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イイね!
2014年02月22日

マツダ デミオ スーパーコージー 試乗 

(一部マイナスに感じたところも書いています。個人的感想ですのでご了承下さい)

 先週C4を点検に出し、代車としてデミオを貸していただきました。
 グレードは珍しい?キャンバストップ&レザーシートのスーパーコージー。
 現行の販売車ではないですが、久々に乗ったこともあり(以前試乗したことがあり(^^;、取り上げてみます。



<車内外>

 傑作だった初代を踏襲した2ボックス形の明快な外観は、気軽に接することができます。アップライトなパッケージングは、広いグラスエリアで明るく開放的な車内も手伝って、運転席に腰を下ろした瞬間からワクワクさせてくれます。死角も少なく見晴らしも良いですね。

 本革+布のシートは国産車としては硬めで、ジンワリと沈み込んだところで身体を支えてくれます。もう少しだけ腰を支えてくれると良いのになぁ、腰が疲れる感じでした。当時はフルフラット全盛で、シートバックが低いのも惜しい。

 後部座席はさらに前よりも座面が高く、膝をしっかり曲げて座ることができ、視界も良好。また天井まで余裕があり、全体として健康的な空間でした。

 荷室の使い勝手の高さはデミオの「特技」の1つ。フレキシブルボードも含めて実用性も高いと思います。

 キャンバストップで閉めていても昼間は車内が常時明るく、さらに開口した天井から空が視界に入りながらのドライブは異世界の愉しさがありますね。当時買った「デミオのすべて」を読み返すと、夏場の暑さはノーマルルーフと変わらないそうですが、キャンバス地は意外に薄く、心もとない気も。夏場に確認してみたくなりました。

<走ってみると>

 エンジンをかけると、重厚ではないですが雑身のないエンジン音にまず驚かされます。
 そしてスタート。アクセルをちょっと踏み込んだだけでスムーズにクルマが走り出します。トルクフルで扱い易く、とにかくクルマが軽快。
 そして足回りがこのクラス・キャラクタからは意外なほどしっかりしており、交差点で曲がるときにも、ステアリングを切っただけ、狙ったラインどうりに走り抜けていきます。
 またロールは殆ど感じさせず、身体がゆすられたりすることなくスッとクルマが方向を変え、回頭後はアクセルに反応してまたクルマが素直に加速していく。この駆動系と足回りのセッティングからくる一連の動きが絶妙で、何度か繰り返すうちに「スゲー!」と思わず声に出てしまいました。

 ミッションは4ATですが、隙あればやたらギアを落とそうとするC4のAL4に乗りなれた身からすると自然なギアセッティングで、シフトショックも基本的になく、トルクもしっかり出ていて素直で扱い易い!このAT、C4に換装できればいいのに(爆死)

 2代目デミオはデビューが2002年ですので、既に10年以上経過しており、内装の彼方此方のガタピシ感が目立ちますが、ボディの剛性感の方は基本的に問題なく、フォードとの共同開発のプラットフォームの本領発揮と思いました。
 思えばフィエスタに試乗したとき、デミオと共通のフィーリングが感じられて意外に思いましたが、シャシーがそれだけ完成度高いモノだった、ということかもしれません。

<ここが残念>

 ノイズはやはりどうしてもキャンバスの端から入ってきますね。それだけであれば良いのですが、ドアとボディの間(特に後席ドア)から、ロードノイズが結構入ってきました。(半ドアかと思ったほど。)
 このあたりがスーパーコージーに合わない「安っぽさ」となっていて勿体ない。改善・向上してくれたら商品力はさらに向上したかもしれません。

<今でも新車で買えます(?)>

 が、2代目デミオ、さらに静粛性・プレミアム性に力をいれたグレードがありました。しかも未だに新車で買えちゃいます!・・・というのは正確には嘘で、そう、このクルマですね↓

マツダベリーサ

 マツダ ベリーサ。先代デミオの基本コンポーネントの多くを使用したこのクルマ、発売10年が過ぎて未だに人気が衰えないのは、先代デミオの基本性能の高さを物語るのだと感じました。
 ベリーサもデビュー当時試乗したのですが、ドッシリした走行フィールと高い静粛性に、「大人のコンパクトカー」という印象がありました。
 ただデミオより後部座席のシートが異様に柔らかく、試乗だけで疲れてしまった記憶が・・・そのあたりがこの10年の間で改良されていれば、今こそお買い得!かもしれません。試乗車があるうちに再度乗ってみたくなりました。
(現行版は横滑り防止装置が装備できないんですね。。。残念)

 話しを元に戻してデミオ・スーパーコージー。当時はシリーズのなかでも最も高い価格設定でしたが、今なら程度の良い中古車を見つけて街乗り用として愛用するというのもアリかも、などと思ってしまいました。
ブログ一覧 | 試乗 | クルマ
Posted at 2014/02/22 12:36:04

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この記事へのコメント

2014年2月24日 0:17
こんばんは。

当時のマツダとして精一杯の力の入れ方が伝わってきます。

騒音侵入をはじめとして、弄り甲斐があるのかも?

でも、ベリーサはデザインの変更もほとんどないように思いますが、質感高いと思ってました。

走りはまだ知りませんが、いっぺん試してみたいですね。
コメントへの返答
2014年2月26日 22:18
こんばんは。
返信遅くなりましてスミマセン。

当時は新生マツダとして、アテンザをリリースしての第2弾がこの2代目デミオだったんですよね。なので、力が入ったFMCでしたし、今乗っても、質感の高さにホレボレ、でした。

ベリーサはオーナーさんの満足度が高いですよね。ベリーサの買い替えでまたベリーサを購入、という方もいらしたように思います。

プロフィール

「経営大混乱の最中に日産車オーナーに返り咲いた身としては(^^;、鈴木亮平氏のCMにこめたメーカーの意図は判らないでもないけれど、一般視聴者のキブンを逆なでしているようにしか思えない(^^; せめて揶揄されまくりの「やっちゃえ日産」はいい加減変えるべきではないかしら?(^^;」
何シテル?   05/11 07:12
なとりです。よろしくお願いします。 クルマの話大好きです。暇さえあれば試乗に行って研究してます。 写真はそのうちに(^^;
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