
死者(直接死) 1万5899人、行方不明者2529人。避難生活者 4万8633人(2019年12月9日現在)。
まもなく東日本大震災から9年目を迎えます。
今日このブログを訪れて頂いた事に心から感謝申し上げます。
『女川いのちの石碑』
女川いのちの石碑は、震災直後の2011年4月に女川第一中学校に入学した生徒たちの発案により、2013年11月の第1基、第2基を皮切りに、現在まで18基が建立されて来ました。
石碑に刻まれた文字
東日本大震災で、多くの人々の尊い命が失われました。地震後に起きた大津波によって、ふるさとは飲み込まれ、かけがえのないたくさんの宝物が奪われました。
「これから生まれてくる人たちに、あの悲しみ、あの苦しみを、再びあわせたくない!!」その願いで、「千年後の命を守る」ための対策案として、①非常時に助け合うため普段からの絆を強くする。②高台にまちを作り、避難路を整備する。③震災の記録を後世に残す。を合言葉に、私たちはこの石碑を建てました。
ここは、津波が到達した地点なので、絶対に移動させないでください。
もし、大きな地震が来たら、この石碑よりも上へ逃げてください。
逃げない人がいても、無理矢理にでも連れ出してください。
家に戻ろうとしている人がいれば、絶対に引き止めてください。
今、女川町は、どうなっていますか?
悲しみで涙を流す人が少しでも減り、笑顔あふれる町になっていることを祈り、そして信じています。
2014年3月 女川中卒業生一同
○女川町鷲神(コバルトライン道路脇)。建立2014年
『逢いたくて でも会えなくて 逢いたくて』
○女川町高白浜(高台移転住宅地公園内)建立2016年
『忘れない この悲しみを 苦しさを』
○女川町大石原浜(大石原集会所敷地内)建立2020年
『一秒間 大切にする 我が命』
○女川町野々浜(高台移転住宅地内)建立2016年
『暗い夜 たくさんあるさ 希望の星』
○女川町飯子浜(高台移転住宅地公園内)建立2018年
『取り戻せ 自然豊かな 女川を』
○女川町塚浜(高台移転住宅地公園内)建立2017年
『故郷を 奪わないでと 手を伸ばす』
○女川町小屋取浜(高台移転住宅地入り口)建立2017年
『将来は 小さな子供に 今を伝える』
○女川町女川浜大原469-1(女川第一中学校・現 女川中学校校舎前)建立2013年
『夢だけは 壊せなかった 大震災』
○女川町宮ヶ崎(山祇神社境内)建立2014年
『ただいまと 聞きたい声が 聞こえない』
○女川町石浜(高台移転住宅集会所前)建立2017年
『愛すべき 未来のために 我が道を』
○女川町桐ヶ崎(高台移転住宅地入り口)建立2014年
『ガンバレと ささやく町の 風の音』
竹浦にて
○女川町竹浦字月浜34番地(庭足神社境内)建立2013年
『見上げれば がれきの上に こいのぼり』
○女川町尾浦(保福寺入り口)建立2014年
『とりもどそう 笑顔あふれる 女川町』
○女川町御前浜(高台移転住宅地公園内)建立2017年
『太平洋 女川町に 牙をむく』
○女川町指ヶ浜(高台移転住宅地東側)建立2016年
『待っててね 今届けるよ おばあちゃん』
女川いのちの石碑は、震災直後に入学した生徒たちが「自分たちの成人式の日までに女川町 全ての浜に建てる(全21基)」事を目標に、今年11月22日に実現されます。
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2020/03/08 17:00:19