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イイね!
2020年10月25日

三菱 ekクロススペース T 試乗

今回はこちらの続き、ということで、ekクロススペースの試乗記です。
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試乗したのは6月頃だったんですが、あれよあれよという間にだいぶ時間が経過してしまいました。
このクルマ、個人的にはとても気に入った一台でした。ただ、いろいろ考えるうちに、なんだかブログへの記述が後手後手になってしまっていました。

■造り込みの高さを感じる一台
現行デイズ/ekワゴン(ekクロス)でライバルにようやく追いついた感のあるMNKV陣営でしたので、本命?のこのクルマも予想に違わず、第一印象から造り込みの高さを感じました。また、あまりメディアでは話題になってないですが、セブンエアバッグを装備しているのも個人的にはかなりポイント高いです。

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シートの出来、内装の質感は軽自動車としてはもちろん、ライバルのスーパーハイトワゴンと比べても高く、しかもekクロスで残念だった後席の座面の低さもなく、益々好印象

そして実際に試乗して印象がさらに上昇。しっかりしたボディやターボでゆとりのあるパワー・トルク感はもちろんですが、足回りのドッシリ感にびっくり
ライバルに比べて、1クラス上の(1クラス太い)ダンパーを使っているのでは、と思える、華奢な感じのない図太いガッチリ感。そして路面の凹凸のしなやかないなし方にうっとり。これは軽のレベルじゃないぞ!感がヒシヒシ。
同乗した営業氏に話したら、「スズキさんの同クラスの足回りを見たら、華奢な造りでびっくりしましたよ」とのこと。真偽はともかく、それが説得力あるフィールでした。
内外装デザイン、パワートレイン、装備、と個人的に言うことなし! スーパーハイトワゴンでは個人的にナンバー1だなぁ、と思いつつお店を後にしました。

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そうそう、以前も書きましたが、ekクロススペースのダイナミックシールド顔は、一連のフロントフェイスでは最も完成度高いと思います。ファミリー向けのファニーさはもちろんないですし、かといってキツ過ぎない、良い落としどころ・バランスと思います。一連のダイナミックシールド顔のなかでは一番柔和に見えるのはやっぱりライトが上下に幅を持たせているからでしょうか。マイルドヤンキー方向を軌道修正してフォーマルさをプラスアルファした、といっては言い過ぎかな。いずれにしても個人的にはルークスハイウェイスターより欲しいと思うデザインです。

↓ルークスハイウェイスター

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■残念なところ
・とにかく値段が高い!
そんな、好印象を持ったので帰宅後「ルークスのすべて」も購入して読み込んでみましたが、値段高過ぎ! オンライン見積もりをやってみると、Tグレードで車体価格が185万円。自動ブレーキは標準装備とはいえ、ACCやらナビやら諸経費を追加していくと235万円!
うーん、これはさすがに高い。車重の重さも気になるのですが(ライバルより100kg程度重く、1t前後)、このクルマの最大のネガは値段の高さでしょう。

スペーシアギアは自動ブレーキも(最近のMC後からとはいえ)ACCも標準装備で176万円から。となると総額では結構な差額がつきますね。広報資料のように、このクルマでアウトドアをしたい、と思っているユーザなら、「ekクロススペースの予算でスペーシアギア買えば、差額でアウトドアグッズも充実できる」と思っちゃいそうですしね(^^;
ただし、今回はユーザが直接目にしないところでコストがかかっている、と思わせる乗り味でした。それを価値としてユーザが許容できるか、が分かれ目でしょうか。

・デザインの粗密のアンバランスさ
上にも書いたように、自分はドハマりで大好きなフロントデザインですが、この顔は好みがはっきり別れる、というか多くには敬遠されてしまうように思います。

話しがかなり飛びますが、皆さん、1stガンダムのRX-78-2のデザインは好きですか?
いえ、最近のお台場の等身大モデルのように、細かいディティールが追加・アレンジされたデザインではなく、最初のTV放送/映画用に起こされた、大河原邦男氏デザイン、安彦良和氏クリンアップこれ↓
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自分は実はというか、「海のトリトン」から始まって、ライディーン、ザンボット、ダイターンもバッチリ見てた、根っからの富野由悠季(喜幸)信者なので(苦笑)、1stガンダムも本放送を初回からテレビにかじりついて見て夢中になってたクチですが(当時小学生(苦笑))、昔からこのガンダムのデザインには違和感をもってました。

何がって顔のディティールの細かさと首から下のデザインとのディティールの情報量がひどくアンバランスに感じるんですよね。ディティールの密度感がバランスが取れていないといってもいいかもしれません((「人形は顔が命」といってもね)それと同じ違和感をこのクルマには感じるのです。

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本来は全体のトータルのデザインバランスも考慮して開発されるのがプロダクトデザインだと思うのですが、このクルマ、顔ばかりがディティールの密度が高く、なのでその他の面が空疎に感じます。そういう意味ではekクロススペースのデザインは稚拙感が漂うなぁ、と。逆に言えば、そのあたり、ルークスハイウェイスターはまとまりが良いですよね。まぁルークス主導で開発された、というハンデはあるにしても。デザイン寿命はどちらが長いか、といえば、くやしいかな、ルークスハイウェイスターでしょうね。。。

■N-BOXのテールは遠く?
上記のように足回りのガッシリ感をはじめ、ドライブフィールは個人的には好印象でしたが、N-BOXの軽自動車規格より広く感じるトータルバランスには及んでいないと思いました。なので、このジャンルを欲するユーザーの購入第一条件が「広さ」とすれば、N-BOXの牙城を崩すには至っていないかなぁ、と。

自分もN-BOXの持つゆったり感に引き付けられるのですが、ただ個人的にはこのクルマにはそれでもN-BOXと違う運転する楽しさがあると思いました。スーパーハイトワゴンを購入する境遇になった場合には、お値段が許容すれば乗ってみたい一台です。ただ、そうはいってもやっぱりN-BOXも魅力的。どちらにするか、最後まで悩みそうです(^_^;

ブログ一覧 | 試乗 | クルマ
Posted at 2020/10/25 20:32:43

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何シテル?   05/11 07:12
なとりです。よろしくお願いします。 クルマの話大好きです。暇さえあれば試乗に行って研究してます。 写真はそのうちに(^^;
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