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2016年05月14日

スマート スマートフォーフォー プライム 試乗

スマートフォーフォー、久々に試乗前の予想を良い方に裏切られる経験をしました。あまり期待していなかったので予備知識ゼロで乗ったのが却って良かったようです。

スマートフォーフォー

エクステリア リア

インテリア

まもなくルノー版のトゥインゴが導入されるようなので、まずはフォーフォーを、と
試乗してみて、その出来の良さにびっくり仰天!!
今のところ、今年の試乗でのナンバーワンを更新してくれました!

■走行性能

まずはその力強いパワートレーンにビックリ、そして帰宅後カタログ見て二度ビックリ。
1LのNA、わずか馬力71ps、トルク9.3kg-m/rpm。殆ど軽自動車のターボ同等性能。
例によって日常ユースの低回転域からパワーが引き出される特性になっているのが功を奏しているんでしょうけれど、NAエンジンのたった1Lでこんなにも力強さがあるなんて。
先日試乗したダイハツブーンが同じ排気量ですが、当然ながらまったく別物。信号での停止からの常識的な加速だけで、そのモリモリと出てくる分厚いトルク感に惚れ惚れです。

RRということで鼻先ははっきり軽いですがハンドリングはあくまで重厚。しっかり感が高く、操舵が不安になることは一切ありませんでした。このあたりの味付けは旨いなぁ、と感心。カーブを曲がる、交差点で回頭するのは、RRの得意技。
狙ったラインを苦もなく走っていく心地よさがあります。
そうそう、ブレーキングも操作にリニアで不安感は基本的にありません。

ミッションはこのクラスとしては珍しくデュアルクラッチなので非常にスムーズかつダイレクトなのも良いですね。

■乗り心地

いかにもガッチリガッシリのボディが印象的で、この剛性感のカタマリのようなボディに裏打ちされた足回りは、硬めに締め上げられていながら路面の凹凸に対してしなやかによく動き、不快な振動をよく抑え込んでいます。2.4m余のホイールベースとは思えない上質な乗り心地です。

■燃費

ドライブが楽しいあまり、ガンガン回して走ってしまうのを、いかに自重して運転できるか、という方向性なので燃費は自然と悪くなりそうです。でも(あくまで印象ですが)燃費重視のスカスカなパワーの、多くの国産車と結果的に燃費(ガソリン代)は変わらないのではないでしょうか。

■積載性

外観サイズの予想に反して以外と広めですが、RRで荷室の床下収納はないので、積載性は必要最低限、という感じ。クルマのサイズに対して奥行きがあるのが救いでしょうか。

■満足している点

無茶苦茶剛性感の高いボディ、
パワフルな走行性能。剛性感のあるステアリングフィール、絶品の足回り。
サイズからは思いもよらないゆったりした前席空間。

身体をしっかり受け止めて支えてくれる、ほどよく硬めの優秀なシート。

ポップなのに幼稚でない内外装デザイン。これなら所有したい!と素直に思いました。試乗車は、イエローXホワイト でしたが、

エクステリア イエローXホワイト

一見超派手で奇抜なカラーリングながら、深みのあるメタリックで、やがて経年劣化して褪せてきても愛着をもって乗れそうな、いい色でした。その按配が実に上手いです。こんな色のクルマが自宅にあったら、毎日キブンも高揚して過ごせそう、見てるだけで生活充実感が高まりそうなのも魅力です。

■不満な点

大人ではギリギリ感のある後席の頭上空間
試乗車はサンルーフが標準装備のため、私の身長(174cm)では後席に座ると頭がつかえてしまいました。非サンルーフ車(「パッション」)で座り心地を試して見たかったです。

特殊な開口方法・仕様のボンネットですが、いかにメンテ頻度がFFより少ないとはいえ、やっぱり通常のようにヒンジで開くようにして欲しいです。
公式には「軽量化のため」とのことですが、あの短いボンネットでは、ヒンジを設けては歩行者衝突要件を満たせなかったのでしょうね。

エアバッグは5エアバッグ。惜しい。カーテンエアバッグ装備を考えて欲しいと思います。

強力な高剛性のボディの代償として、サイドシルがこのクラスのクルマとしては
太く段差も高く、慣れるまでやや乗りにくく感じるかもしれません。

■総評

総じてとても出来の良いクルマでした。運転しながら感じる「いい物」感。終始ニヤケながらの試乗でした。ああ、欲しい。
後席がもう少し室内高が高くファミリーユースに対応していれば。そしてカーテンエアバッグ装備であったなら・・・・

ところで兄弟車のルノー トゥインゴですが、

ルノー トゥインゴ

トゥインゴ リア

トゥインゴ インテリア

フォーフォーと基本的に同じと思っていたら、パワートレインが違うようですね(後席の居住性も微妙に違うらしい)。デザインも個人的にはトゥインゴの方が好みです。導入されるのが楽しみになりました。
ブログ一覧 | 試乗 | クルマ
Posted at 2016/05/14 09:15:19

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この記事へのコメント

2016年5月14日 13:47
低回転からトルクフルな1Lエンジン、
三菱の系譜らしい特性ですね。
ルノーは日本に入れるのは自前のターボモデルにするのでしようか、
最近の欧州車のサイドシルは日本車からすると寺門の敷居か?と思うぐらいごついですね。
人によっては乗りづらいと言うかも、
でも何でそんなにごついのか、あるいは日本車は何で細いのか、
日本車はボディ設計が優秀たから〜とかお花畑な発想にはならないですね。
コメントへの返答
2016年5月14日 18:22
こんにちは!

三菱のエンジニアリングは駆動系にも名残がみられたのですねぇ。不正なぞせずとも、愚直にクルマ造りにまい進していれば、独自の存在感を確保していたかも。タラレバの話しですが、なんとも惜しいです。

サイドシルの件、ハッとさせられました。最近試乗した輸入車、いずれもハッキリとサイドシルがゴツかったです。日本車を除き、これはボディ設計上の最近のトレンドなのかもしれませんね。
2016年5月14日 20:23
こんばんは。
トゥインゴはデュアルクラッチモデルがもたついているので、
この1ℓエンジン+5МТモデルを先行販売する可能性があるとか。
最初からそうすれば良かったのでは? と思います。
ではまた。
コメントへの返答
2016年5月14日 21:23
こんばんわ。

貴重な情報ありがとうございます! そうですか、ターボの方はしばらくお預け、はちょと残念ですが、2タイプのトゥインゴを試せる、と考えると楽しみも2倍です(^_^)

プロフィール

「そういや最近クルマのTVCMもめっきり減りましたね(納車された愛車は絶賛CM中ですが(^^; 平成中盤頃までは週末の夜ともなるとクルマの洒落たCMの目白押しだったなぁ(遠い目)」
何シテル?   03/15 16:23
なとりです。よろしくお願いします。 クルマの話大好きです。暇さえあれば試乗に行って研究してます。 写真はそのうちに(^^;
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