています。また4WDトランスファーのシフトノブ自体も1983年当時から変わっていませんが、どうやらこれ溝によく小さいものが入ってしまいがちのようですね…

グレード一覧です。DXはCD無き今廉価グレードとなり、樹脂製バンパーやビニールレザーのシートなど簡略化されているのが特徴です。GLはカラードバンパーやCDプレイヤーなど快適装備が充実したグレードです。

装備とメーカーオプションの紹介です。メーカーオプションとして先述した木製荷台と、キャブ付きシャシーがあります。キャブ付きシャシーは工場で荷台の無い状態で出荷されるもので、別の荷台メーカーの工場で改めて荷台が架装されます。またキャンピングカーのベースでもあり同じような流れでコーチビルダーによって架装されます。

ディーラーオプションと特装車の紹介です。純正の特装車はバンと比べて豊富に設定されています。ダンプは用途に応じて4種類から選べます。

主要諸元です。

裏表紙です。


ここからはオプションカタログに入ります。


ルーフキャリアは設定されていますが背面のはしごの設定はありません。この車名ロゴ入り大型フラップは中々カッコイイですね!昔のワンボックスではよくあったアイテムだと思います。


ドレスアップのパーツはメッキパーツが2点あるのみです。アルミホイールとかスポイラーもあればいいのに…って思います…


オーディオの設定はありますが1DINのスペースしか無いためナビや2DINサイズのオーディオの設定はありません。


裏表紙です。
Posted at 2019/11/10 19:17:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ マツダ | クルマ
2019年11月08日 イイね!

カタログ マツダ ボンゴバン 2010モデル


今回取り上げるのはマツダのワンボックスバン、ボンゴバンです。

このボンゴバンは1999年に登場したSK型となります。
1983年以来16年ぶりとなるフルモデルチェンジで登場しましたが、当時マツダがバブル期の失敗による業績悪化で余裕が無かったため基本的なボディは旧型と変わらず、フロント周りを安全対策で延長された新設計の物としています。この他にもドアや内装などが変更されています。

また旧型同様日産にバネットとしてOEM供給される他、この代からは三菱にもデリカとしてOEM供給されるようになりました。またオセアニア地域ではフォード向けにエコノバンとしてOEM供給される他、マツダ版には無い乗用モデルとしてスペクトロンもあります。

当初はボンゴフレンディのボディを流用してセミキャブオーバーとする話もあったようですね。タウンエース/ライトエースはモデルチェンジでセミキャブオーバーになったものの、ボンゴでは積載量などの制約が無いキャブオーバーを貫きました。その後マツダの経営は好転しましたが、残念なことに乗用車に絞る戦略を打ち出したためモデルチェンジは行われず今に至っています…

つまり1983年から基本的な設計が変わらず、36年もの間生産を続けているのです!!!!
しかも1983年と言えばギリギリ社名が東洋工業だった時代となります!!!!


まさに化石、シーラカンスという言葉がピッタリの車なのです。しかも顔ですら1999年から20年変わっていないのでデビュー当初は何とか現代風に見せていたデザインも今となっては古臭さしか無いものとなりました。
しかしライバルがセミキャブオーバーに移行したのに対しボンゴは今やこのクラスでは唯一となったキャブオーバーを貫いているため荷室の広さはダントツで1位となります。現行車でも軽トラ/バンやタウンエース/ライトエース、NV200では積めず、かと言ってハイエースやキャラバンではデカい…だから昔ながらのボンゴでないとダメという会社も結構あるみたいです。

しかしそんなボンゴも2020年をもって生産終了が決定していました…どうやらVSCが付けられず安全基準に適合しないのが理由みたいです…
中の人も結構好きな車種なので残念な話ではありますが、昭和・平成・令和を同じボディで37年間貫いたことは偉業だと思います!

今回のカタログは2010年のマイナーチェンジ以降のものとなります。最廉価グレードのCDや最上級グレードのGLスーパー、ディーゼル車が廃止されています。現在販売されているものとは少し異なりワイドローの設定が健在です。

コンセプトのページです。フロントデザインは分かりにくいものの、マツダ車共通の5角形グリルを備えたものとなっています。延長されたデザインは丸みを帯びたもので同じ時期に登場したMPVやプレマシー、ファミリアとも似ています。
ドアはタイタン同様に視認性向上のために先端が伸びたものとなり、流れるようなラインとブラックのステッカーが入ったものとなっています。

インテリアのページです。フルフラットシートはGLのみに設定されている他、運転席にはランバーサポートもあるなど快適なシートとなっています。
実際に座ったことありますが、GLのシートは設計の古さの割に快適だと思いますね。ただDXはビニールレザーなのでお察しください…
なおセンターコンソールが標準装備となったことで6人乗りの設定は廃止されました。このセンターコンソールはアームレスト代わりにもなるので結構便利です。

荷室のページです。荷台の種類としては低床とワイドローがあります。またDXとGLではリアシートの形状が異なりDXではコンパクトにたためることを重視したシートとなっています。

メカニズムのページです。エンジンは北米向けNCロードスター向けと同じ直4・1800ccのL8型ガソリンエンジンのみが設定されています。このエンジンは2010年のマイナーチェンジでそれまでの2.0LのFE-E型に代わって搭載されました。トランスミッションは4速ATがコラムシフト・5速MTがフロアシフトを採用しています。
4WD車は昔ながらのパートタイム式で電子制御なども無く4WDトランスファーを手動で入れて切り替える方式です。昔のワンボックスの4WD車は全てこの方式でしたが、電子制御フルタイム4WDへの移行が進み今ではボンゴのみとなっています。また4WDトランスファーのシフトノブ自体も1983年当時から変わっていませんが、どうやらこれ溝によく小さいものが入ってしまいがちのようですね…

荷台のページです。低床とワイドローがあり、前者はタイヤハウス(タイヤがある部分の出っ張り)がある変わりに荷室が低く、後者はタイヤハウスが無く平らな荷室を実現した一方で高くなっていっています。なおワイドローはこの後2016年のマイナーチェンジで廃止されました。またルーフも標準ルーフとハイルーフがあります。

荷台のページとグレード一覧です。4WD車は低床のみの設定となっています。DXはCD無き今廉価グレードとなり、樹脂製バンパーやビニールレザーのシートが特徴です。

グレード一覧と主要装備です。GLはカラードバンパーやフルフラットシートなど快適装備が充実したグレードです。なお荷物の輸送はもちろん送迎もOKと書いてありますがリアのヘッドレストも無い車ではちょっと…と思いますね…
実はこのグレードの紹介文、1999年にフルモデルチェンジした当時のカタログから全く変わっていません。

装備と特装車の紹介です。特装車にはここで載っているリフターバン以外にフレッシュバンもあるのですが何故か掲載されていません。

主要諸元です。

裏表紙です。


ここからはオプションカタログに入ります。

ルーフキャリアは設定されていますが背面のはしごの設定はありません。この車名ロゴ入り大型フラップは中々カッコイイですね!昔のワンボックスではよくあったアイテムだと思います。

ドレスアップのパーツはメッキパーツが2点あるのみです。アルミホイールとかエアロパーツもあればいいのに…って思います…

オーディオの設定はありますが1DINのスペースしか無いためナビや2DINサイズのオーディオの設定はありません。

裏表紙です。
Posted at 2019/11/08 11:10:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ マツダ | 日記

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